なんか若いっていいよなってしみじみしちゃうけど、本当に彼のことが大好きで、好きで好きでただただ見てました!
教室でも部活の時も。
目が常にヒロを探していました。
けどなかなかうまく話が出来なくて、肝心な時にしゃべれないもんですね、人って。
けど、なんとか中1の終わりに告白して、お付き合いしましょって感じになって。
しかし2年になってクラスが離れてしまい、あたしは1階、彼は3階。
おまけに校舎も違う・・・。
泣きました。
アホらしっ!と思われるんでしょうが、マジでへこみました。
すごく遠くの人になってしまった感じがして、辛くて辛くて。
毎日、手紙を書いて帰りに渡す。
この繰り返し。
帰り道が全く逆だったから一緒に帰ることも出来ず。
端から見たら付き合ってると言ってもわかんないくらいの付き合いでした。
あたしが一方的に好きで、手紙だって返事なんてなかったし、電話も出来なかったし。
お付き合い(?)をはじめて半年経った頃、あたしが勝手に盛り上がってるだけで、彼はあたしのことを好きではないのかも・・・と思いはじめました。
そして珍しく日曜日にデートすることが出来たので、思い切って聞いてみました。
「あたしのこと好き?」って・・・。
無言の返答。
もともと無口な人でしたが、何も言ってくれなくて、悲しくて涙が出てきてしまいました。
(あぁぁ・・・やっぱりあたしの1人相撲だったんだ・・・)って。
30分かそれ以上、何も言ってくれない彼の横でひたすら泣き続けて、もう泣き止まなきゃと思い顔を上げた時!
彼がそっとほっぺにキスしてくれました。
びっくりするやら状況が分からないやらでポカンとしてると、今度はちゃんとチュー!
ポテッとした彼の唇が私の唇と重なったのです。
ファーストキスでした。
感動してまた泣いてしまいましたが、あの時のキスは一生忘れません。
それからも学校では相変わらず素っ気ない態度の彼でしたが、日曜日にデートする機会がちょっとずつ増えてきて、無口で不器用なんだってことが理解できました。
今まで女の子と話してるのも珍しかったし、なんだか彼のことがだんだんと分かってきて、もっと好きになっていきました。
中2の冬休みのことは今でもはっきりと思い出せるほど鮮明に覚えています。
2人で散歩がてら海岸まで歩きました。
彼の家から海まで3キロくらいで、同じところを何度も歩いてただけなんだけど、彼と一緒にいられるだけで、とても幸せな時間でした。
その途中でかくれんぼしたり・・・。
身長が150センチしかないあたしは隠れるのが天才的で、いつも見つけられずにいたりして。
その頃、カメラにはまってたあたしは彼をよく撮っていました。
出来た写真はベッドのすぐ横に貼って、いつも「おはよ」と「おやすみ」を言っていました。
一緒に歩く時、「手を繋ごう」って言えなくて、なんとなく腕に絡みついてました。
腕を組んだ状態でいるのがとても安心でした。
そのデートの途中にある公園が思い出の場所です。
夕方になると、帰らないといけないって気持ちと、帰りたくない、もっと一緒にいたいって気持ちとで切なくなりました。
ヒロも相変わらず無口だけど、一緒にいたいって気持ちは一緒だったと思います。
冬の夕方、時間はあっという間に過ぎていく。
寒くて凍えるあたしを彼は抱き締めてくれました。
中学生の割に筋肉質で男らしい体がとても愛おしいと思いました。
冬休みが終わり、日曜日はデートをする。
そんな感じでバレンタインがやってきました。
手作りのケーキを作って、あの公園でいつものように無言だけどぴったり寄り添っていたら、急に彼がとても強く抱き締めてくれました。
酸欠になりそうなくらい激しいキスをして、なんだかいつもとちょっと違うなって思ったら。
彼の手が胸に・・・。
恥ずかしいし、どうしたらいいのか分からないけど、好きだったから嬉しいが正直な気持ち。
けど、服の上だったのがだんだん中に入ってきて・・・。
ふと、ここ公園だよって思ったけど、その日の彼は違いました。
今考えると小さくて硬めのおっぱいなのに、一生懸命にヒロが触って揉んで・・・。
だんだん気持ち良くなってきて、自然と「ぁ・・・」と声が出てしまいました。
そして手がついに下を触ろうとしてきたので、さすがに、「待って、ここ公園!」と言ったのですが無視。
軽く拒んではみたのですが、パンツの上からだったのがパンティの上まで来てしまい・・・。
その時、自分がびちょびちょなのがわかってしまいました。
さすがに(大変だ!びちょびちょなのに触ったらヒロの指が汚れる)と思い、「指が汚れるよ・・・」と言ったのですが一向に構わない様子で、とうとう大事なところを触られてしまったのです。
恥ずかしくてどうしたらいいか分からなくて、ただあたしは彼の肩に顔をうずめていました。
彼の呼吸が荒々しかったのを覚えています。
びちょびちょになってたおかげ(?)で、彼の太い指も太さを感じないようになっていて、ゆっくりとクリトリスや入り口を確認するかのように撫でられました。
あたしもクリトリスに触れられるとビクっとなってしまい、恥ずかしいやら気持ちいいやらで訳がわからなくなってきました。
そして、とうとう彼の指が何回か入り口をクルクルしたと思ったら、ぷにっと入ってきてしまったのです。
その時の感想は・・・。
(熱い・・・そして痛い!)
ヌルヌルになっているのに彼の指が太すぎるのか、先っちょだけでもういっぱいいっぱいでした。
声にならない声が出て、気持ちいいのか痛いのかよくわからなくて、するとずぶずぶっと彼の指が奥まで入ってきたのです。
もうどうしたらいいのか分からなくて彼に身を任せっぱなしの状態でした。
声が出そうな分、いっぱいキスをして彼がだんだんスピードを上げて突いてくるので、「んっ・・・もうだめ・・・」とつぶやいたら、彼がはっと我に返ったみたいになって指を抜いてくれました。
その後、何度もキスして抱き締めてくれました。
ビショビショだったので、家路の自転車は立ち漕ぎで帰りました。
なんか違和感もあったし・・・。
ここまでしといて野外セックスしてないじゃんと思われた方、ごめんなさい。
この日はBまででした。
でも、実は指で処女膜が破れたらしくて、帰ってパンツ脱ぐとかなりの血が、太ももやらパンティについていました。
彼も暗がりで分からなかったけど家に帰ってびっくり!
彼の指も血まみれだったのです。
もちろん生理じゃないですよ!
でも、処女喪失でもないのかな?
けど、自転車を漕ぐときにサドルが痛く思えた訳はこれでした・・・。
25年生きてきて、純粋に誰かを愛したのはヒロだけでした。
疑うこともなく真っ直ぐに、心の底から愛していました。
切ないけど、今でもいい思い出です。
初めての人(その後、ヒロと初体験しました)が、彼で良かったと思います。