年末の忘年会で距離感がグッと縮まった俺とT美。
上司の妻であるということには変わりないが、あれから何かとT美に相談を持ちかけられることが多くなった。

一人暮らしを始めると同時に付き合い始めた彼女との5年の交際が終わったのが1年前。

PCMAX
彼女がいた頃は、体調が悪いと言えば電車で2時間かけて俺のところに看病に来てくれたり、日曜日に夕飯を作りに来てくれたりと何かと面倒を見てくれていた。
その彼女との別れをきっかけに、ちょっと洒落た1LDKのマンションに住まいを移していた。

2月の半ばであろうか、大雪が降り、学生たちのために雪かきに駆り出された俺は体調を崩し、2日ほど会社を休んでいた。
寝ててもカラダが痛い、起きていても辛い、ノドが痛い、熱が39度を超えている・・・。
何度も元彼女に電話しようと受話器のボタンを押しかけた。
今さら呼べるわけがないと理解しつつも、メシも食えない、トイレにもまともに歩いて行けない、そんな状況に気が狂いそうになっていたそのとき、自宅の電話が鳴った。
受話器を取ると、声の主はT美だった。

T美「M君、大丈夫?学生時代にどんなに調子が悪くても皆勤で頑張ったM君が2日も休むなんて相当悪いのかなって思って心配してたの」

俺「すみません、声を出すのも辛いんです」

T美「うん、大丈夫、玄関の鍵開けてくれる?」

(な、な、なんですとー・・・)

その状況が理解できず、「はい?」と聞き返す。

T美「たぶん、動けなくて苦しんでいると思ったから食べられそうなもの選んで買ってきたの」

引越しした時に1度だけ荷物を運びに来てくれたことがあったT美は心配してマンションまで来てくれたのだ。
髪はボサボサ、カラダは汗臭い、部屋は散らかり放題・・・。
そんな状況の俺や部屋を見せるのは、いくら仲のいいT美といえども出来れば避けたい。
が、そんなことを言っていられないのも事実。

T美「別に部屋が散らかっていてもいいよ、片付けもするつもりだったし」

こちらの思っていることを見透かされている。
どうにかドアの鍵を開ける。
しばらくしてガチャリとドアが開いた。

「おじゃましま~す」と、あの笑顔でT美が入ってきた。

俺「できるだけ俺に近づかないでください、臭いんで・・・」

T美「あはは、大丈夫だよ。それに汗かいたままだと治るものも治らないしね」

俺「すみません・・・今さらT美さんに恥ずかしがっても仕方ないですね」

T美「そうそう、M君のためなら何でもできちゃうからさ。タオルあるかな?あとお湯沸かすね」

タンスからタオルと着替えを取り出すと洗面器にお湯を入れてきた。

T美「はい、パジャマ脱いで」

俺「い、いや、俺1人で出来るからいいっす」

T美「遠慮しないでいいから」

俺「でも、さすがに恥ずかしいから自分でやりますよ」

しかし、どうにもうまく脱げない。

T美「ほら、フラフラしているじゃない。仕方ないなぁ、今日はあたしの方が強いから無理やりでも脱がせちゃうから」

そう言うとパジャマのボタンを外していく。

T美「ちょっと腰を浮かせられる?」

俺「はい、なんとか」

T美「ズボン脱がせるね、はい、腰上げて」

ズボンに両手をかけ引っ張ったそのとき、事件が・・・。
なんと、ズボンだけでなくトランクスまで一緒に引っ張っていたようで、ムスコがT美とご対面。
当然ながらムスコは元気なくうなだれている・・・。

T美「きゃ、ご、ごめん・・・ど、どうしよう」

いつもは冷静なT美もさすがにこの状況に焦る。
俺は俺で動けず藻掻くだけ・・・。
T美は目をアソコから逸らしながらも、どうにかこの状況を打開しようと考えている様子。

T美「よし」

意を決したようにT美は俺のズボンとトランクスを脱がせた。
俺1人だけ全裸でちょっとマヌケな感じ。

T美「こんなはずじゃなかったんだけどなぁ」

蒸しタオルにして体を優しく拭いてくれるT美。
自分でも臭いと思うのに嫌な顔ひとつせず、黙々とこなしている。
なぜか体調は絶不調というのに、なぜかムスコが微妙にムズムズし始める。
胸、腕、お腹、足・・・と俺は上を向いたままT美にすべてを委ねるようにボーと天井を見ていた。

ふとT美が呟く。

「やだ、M君ったら」

その言葉にハッとしてムスコに目をやると・・・なんと天井に向かって誇張している我がムスコ。
それでもその状況を自分でどうすることもできない。
ムスコは自分の意に反して大きくなったわけで、いくら気を静めても小さくなる気配は微塵も感じられない。
日頃から3日に1度は自分で抜いていた俺だったが、先週あたりから仕事が忙しいこともあって、最後に抜いた日から1週間近く経過していた。
俺にとって1週間という期間は比較的長い間溜め込んでいたことになる。
しかも相手は自分が好意を寄せているT美。
カラダを拭いてもらうだけでも敏感に反応してしまった。

俺「ごめんなさい。なんか自分では意識していないんだけど勝手に大きくなっちゃったみたいです」

T美「あはは、でもさ、大きいままの方がキレイにしやすいよね」

俺「はは、それはそうですね」

T美「ねえ、これは浮気じゃないよね?」

俺「T美さんがそうでないと思えば違うし、浮気だと思えば浮気では?」

どこかで話したような会話。
ふと気づけば、いつの間にかムスコまで拭いてくれることになっていた。
ここまで来たら拒絶する理由は何もない。
T美のしなやかな指が、ついに俺のソレに触れた。
その瞬間、ビクンと波打つ俺のムスコ。
彼女と付き合っていたときは当たり前のようにフェラとか手コキとかしてもらっていたけど、その温もりはもう1年以上も感じていなかった。
恋人は右手とはよく言ったもので、ここ1年は自分以外が触れたことはなかった。
まさか憧れだったT美とこんな状況になるとは想像もしていなかった。
忘年会以来、お互いの距離は急速に縮まったのは確かだが、人妻であるT美とは近づける距離は必然と限られると思っていた。

それが今、T美が俺のムスコを優しく拭いている。
抜くことを考えているわけではないから機械的に拭いているだけなんだけど、それでもT美の指がムスコに触れるたびに敏感に反応してしまう。
ここでもう1つ恥ずかしいことに、仮性包茎だったこともバレてしまった。

T美「ダンナもこうなんだよねぇ」

含み笑いすると、皮をスルリと剥いてカリを露出させる。

T美「ココって汚れが溜まりやすいところなんでしょ?」

カリ首の部分にタオルを沿わせる。
日頃からできるだけカリの露出には気を遣っていた俺だが、さすがにタオルの生地は刺激が強すぎた。

「イタタタ」という声にT美は手を止める。

T美「ごめん、痛いよね、いつもは石鹸使って洗っているからなぁ」

(ってことは、ダンナのムスコを石鹸で洗ってあげているんだなぁ・・・)

などと想像していると、ダンナにも同じことをしていたと自分で打ち明けてしまったことに気づいたT美は、「ごめん、変なこと言っちゃって」と照れ笑い。

T美「石鹸あるよね?」

バスルームに向かうT美。

俺「石鹸はいいよ、そこまでしなくても」

T美「ダメだよ、病気になったら将来困るよ」

遠慮してるとかでなく、石鹸なんか使われたら間違いなく我慢できなくなってしまうのがわかっていた。
元カノとお風呂で石鹸プレイで何度もイカされた記憶が鮮明に蘇ってきた。
まさか「石鹸プレイになっちゃう」とは言えるわけもないし、逃げようにもカラダは言うことを聞かない。

「おまたせ~」と両手にボディーソープを泡立ててT美が戻ってきた。

T美「これなら痛くないよね」

泡のついた両手でムスコを包み込む。

「・・・」

なぜかお互いに無言になってしまった。
どう見ても風俗で石鹸プレイしているようにしか見えない。
が、T美はそんなことを思っている様子もなく、黙々と手を動かす。
俺は必死に、(これは決して手コキではない、洗ってもらっているだけ)と言い聞かせ、平静を装う。
が、石鹸のヌルヌルの刺激に耐えられるはずもなく、限界が近いことを悟る俺。

俺「ねぇ、家で同じように石鹸使ったときって、それだけでした?」

ちょっといじわるな質問をぶつけてみた。
ふとT美が手を休め、考え込むような顔つきになる。

T美「あっ・・・」

この状況を続けるとどうなるかということを察したようだ。

T美「ご、ごめん。あたしそこまで考えていなかった、ど、どうしよう・・・」

大きくなったムスコに手を添えたままオロオロするT美。

(なんかすごく可愛い)

俺「あっ、もう終わりでいいですよ」

ホントは終わりでいいはずもなく、すぐにでも出したい気分だったのは言うまでもない。
そして、終わりにしようにもムスコは泡まみれ・・・。
このままにしておくのも無理なわけで、再び蒸しタオルで拭き上げて終わりにしようということになった。

新しい蒸しタオルを用意してきたT美は泡を丁寧に拭き取っていく。
極力ムスコに触れないようにしているのだが、どうしてもうまく拭けないようで、タオル越しにムスコを握り締めた。
と、次の瞬間、ほんのり温かい蒸しタオルがタマタマ全体を包み込む。
そしてモミモミ。
もうムスコへのヤバイ刺激はないだろうと気を抜いていた俺は、不意打ちのタマタマモミモミの刺激についに爆発してしまった。

俺「あ、あぁ~」

とても情けない声を発し、勢いよく飛び出る精子。
溜まりに溜まったあげく泡で手コキされ、限界まで達していた俺は自分でも驚くくらい放出していた。
T美の顔から髪の毛にかけて振りかかる白い液体。
T美は何が起こったのか理解できないようでキョトンとして硬直している。
手にベッドリと絡みつく精子、顔にかかる生温かい液体・・・。
すべてを把握したようだ。

T美「ご、ごめんなさい・・・」

なぜか謝られる俺。

俺「い、いや、悪いのは俺だよ。こうなるって分かっていたからきちんと断るべきだった」

T美「ううん、あたしがもっと気を遣っていればこんなことにならなかったもん」

結果としてT美の手コキでイッてしまった俺。
ムスコをキレイにするはずが、余計に汚れてしまった。
しかも顔射のオマケ付きで・・・。
発射したのがT美の顔の近くだったことが幸いして服に飛び散ることはなかったのは不幸中の幸いか。

髪の毛にベッタリついた精子はさすがに落ちなくて、顔も手も精子まみれになってしまったT美はこのまま帰るわけにもいかず、シャワーを浴びていくことになった。
とりあえずバスタオルを俺にかけてT美はシャワーを浴びに行った。
その間、ボーとする意識の中、T美の手コキを思い出しながらシャワーが終わるのを待った。
ガチャリと浴室からT美はバスタオル1枚で出てきた。

T美「スカートにも少しM君の付いちゃっていたから軽く水で洗ったの。乾くまでちょっと時間かかりそう」

バスタオル1枚のT美の姿はこれまた刺激的。

俺「その格好は刺激強すぎるからせめてTシャツでも着てください」

俺のTシャツを貸してあげた。

T美「ありがとう、じゃあ借りるね」

後ろ向いたT美は躊躇することなくバスタオルを外した。
キレイなT美の背中。
ちょっとポッチャリした体つきのT美。
二の腕はプニプニと柔らかそう。
下着をつけずに俺のTシャツを着たT美は腰にバスタオルを巻いて立ち上がった。

俺は振り向いたT美を見てちょっとびっくりした。
着痩せするとはまさにこのことだろう。
職場の制服を着ていても私服姿を見ても、巨乳を連想することはまずなかった。
が、目の前にいるT美のおっぱいは十分巨乳と言えるものだった。
おそらくブラジャーをしていないからなのだろう。
ブラの呪縛から開放されたそれは、動くたびに上下に揺れる。
ノーブラってことは当然、目を凝らせば乳首が薄っすら見えるわけだが、残念なことに今の俺にはそんな気力はなかった。
そんな無防備な格好になったのは、今の俺の状態をよく理解しているからだろう。
間違っても理性を失い、T美に襲いかかれる状態にはない。

T美が部屋にやって来て1時間くらいだろうか。
時間は夜の7時になっていた。
この2日間はまともに食事をしていなかった俺だが、T美が来てくれたことで精神的にもかなり楽になり、急にお腹が空いてきた。
グゥ~というお腹の虫に気づいたT美は、「そうだ、色々買ってきたんだよ」と買い物袋を取り出した。
ヨーグルトやレトルトのお粥、フルーツなど病人向けの食べ物がたくさん入っていた。
このときばかりはT美のやさしさを感じて泣きそうになった。

お粥とりんごが食べたいと言うとT美はキッチンに向かっていった。
その後ろ姿を見ていると、(彼女が俺の嫁さんだったらなぁ・・・)としみじみと思った。
お世辞にも上手とは言えないりんごの皮むき。
不恰好なりんごだけど、慣れないことを俺のためにやってくれたんだなぁと、ここでも涙が出そうになった。

何とかカラダを起こしてコタツに向かう。
自分で食べられるほど体力が回復していない。
それを察したT美は隣に座って食べさせてくれた。

「あーん」とか、新婚ですか、あなたたちは・・・と思えるようなやりとりが続く。

時折触れるT美のTシャツ越しのおっぱいにドキドキしながらT美に甘えてしまう俺。
お腹が満たされた俺はウトウトしはじめ、いつしかT美に抱かれるようにして眠っていた。

どれくらいの時間が経過しただろうか。
目を開けるとT美もコックリコックリと居眠りしていた。
俺を抱いたままの体勢で寝ているT美。
その顔を見ているだけで俺は幸せだった。
カラダを動かすとT美が目を覚ました。

T美「ごめん、寝ちゃった。M君の寝顔見ていたらあたしも眠くなっちゃってさ」

相変わらずT美の言葉は俺の心をくすぐる。
時計を見ると午後9時を過ぎていた。

俺「もうそろそろ帰らないと」

T美「うん、でも大丈夫。今日は明日の準備で帰りがすごく遅くなるって言っていたから」

俺「そうなんだ、でも今日ここにいることは知っているの?」

T美「うん、話してきたよ。すごく心配してて、『様子見て来いよ』って言われたから」

俺「それならいいんだ。でも様子見だけじゃなくなっちゃったね」

T美「あはは、そうだね。M君にはサービスし過ぎちゃったかな」

俺「今度はこんなときじゃないときにお願いしちゃおうかな」

T美「こらこら、調子に乗るんじゃありません」

こんな会話をしつつ、そろそろ帰ろうかということになった。

T美「よし、そろそろ帰ろうかな」

T美に寄り添っていた俺は体を起こす。
食後の薬が効いているのか体の自由がずいぶんきくようになっていた。

「よいしょ」と立ち上がったT美は腰にバスタオル1枚ということをすっかり忘れていた様子。

立って、「ウーン」と伸びをするT美。

そのとき、腰に巻いていたバスタオルがハラリと落ちる・・・。
T美のカラダにはサイズが大きい俺のTシャツおかげて大事な部分は正面から見る限りでは隠れていた。
が、コタツから見上げるような体勢の俺にはバッチリT美の茂みの部分が見えてしまった。
下半身の涼しさを察したのだろうか、T美がその場に座り込む。

T美「M君のバカ・・・早く言ってよ」

天然ボケもここまでくると記念物だよと思いつつも、「ごめん」と俺。
T美はバスタオルを巻き直して浴室にスカートを取りに行った。
思わぬ形でT美の茂みを目撃してしまった俺。
想像していたよりもヘアは薄く、割れ目の部分もしっかり目に焼きついてしまった。

帰り支度を済ませたT美は、「このTシャツ、もらってもいい?」と聞いてきた。

断る理由もないから、「いいよ~」と返事。

T美「ありがとう。今日はなんか楽しかったよ。あっ、M君は体調最悪な状態だったね」

俺「ううん、こっちこそありがとう。明日は仕事行けると思います」

T美「あまり無理しないでね」

そう言うとT美は玄関の扉を開けた。
見送る俺に外に出掛かったT美が戻ってきて耳元で囁いた。

T美「あれってあんなに温かいんだね」

“あれ”とは当然、精子のことだろう。
普段のT美からは想像できないような言葉を残して帰っていった。
リビングに戻るとなぜか彼女が帰ったあとの寂しさのようなものがこみ上げてきた。

(さっきまでここにT美がいたんだよなぁ・・・)

その余韻に浸る。

翌日、体調が回復した俺は3日ぶりに出社した。
事務室にはいつものように笑顔で学生たちに接するT美の姿があった。
俺の姿を見るとニッコリ微笑んでくれた。

T美が仕事を辞めるまであと1ヶ月。

(この笑顔を見られるのもあとわずかなんだなぁ)

そう思うと急に切ない気持ちになってきた俺だった。

<続く>