殺風景だけどベッドとかはそのまま置いてあるから、2日、3日泊まるには支障ない。
最初はなんかぎこちなかったけど、だんだん普通に喋れるようになってきた。

亜矢乃「真希と兄貴キスしてるとこ見ちゃってさー」

PCMAX

俺「うわ~、すっげー気持ちわりぃ」

亜矢乃「でしょー!?もう・・・兄貴のキス顔とか最悪だよマジ」

俺「真希も相当だろうな~・・・」

と、お互いの兄妹を貶しあっていると、真希と哲也が帰宅。

真希「あっ、居たー」

俺「お前、ノックくらいしろよ!!」

真希「私の部屋に入ってくる時もしたことなかったじゃん!何回着替えを見られたと思ってんの?」

俺「お前の着替えなんか見ても萌えないからいーだろーが!!」

真希「バカ、そういう問題じゃない!!!」

哲也「まぁまぁ・・・」

いつもの感じで4人の時間が始まる。
ただ、やっぱり哲也と真希も言ったことだし、俺と亜矢乃のことも、そろそろ話さないといけないかなーって思ったんだ。

哲也「ところでさ、賢悟は彼女作らないのか?」

ちょうど良いタイミングで哲也が話を振ってくれた。

「あー・・・そのことだけどな」

チラっと亜矢乃のほうを見ると恥ずかしそうに下を向く。

俺「俺さ、彼女できたんだよ」

哲也「おー!!やったじゃん!!どんな子?」

俺「んーとなぁ、ギターはまだまだ生っちろいけど・・・ピアノが上手くて、そいつの兄貴はベースが上手くて、みたいな」

真希と哲也が一緒のタイミングで亜矢乃を見た。

哲也「賢悟・・・趣味わる。・・・いたっ!!」

亜矢乃が哲也を思いっきりしばいた。
同じようなことを言うあたり、やっぱり兄妹なんだよな。

そんな感じで、俺たちはお互い・・・あんまり無い組み合わせかもしれないけど、友達の兄妹同士で付き合い始めた。
で、毎日メールを送りあって、割りとラブラブな毎日を送ってるんだけど。
・・・最近、ついにヤってしまいました。
亜矢乃の処女をバッチリ頂いてしまいました。

つい先月のことなんだけど、哲也が真希と亜矢乃つれて俺のアパートに遊びに来ることになったんですよ。
お泊まりで、しかも2泊・・・。
おじさんに「妹が来るので」と言って、金曜日は午前中に帰宅させてもらった。
もちろん仕事は全部やりましたよ。
甘えちゃいけませんからね。

哲也「お邪魔しまーっす・・・あ、なんか増えてるし」

俺「おぉ、サイレントドラムついに買っちゃったんだよ、好きなだけ叩いていいぞw」

哲也「いつも・・・パール(俺の部屋のドラム)叩かせてもらってるし、いいよw」

俺「あれ使ってくれてるのか、スネアとか適当に張り替えてくれていいからな」

真希「私、バイトでお金貯めてスネア変えちゃったよ?メイプルのほうがいいじゃん」

哲也「おい!!(笑)」

真希「大丈夫だって、ちゃんと良い状態で保管してあるからw」

亜矢乃「あ~、でも確かにメイプルのほうがあったかくて良いよね・・・」

なんて、また俺たちが大好きな楽器の話が始まる。
これを話し出すと3日くらいは話せるんじゃないかなw
そのあと真希と亜矢乃は近くのスーパーマーケットに買い物に行った。

亜矢乃「賢ちゃん・・・ちょっと台所借りるね」

帰ってきた亜矢乃は、台所で果物を洗ったり、牛乳とかを煮詰めたりしていたと思う。
甘い匂いが俺の部屋を包んだ。

亜矢乃「じゃじゃーん!生地だけ家で焼いてきたんだー。いい感じでしょ?」

俺・真希・哲也「おぉぉーーーっ!!!」

ケーキ屋で見るような、すっごいオシャレなフルーツタルト。
俺の部屋で仕上げをしようと生地だけ作ってきて、カスタードクリームをうちで作ったらしい。

んで夜になって、真希が「夜景が見たい!!」って駄々をこね出したので哲也が連れて行ってあげるってことになって、俺の部屋を出て行った。
やっぱ、なんて言うか、自分の妹が親友と付き合ってるっていうのは抵抗がある。
哲也もそう思ってるかもしれないけど・・・。

俺「ん~・・・亜矢乃もどっか行く?」

亜矢乃「賢ちゃんの部屋に居たい」

俺「おー、じゃあ俺は風呂に入ってくるから・・・適当にCD物色しててくれてもいいし、あっちにオベーションあるから弾いててくれてもいいぞ。コンディションは最悪だけどな」

亜矢乃が高校に入学したときにプレゼントしたGUCCIのRUSH2の匂い。
あとで聞いた話なんだけど、あれからずっとRUSH2一筋らしい。
香水を付けすぎる馬鹿とか居るけど・・・、この“さりげない感”が良い!
そういえば、こんな奴、もう1人居るな、誰だっけ・・・この寝顔にソックリな・・・。
・・・哲也か。
って思った瞬間、哲也の顔が浮かんだので考えるのをやめた。
哲也と亜矢乃は血が繋がってるんだから仕方ない、と自分を説得。

さらさらな髪の毛を掻き分けて亜矢乃をちゃんと見ると、白い首筋とか、ピアスが5つ開いた左耳、ピンクになった頬がすごく可愛い。
バスケをやってるだけあって体は引き締まっているし、胸もデカい。
顔も体も大人っぽくて、たぶん成人って言っても問題ないだろう。
真希に、「亜矢乃はモテるよ~」って聞いたことがあるが、ホントだって確信した。

ちょっと唇を触ると、ふよふよしてて、その間から出る吐息が温かくて、俺はいつの間にかキスしていた。
まだ起きないので、ちょっとだけ舌を入れてみる。
口の中を物色するみたいに舐めると、ぴちゃぴちゃといやらしい音が聞こえた。

「んっ・・・」と言い、亜矢乃が目を覚ます。

じーっと目を見ると、「やめてよ、恥ずかしい・・・」と小さい声でつぶやいた。

それが可愛くて、俺は勢いを増してキス。
抱き起こしてお姫様抱っこしながら舌を絡ませあった。
息するタイミングが合わないのでお互い苦しくなったけど、そんなこと気にせずお互いを貪るように唇を求め合ったと思う。
一旦口を離して亜矢乃を見ると・・・俺にぎゅっと抱きついて泣き出した。

亜矢乃「ごめん・・・」

俺「謝らなくていーよ。俺もいきなりごめん」

亜矢乃「ううん、違う、違うの・・・嬉しくて・・・」

愛おしさを感じて、俺は亜矢乃を抱き締め返した。
そのとき哲也からメールが入って、『もらったスペアキー持ってるから、どっかに出かけてくれてもいいよ。俺らこれから映画観るし、たぶん遅くなる』とのことだったので、俺たちも出かけることに。
もう亜矢乃も高校3年生なんだし、ちょっとアダルティーなジョークも通用するだろうと思って、「さ~て、ラブホでも行くか!」と言ってみる。
すると顔を真っ赤にして硬直したまま俺を凝視するので・・・。

俺「じょ、冗談だって・・・」

亜矢乃「な、なんだ・・・本気じゃなかったのかぁ」

俺「ん?本気だったらOKしてたってか?」

亜矢乃「ぅ、ぅん・・・」

え!!まじですか!!!
いいんですか!!!
処女頂いちゃっていいんですか!!!

勝手に脳内で興奮する俺。
でも、ここで喜んだらただのエッチ好きだと思われそうなので(実際そうだが)・・・。

俺「・・・無理しなくていいんだぞ、エッチがしたいから付き合ったわけじゃねーし」

亜矢乃「じゃあ・・・さっきのアレ(たぶんキスのこと)はなんですかー?」

俺「馬鹿、エッチのときはもっと濃厚なキスをするんだよ俺は!!」

たぶん、っていうか絶対馬鹿なのは俺だ(笑)
すると亜矢乃から俺に抱きついて思いっきりキスしてきた。
息する間もないくらい必死に舌を絡めてくる。

「んっ・・・んっ・・・」と時々出す声が俺を興奮させる。

亜矢乃「ねぇ・・・っ、私の処女・・・あげる」

そんなエロゲみたいなこと言うなよ!!
勃起しちゃうじゃんか!!!

ってツッコミを入れたいのも我慢。
平然を装って頭をくしゃくしゃと撫で、出かける準備をする。
『カラオケ行ってくる』と置き手紙を残し、俺たちは車に乗り込んだ。
ずっと左手を繋いでいたし、信号待ちのときはキスしたし、なんかカップルみたいになってきたな。
それにしても、どこで『処女あげる』なんて言葉を・・・(汗)
天然なら・・・なんかアブナイな。
漫画か?友達か??それともオジサンか???!
・・・考えるのをやめた。

そんな思いとは裏腹に、かなり緊張してきた。
恋人とか、そんなもんよりもっと大切な存在だから、とにかく傷つけないようにはしたいと思ったし・・・。
やっぱり本人曰く処女だし、いつものペースでいくのはマズいなって冷静に考えた。

「イヤ」って言われると気まずくなるし、いくら彼女とはいえ、やっぱり哲也の存在が引っ掛かる。
とりあえず(中では絶対出しちゃダメだな)と思って、コンドームを探しておいた。

薄いピンクのバスローブを着てきた亜矢乃。
いつも縦に巻いたりくくったりしている長い髪はまっすぐストレート。
首筋に張り付いた細い髪が・・・ヤラシイ。
俺の横に腰掛けて、ぴたっとひっついてきた。
テレビの電源を切り亜矢乃を見ると、かなり恥ずかしそうにしている。
ちょうど俺の位置からブラと谷間が見えて・・・俺をやらしい気分にさせる。

俺「・・・緊張、してる?」

亜矢乃「う、ぅん・・・」

あんまり引っ張るよりさっさとヤったほうがよさそうだなと思って、じっと亜矢乃の目を見て、頬に手を添えた。
濡れた横髪を掻きあげ、顔を俺の方に寄せて唇を重ねる。
さっき亜矢乃に言ってた通り、だんだんさっきより濃厚になっていって・・・。
部屋の中に聴こえるのは、2人の吐息とキスの音だけだ。

俺はそのまま亜矢乃を押し倒して、胸に手を当てた。
左胸から心臓の鼓動が伝わってくる。
バスローブの上から優しく撫でると、一瞬体をびくんとさせる。
意地悪して、少し強めに揉んでみると・・・。

亜矢乃「ぁあっ・・・んん、だめ・・・」

声を出し、俺に抱きついてくる。

俺「俺には・・・『もっとして』にしか聞こえねえなぁ」

ちょっと笑いながら言ってみる。
Sな人間なので。
・・・まぁベタベタな言葉責めとかはなし。
っていうか、そんなの処女にするのはどうかと思うし。
ノーマルに愛し合いますよ(笑)

バスローブをちょっと乱暴にとって亜矢乃の体を見る。
うむ、素晴らしいボディーラインだ。
ピンクのレース、お揃いのブラとパンティ。
激しく萌えた。
レースの感触を存分に楽しんで、ゆっくりと外すと・・・肌に近い色の綺麗な乳首。
こいつ、「座ってギター弾くとき、胸が乗っかってさ~、レスポールだとすごくフィットするw」とか言ってて、「乗っかるほどねぇだろうがー!!」って哲也と馬鹿にしてたことがあるんだけど、いや、謝ります。
デカい。
形も良い。
そりゃ乗っかるわな。
本当にすみませんでした。

俺「お前・・・どんだけ?」

亜矢乃「えっ、何が?」

俺「その・・・胸・・・」

亜矢乃「・・・E」

俺「嘘つけ!!いくらデカいからってそれは・・・」

亜矢乃「・・・ほらっ!」

顔を真っ赤にしながら、ブラのタグみたいなやつを俺に見せる。
どれどれって感じで見ると・・・『E70』の表示。
前の彼女がちっちゃかったから、なんかすげー感動。

(でも、やっぱ前の彼女と比べながらエッチって良くないよな・・・。あまり考えないようにしよう)

と、自分に誓ってみたり。
またキスをして、首筋、鎖骨、順番に下りていく。
右の乳房を揉み、左の乳房にチュッチュとキスをする。
そして少しだけ触れるように乳首を舐めると、「ぁああんっ」と高い声をあげる。
ちょっと両胸を寄せてその間に顔を埋めてみたり。

(このまま呼吸困難になって死んでもいい)って感じでしたね。

癒されました。
ってか、すべすべの肌が俺を幸せにさせた。

<続く>