皆は70歳の売春婦を見て・・・。
「スゲー」
「金払ってお婆さんとセックスする変態なんかいるのか?」
「こっちが金貰いたいくらいだよ」
「いや、金貰っても俺は無理だなー」
みたいなことを言い合っていた。
俺は「10万円くれるなら、俺はこの婆さんとセックス出来るわー」って流れで言ってしまった。
冷静に考えると10万貰っても、このヨボヨボの婆さんじゃ勃起する自信はないが、つい言っちゃったわけ。
ノリで全然思っていないこと言う時あるでしょ?
そんな感じで言ったら、「まじかよ、ぜってー嘘だろー。本当にこのババアとヤレるなら10万やるよー」って言ってきて、なぜか俺もムキになっちゃって・・・。
俺「おう上等じゃねえか!ガチで10万くれるならやってやるよ!」
松村「本当か?じゃあ嘘だったら罰金10万もらうぞ!」
俺「いいよ!でもしたら絶対10万くれよおお!」
松村「いいよ!やるよ!10万やるよおおおお!!」
今考えるとほんと馬鹿みたいなんだけど、お互いムキになってヒートアップしてしまった。
途中で「なんちゃって~」みたいな感じの流れに持っていけばよかったのに、ダメだね・・・意地になっちゃってた。
それで10万払う宣言した松村がさっそくその70歳のババアのいる風俗店に登録して予約してるの。
ここら辺で俺は(ヤバイ・・・)って、冷静になった。
でも「やっぱやめた」って言える雰囲気じゃないし。
オロオロしていると松村はニンマリとした笑みを浮かべて、「14時間に◯◯駅の◯◯ホテルに来るから、そこで待ってろよ」って勝ち誇ったように言ってくる。
でもここでオイラは思いつく。
財布に金が全然入ってないことを。
それで俺は、「今、財布に金ねーぞ!」って言うと・・・。
「そうだな。風俗代は皆でカンパするわ。一人3000円でいいかな」
小憎たらしい松村がそう言うと、友達も面白そうだと財布から財布を取り出して、俺はあっという間に15000円を手に握らされた。
そして松村は言ってくるのだ。
「ハメ撮りは無理だろうから、ボイスレコーダーでセックス中の喘ぎ声をしっかり録音しとけよ。録音しなかったら罰金10万なら、セックス出来なくても罰金10万だから」
そう言ってボイスレコーダーを手渡してくる。
勝負する前から俺は負けた気分。
でももう予約しちゃってるわけで、引くこともできずに70歳のデリへル風俗嬢が来るホテルに行くことになった。
それでホテルに着いて古希老婆のデリへル嬢を待っていたが、風俗に行くのにこんなに鬱になったことはない。
(ヤベー、どうしよう・・・。10万の罰金払うのか、どうしよう・・・)
70歳のババアとのセックスのことと10万の罰金のことで、俺はベッドに転がりながら滅茶苦茶落ち込んでいた。
それで10分後くらいかな・・・チャイムが鳴った。
玄関の扉を開けるのが恐怖でしかなかった。
俺は一応ボイスレコーダーのスイッチをONにして扉を開けた。
そしたら皺だらけの中肉中背の厚化粧をしたお婆さんが立っている。
「指名してくれてありがとね」
笑顔でそう言いながら、普通に婆ちゃんが家に遊びにきた感じで部屋に入ってくる。
化粧して無理やり若作りしてるけど、やっぱり婆ちゃんなんだよ。
70歳だとどんなに若作りしても婆ちゃんにしか見えない。
(こりゃ絶対無理だああああ!10万円さようならああああああああ!!)って絶望の気分。
古希の婆ちゃんはスローな動きながら、風呂に湯船を張ったり準備をしている。
俺はどうしたらいいかわからない。
馬鹿みたいにウロウロしていると・・・。
「さぁお風呂に入ろうかね」
って、婆ちゃんがのんびりした口調で言ってくる。
「いや・・でも・・・」
「なんだ、あんた童貞かい?私が一人前の男にしてやるよ。ほら脱いで脱いで」
と、婆ちゃんが俺の服を脱がそうとしてくる。
ちなみに俺は童貞でもないし、5人の女とセックスしたことがある。
「いや自分で脱ぎますよ」
「いいから、いいから私にまかせて」
って、婆ちゃんがズボンとパンツを強引に脱がしてくる。
そしてぽろりと出てきたのはインポみたいに勃起する気配の無いフニャチンコ。
「あら、全然勃起してないじゃないの。あんた緊張してるのかい?しょうがないね」
そう言いながら婆ちゃんが突然俺にキスしてきた。
「ちょっと、ちょっとまって・・・」
「あら、今時めずらしいウブな男の子だね~」
そう言いつつ婆ちゃんはまたキスしてくる。
口臭とかは無かったが、古希老婆とのキスはメンタルがやられる。
ますます俺のチンコは元気なくなるも、婆ちゃんに俺の腕を掴まれて風呂場に連れて行かれてしまう。
そしてデリへル婆さんはワンピースを脱ぎ下着姿になるが、まぁ見事なまでに崩れている。
シワシワの腹で、ブラジャーを取ると垂れて萎んだおっぱいに、マンコは剃ってパイパンだったが真っ黒なビラビラでグロテスク。
逃げたいけど、今逃げたら婆ちゃんを傷つけることになる。
相手はプロの風俗嬢だけど、70歳の老いたヨボヨボのお婆さんを目に前にすると酷いことができなくなる。
(もう腹をくくるしかない)
そう思い、俺は婆さんの顔を見ないように目を閉じることにしたのだ。
婆さんに体を洗われながら、チンコを触られると若干チンコが元気になるが、「ちょっと大きくなってきたかなぁ~」と言う婆さんのしわがれた声で現実に引き戻される。
結局ろくに勃起もせず風呂場を出て、ベッドに仰向けになる俺。
「私に任せてればいいからね」
そう言われて目を閉じている俺に、婆さんがベロチュウしてきて、そして全身リップしてくるんだが、婆さんの涎が俺の全身に塗られていると思うとチンコが勃起するどころかさらに縮まっていく。
「あらーあんた全然勃起しないねー。こんなに私が頑張っているのぃいい!」と、若干イライラしてくるお婆ちゃん。
そして婆ちゃんはフェラチオしてくれたんだが、正直全然上手くないし、「ほれ、しっかり立たせんかい」と婆さんはどんどん怒ってムキになっていっている。
俺だって婆さんに恥をかかせたくないから、なんとかエロいことを考えて勃起させようとしたけど無理なものは無理!
そして、意地になっている婆さんが愕然とする行動をとったのだ。
俺に馬乗りになってフニャチンを掴むと、騎乗位で挿入しようとしてくる。
「ちょっとお婆さん、本番ダメなんじゃないの?それにゴムもつけてないじゃん。ヤバイって!」
「何がヤバイっていうんだよ、立たないオチンチンのほうがヤバイでしょ!あんたは黙って寝てなさい!!」
って、婆ちゃんなんか激怒してるの。
70歳の高齢者デリへル嬢だから本番アリかもとは思っていたが、でもさすがに生ハメする覚悟はしていなかった。
正直超怖い。
70歳の高齢者風俗嬢と生ハメするって、どんな病気持ってるかもわからないし、性病になったら大変だ。
もう恐怖しかない。
「お婆さん、ちょっとゴムはつけようよ」
「なに言ってんの!こんな元気のないチンコじゃゴムだってつけられないじゃない!ほら特別だよ、私がイイっていってんだから、あんたは寝てなさい!」
って、自分のマンコに唾つけて、婆さんがガリ股になって、フニャチンを無理やり挿入されてしまった。
これがAVなら『恐怖の老婆逆レイプ』というタイトルが付けられているだろう。
婆さんはグラインドしてくるんだけど、やっぱりフニャチンのままでスポンと抜けてしまう。
「なんなのアンタ!やる気ないの!?全然ダメじゃない!」
「すみません・・・」
「すみませんじゃないよ!あんた冷やかしかい、冷やかしだろ!ほんと失礼な男だね!!!」
って、婆さんはようやく俺から離れるといそいそと洋服を着て、「もう指名しないでねええ!!!」って怒って帰ってしまった。
結局一度も勃起せずにフニャチンのまま完敗。
超惨めな俺は泣きたくなり、自暴自棄な気分になる。
俺は精神異常者のようにフラフラになって立ち上がり、洋服を着て友達の家に戻ることにした。
そしてボイスレコーダーを受け取った友達は最初は笑って聞いていたが、婆さんが怒りながら生で挿入しようとしたところで笑い声が一切なくなった。
婆さんが怒って帰ったところで松村がボイスレコーダーを止めて、「なんか・・・ごめんな・・・」って謝ってきた。
余計惨めになる俺。
俺も必死に笑顔をつくって、「いや・・俺の方こそごめん・・・」と。
松村と友情が深まった・・・ってなことはあるわけない。
ただ微妙に気まずい空気が流れて、お開きになって解散した。
その後、誰もこの話題には触れず、暗黙の了解でタブーになってしまっている。