そこからは、完全に恋人でした。
手を繋いで歩いて、玲奈の家近くのTSUTAYAでDVDを借りたり。
楽しかった。

玲奈「私たちが出会って、今でも仲良くしてるのって、やっぱり奇跡だよね」

PCMAX

俺「何回奇跡を連呼しようとよww」

玲奈「ほんとにすごいことだなーって思うから!!」

俺「まあ、俺もそう思うわ」

玲奈「だよね!!前、私が元カレと別れたときに電話くれたじゃん?あれってなんで電話してくれたの?」

俺「いや、玲奈の部屋に盗聴器を仕込んどってね。別れたてきな電話を友達としよったの聞いて電話した」

玲奈「え!?盗聴器!?ほんとに!?」

俺「うん、まあ、どう考えても嘘よね」

玲奈「もう、ほんとに信じるから止めてww」

俺「その素直さが可愛いんだなーww」

玲奈「不意打ち!?ww」

俺「ああ、ツッコミが微妙なのとなんか照れ方がわざとらしかったけんマイナス1点」

玲奈「ちょっとww何の点数ww」

俺「50点マイナスで罰ゲームとなります」

玲奈「なになに?罰ゲームって?」

俺「発情期のサルの物まねをする」

玲奈「それほんとに嫌なんだけどww」

俺「やってやってww」

玲奈「絶対ヤダwwていうか、なんで電話くれたの!?」

俺「?何が?」

玲奈「いや、何が?じゃなくて!!なんであのとき電話してくれたのって話!!ww」

俺「ああ、そのくだりまだ続いてたのね」

玲奈「くだりって言わないでww」

俺「いや、ほんとになんとなくよ。まだ彼氏おるもんと思っとったし、仕事疲れたー暇やなーあ、久しぶりに玲奈に電話しようかなとか、そんな感じww」

玲奈「ほんとに暇潰しだったんだww」

俺「そうね。残念ながら、そこに運命的なものはないよww」

玲奈「んー、でも、運命だと思うな。その日だけ暇だったわけじゃないでしょ?暇になって、私のことをふと思い出してくれたのが彼氏と別れてすぐっていうのは運命だと思う」

俺「女子は運命という言葉を多用しますからね。そんなもん、俺がモバを通して玲奈に連絡取ったのも運命やし・・・。二人とも選抜選ばれたのも運命やし、ホテルが一緒やったのも運命やし、たまたま俺が連休取れたのも運命やんww」

玲奈「うわー現実主義者。ちょっと引いたーww」

俺「うるせーしwwじゃあ、ここで問題です。トゥルットゥルッ!!」

玲奈「何か始まったww」

俺「俺たちが出会って、今も仲良くやっているのは奇跡や運命の連発です。では、一番の運命は何だったでしょーか!?」

玲奈「・・・。バンビ君が私を好きになってくれたこと!!」

俺「ブー!!!はい、マイナス48ポイント」

玲奈「あと1ポイントwwていうか全否定ww」

俺「それは運命じゃないな。必然や」

玲奈「・・・///」

俺「はい、可愛かったのでプラス1ポイント!!」

玲奈「プラス小さいww」

俺「何?降参ですか?」

玲奈「降参ですww」

俺「答えはね、今、こうやって笑い合えてること」

玲奈「ちょっとwwそんなのあり?ww」

俺「アリです。色んな奇跡や運命が重なって、こうやって笑い合えとる。これが一番の運命と言わずに何と言うんですか!!」

玲奈「そっか・・・そうだよね」

俺「そうなんです。というわけで玲奈、君に言っておきたいことがある!!」

玲奈「なんでしょうwwていうか今日二つ目の言っておきたいことww」

俺「俺はね、釣りと廃墟巡りと車が好き。はっきり言って、東京じゃそれを楽しめん!!」

玲奈「・・・」

俺「物価は高いし、人の多さはエキストラとしか思えん!!」

玲奈「エキストラではないでしょwwていうか、どんだけ東京嫌いなのww」

俺「しかーーーし!!!」

玲奈「テンション高いww」

俺「玲奈がいる」

玲奈「・・・」

俺「玲奈がおれば何もいらん!!」

玲奈「私も、バンビ君以外何もいらない」

俺「それはダメです」

玲奈「ちょっとww」

俺「そんな奇跡は必要ありません。タダであげるって言われても」

玲奈「絶対ラッドをパクッたよねww」

俺「何のことかしら?」

玲奈「めんどくさいww」

俺「めんどくさいとか女の子が言うもんじゃありません!!」

玲奈「なんかもう、いいやww」

俺「ディズニーランド行きたいわ」

玲奈「突然ですねwwいいけどww」

俺「玲奈は行ったことあると?」

玲奈「あるよー、半年くらい前かな?」

俺「あー、元カレとね。はいはい、よかったねー」

玲奈「いじけたww」

俺「いじけてないもーんだ、みのもーんた」

玲奈「しんちゃんww」

俺「今のネタが分かるとは・・・あなたなかなか通ですね」

玲奈「そこは譲りませんww」

俺「俺も譲りません!!」

玲奈「あ、やっぱいいやww」

俺「張りあえや!!」

玲奈「ちなみに、ディズニーランドは元カレと行ったんじゃないよww」

俺「あら、そうなの?」

玲奈「嬉しそうww可愛いww」

俺「可愛くねーし!!」

玲奈「怒ったww」

俺「玲奈は行きたいとこないと?」

玲奈「バンビ君が育った街に行ってみたい!!」

俺「・・・いや、それは厳しかろ」

玲奈「なんでよ!!ww」

俺「まあ、別にいいけど」

玲奈「さっきからテンション変だよww」

俺「そうね。否定はできんww」

玲奈「バンビ君の高校のハンド部見て、ラーメン食べて、明太子食べて、もつ鍋食べたい」

俺「食いもんばっかやんww」

玲奈「だって食べたいもんww」

俺「よかけどさww」

玲奈「あとね、バンビ君が釣りしてる海に行きたい!!」

俺「お、玲奈も釣りにハマるか!!」

玲奈「釣りはしなくていいww」

俺「おい!!ww」

玲奈「私、実家でも海が遠くてさーww綺麗な海を見たことないんだ」

俺「それは人生9割損しとーばい」

玲奈「9割海が占めてるの!?ww」

俺「地球の7割だかなんだかは海が占めてるからね」

ごめん。
会話が続くけど、この辺は楽しかった思い出として書かせて欲しい。

玲奈「ごめん、言ってる意味が全然分かんないww」

俺「なんか暴走しすぎたみたいww」

玲奈「他に行きたい場所は?」

俺「バハラ!!」

玲奈「バハラって何?ww秋葉原?ww気に入りすぎw」

俺「あのHDDを買わなかったことを今でも後悔してる」

玲奈「パソコンなんてどれも一緒でしょ?」

俺「はい、出ました。アナログ人間。お母さん」

玲奈「お母さんって何ww」

俺「お母さんはパソコン触れない。これ基本。タイピングどころか、ローマ字入力に変換すらできない」

玲奈「?タイピングって何?」

俺「タイピングってのはね、あれよ。他人のパソコンにウイルスを送りこむこと」

玲奈「え?そんなことしていいの?」

俺「ダメやけどね。まあ、パソコン持っとー人の半分以上はできるよ」

玲奈「へーそうなんだ。知らなかった」

俺「今度友達に教えてあげりぃ」

玲奈「・・・もしかして、嘘ついてない?」

俺「嘘とか、今まで一回もついたことないよ」

玲奈「嘘じゃん!!ww」

俺「はい、疑ったのでマイナス1ポイント。あと1ポイントで水商売に面接に来たけど追い返された発情期のサルのモノマネをやってもらいます」

玲奈「なんかオプションついてるww」

俺「いいねー、いいツッコミだよ」

玲奈「今日のバンビ君、テンション高くて好きだなー」

俺「なんかあれね、駆け引き上手な股の緩い女みたい」

玲奈「股の緩い女って言わないでww」

こんな会話をしながら、過ごした。

<続く>