両親は共働きで、一人で留守番することが多かったんです。
そして中学時代の夏休み、私はいつものようにピアノのレッスンに励んでいました。
レッスンが終わり、一人でピアノを弾いていたら家のチャイムが鳴りました。
私は、玄関へ行ってドアを開けました。
外にはお父さんよりちょっと年上の男の人が立っていました。
男「お家の人はいるかな」
私「いないです、夜まで帰ってこないんですけど」
そんな会話をして、男の人は帰るのかと思っていたけど・・・。
男「ピアノ弾いてたよね、俺が教えてあげようか」
そう言われて迷っていると・・・。
男「俺も小さい頃からやっててさ、さっき弾いてたのも得意なんだよ」
そう言うので、コンクールも近いし、先生は週に1度しか来てもらえなかったので教えてもらうことにしました。
私は見知らぬ男の人を家に入れて、ピアノがある部屋に案内しました。
男「この部屋暑くない」
そう言いながら男の人は服を脱ぎはじめました。
私は、「クーラー付けますよ」と言って付けようとしたけど、「クーラー嫌いだからさ」とまた脱ぎはじめました。
結局、男の人は上半身裸に、下は下着のみになっていました。
私はどうしていいかわからず、とりあえずピアノを弾こうと椅子に座りました。
男の人は私の背後に立って、抱きついてきました。
私は何がなんだかわからなくて、「どうしたの!?ピアノ教えてくれるんでしょ!!」と言って抵抗しました。
でも、男の人は離してくれなくて、「ピアノが上手になる練習するんだよ」と私のスカートに手を入れてきました。
私はずっとピアノしかしてこなかったので、性に対する知識が疎くて、なんでパンツを脱がされてるのかがわからず、ただ恥ずかしがるだけでした。
男「痛いかもしれないけど、声出したりしないで我慢してね。じゃないと、ピアノが上手くならないから」
私は男の人を信じて痛いのを我慢し、男の人が私の口に何かを入れられても言われた通りに飲みました。
不味くて吐き出したかったけど、「これを飲むとピアノが上手くなるから」と言われたので言われた通りにしました。
男の人は週一回くらいのペースで、「ピアノが上手くなるように」と来てくれていました。
それが夏休みが終わるまで続き、学校が始まってからは全く来てくれませんでした。
2学期になって少ししてから、友達が「彼氏とやった」とか言うので、「何をしたの」と詳しく聞いてると、私が夏休み中に経験したことと似てると思いました。
「最初痛くて、血が出てさ。でも、何回かやって気持ちよくなってきたんだ。なんか精子って白いんだよね。飲んでって言われて飲んだけど、美味しくないし」
私は聞いていて、知らない人に騙され、悪戯され、そして処女を奪われ、犯されていたことを知りました。
とてもショックで、一週間は学校を休み、親にピアノはやりたくないと言って処分してもらいました。
ピアノのコンクールのことで必死になりすぎて簡単に騙されてしまった私。
ピアノを見ると、今でも無知で馬鹿だった当時の私を思い出し、苦々しい思いになります。
私のトラウマです。