彼女は身長160cm前後、スレンダーな体つき、髪は肩までのセミロングで、メガネを掛けていた。
まさに清純派という感じで、俺のストライクゾーンど真ん中だった。
話してみると、とっても明るく、裏表の無い性格のようです。
俺はすっかり彼女の虜になってしまい、すぐにPHSの番号を交換(当時はまだ携帯のメールなんて無かった)して友達になった。
しかし俺の東京での研修は残り3日となっており・・・。
このまま別れてしまっては絶対に進展しないと思ったので、翌日電話でデートの約束を取りつけた。
東京で出会ったんだけど、彼女の家は横浜だったので、みなとみらいのコスモワールドってとこに行った。
って言うか連れてってもらったんだけど。
ちょうど研修の真ん中の休みの日だったので、昼から会うことが出来た。
普通の人並に女性と付き合ったこともあったけど、出会って2回目に会う彼女と手を繋ぐなんて当時の俺には出来るはずもなく・・・。
ただ話をしながらゲーセン行ったりお茶したりと、楽しい時間を過ごした。
そこで目に入ったのがジェットコースター。
(と言うか急流すべりかな?今もあるのかな)
乗っているのはカップルか親子連ればっかり。
みんな前後にピッタリくっついて乗っている。
誘ってみるとあっさりOK。
彼女が前で、俺が後ろから覆い被さる感じで乗り込んだ。
風が吹いて揺れる彼女の髪、ヤバイくらいいい香り。
クラクラする。
変にくっつき過ぎて、「これが狙いだったのね」とか思われるのもイヤなので、極力くっつかないようにしていたけど、急流をすべり落ちるとそんなこと出来っこない。
彼女の背中と俺の胸が完全にくっつく形ですべり切った。
「気持ちいーねー!」と笑顔で振り返るM。
俺、頑張ってチンコに命令してたんだけど、やっぱ無理だった。
大きくなってた。
絶対気付かれていたと思う。
恥ずかしくて、その時は「そだね」って言うのが精一杯。
恥ずかしかったので早く離れたかった。
でもそれがきっかけで、それからは手を繋いで歩くことが出来るようになった。
その後、中華街をウロウロしたりして、だんだん日も暮れてきて研修用宿舎の門限が近づいてきた。
「そろそろ帰ろっか」
そう言って駅へ向かい出す彼女。
無類のキス好きの俺は、なんとかキスだけでもしたかった。
薄暗い道を歩いていると、彼女が「こっちが近道だよ」ってどこかの会社みたいな連絡用通路みたいなところに入った。
(ここを逃せばもうチャンスは無い)
そう判断した俺は、「もう少しだけ話がしたい」と言って、通路脇のベンチに座った。
少しの沈黙があった後、俺は彼女の前にかがみ、両肩に手を置いた。
彼女は嫌がる素振りはしない。
そして自然にキスをした。
最初は軽い唇と唇の触れ合いだったが、俺からそっと舌を入れてみた。
すると彼女はそれに対しても応じてくれた。
どのくらいの時間そうしていたのかな。
唇を離してMの顔を見ると、顔はほんのりと赤く上気しており、目はうっとりと細めていた。
俺は彼女がたまらなく愛しくなり、思いっきり抱き締めた。
「よかったよ」と言うと、Mは「うー、そういうことゆーなー」とジタバタ。
(た、たまらん・・・)
思い切ってその場で告白することにした。
「好きだ。遠距離になっちゃうけど、付き合って欲しい」
すると、「うーん・・・◯◯が本気かどうか分からないから、もう少し仲良くなってから」って言われた。
たしかに2回会っただけで、付き合うには距離が遠すぎた。
お互い向こうで何をやってるか分からないし、不安になるよね。
「分かった。Mが信じてくれるまで俺、横浜に会いに来るよ」
そう言って、その日は別れた。
俺自身も正直不安だった。
転勤したてで新しい環境、俺自身の気持ちが変わってしまわないか。
しかし実際はそんな心配は全く不要だった。
毎日毎日PCのメールでのやりとり。
仕事で午前様になっても必ずメールチェックは欠かさない。
逆にメールによって元気をもらっていた。
また俺も返信を欠かさなかった。
会いたくて会いたくて仕方がなかった。
そうして2週間が経過した時、日曜日の休みを利用して俺は横浜に会いに行った。
新横浜駅まで迎えに来てくれていた彼女を見て、俺はクラクラしてしまった。
白いワンピースを着て立っている彼女。
(こんなに可愛かったっけ・・・)
日帰りでの小旅行だったので、その日はエッチなことは何もしなかった。
彼女の笑顔を見ているだけで十分だった。
そんなことを2ヶ月ほど続けていたある日、いつものように横浜で会っている時、彼女が突然仰天発言を!
M「あたし休み取って岡山に遊びに行こうかな」
俺「!!!」
言葉にならない。
M「?」
俺「うん!!おいでおいで!!色々案内するよ!後楽園とか美観地区とか!」
M「ふふっ、じゃあ行っちゃおうかな~。でもどこかあたしが泊まる所、探しといてね」
俺「うちに泊まればいいじゃん。何もしないから!」
M「え~、それはダメだよ~」
俺「いいじゃん」
M「ダメ~」
結局Mは納得してくれず、Mの泊まるホテルを予約することで岡山へ招待することが決まった。
でもそれは1ヶ月後って約束だった。
俺は決意したよ。
Mが岡山に遊びに来る前に一度俺が横浜に行って、もう一度告白しよう!って。
そしてさらに2週間後、再度俺が横浜に遊びに行っていつものようにデート。
帰りの新幹線の時間が近づいてきた時、俺は駅前のデパートの屋上にMを連れて行った。
まわりには二組ほどカップルがいる。
ベンチに腰掛け、一呼吸置いてから・・・。
「俺の気持ち、信じてもらえたかな?あの時の答え、聞かせてほしいんだ」
すると彼女は恥ずかしそうに・・・。
「あたしでいいの?」
「お前じゃなきゃイヤだ」
そう言った瞬間、Mは恥ずかしそうに・・・。
「もう・・・今日言ってくれなかったら、あたしから言おうと思ってたんだよ」
その言葉を聞いて俺は後悔してしまった。
(くっそー!Mからの告白聞きたかったー!)
ということで、めでたく付き合うことになった俺とM。
こうなるとMが岡山に来た時、Mのために別にホテルを取るのは不自然だ。
「今度岡山に来る時は俺んちに泊まりなよ?」
「うん・・・」
めでたく俺んちにお泊まりすることが決定したのでした。
待ちに待ったMの岡山訪問の日、俺は岡山駅まで迎えに行き、無事合流。
今回はジーパンで来たけれどもやっぱりカワエエ(*´Д`)
約束していた美観地区とかを見て回って、夕方うちに到着。
狭くて汚いお風呂に交互に入って、ビールで乾杯。
正式に付き合っているんだから遠慮は要らない。
ぴっとりくっついてテレビを見ながらゴロゴロ・・・。
しばらくして眠くなってきたので一緒にひとつの布団へ・・・。
ごめんなさい、眠くなったなんてウソです。
夕方家に来た時からエッチなことばっか考えてました。
布団に入ると自然な感じでキス。
付き合うことが決まるまでほとんどしていなかったので久しぶり~。
Mもキスが大好きみたいですんごい上手。
俺もキスには自信があったんだけど、二人のキスの相性は最高なのか10分くらいしてたかな。
んで、いよいよ体を堪能させていただきます。
いきなり生肌に触れるのは勿体ないので、パジャマの上から胸をソフトタッチ。
スレンダーな割にはそこそこなボリューム。
正直期待してなかっただけに嬉しい。
首には触れずに焦らし作戦。
彼女の体がクネクネ動く。
「くんっ・・・」
彼女の切ない声が漏れてくる。
感度は良さそう。
乳首には触れないまま、上のパジャマの下、つまりおへソの部分から手を潜り込ませる。
「はんっ!」
一層仰け反る彼女。
そのまま背中に手を回し、指先で優しく撫でてみた。
彼女の息遣いが更に荒くなり、時々「あん・・・やん・・・」とまた声を漏らす。
「くすぐったいの?」
聞いてみると彼女は首を横に振り、「んーん、気持ちいいよ」と言ってくれてキスをねだってくる。
再度キスを交わしながら今度は手を前の方に・・・。
スベスベの肌が気持ちいい。
乳首の廻りを円を描くように優しくさすり、ついに俺の指先に乳首の感触が。
その瞬間・・・。
ビクッッッッ!!!
俺の方が驚いてしまうくらい反応してくれる。
指先で乳首を摘み、転がしている間もずっとビクビク反応し、同時に「うんっ・・・はんっ!」と喘ぐ彼女。
こんなに感度の良いコは初めてだった。
(こんなに感度が良いなら、乳首を舐めたらどれだけ反応してくれるんだろう・・・ワクワク)
そう思った瞬間、彼女がこっちを切なそうな目で見て・・・。
「◯◯、好きだよ・・・」
それを聞いて、俺の頭のネジが飛んでしまった。
<続く>