モロに白パン。
何でわかるかって言うと、掃除当番のときに雑巾がけをするんだが、そのときに丸見え。
眩しいばかりの純白!
俺は出席番号の関係で、彼女と常に一緒の当番だったが、唖然としてたよ。
それだけじゃなく、彼女は事あるごとに俺に話しかけてくる。
当時、女の子と話すなんてろくに出来なかった俺にだ。
最初は、「シャーペン貸して」程度のもんだったが、徐々に過激になっていく。
「なあ、セックスって何か知ってる?」
なんて露骨に聞いてきたりもした。
当時の俺に答えられるわけないから黙ってると・・・。
「知らんの?女の子のワレメに男の子のおちんちん入れるねんでー」ときた。
俺、しばし呆然。
しかし、彼女との思い出は、それだけでは終わらない。
あの出来事は、あまりにも突然に訪れた・・・。
その日、授業が終わり、俺はいつものように帰宅しようとした。
そのとき彼女が駆け寄り、俺に話しかけてきた。
「今日、うちの家で遊ばへん?」
それだけ言って、彼女は足早に去って行った。
当時、女の子と遊んだことなんて皆無の俺。
戸惑いながらも、俺は彼女の家へ自転車を走らせた。
家の中に入ると、彼女の他に、彼女と仲がいい同じクラスのMちゃんもいた。
(俺はMちゃんとはほとんど話したことはない)
彼女は俺が家に入るや否や、俺の腕を掴んで2階に行きだした。
家には親はいないようだった。
彼女は俺を2階の自分の部屋に座らせると、おもむろにこう言い出した。
「なあ、痴漢ごっこせえへん?」
「は?」
俺はしばし固まっていた。
Mちゃんは大人しい子で、横でじっと黙ってるだけ。
彼女の部屋には、おそらく祖父と思われる遺影が飾ってあった。
俺は急に怖くなり、逃げ出そうとした。
しかし彼女は強かった。
「アカン!」
俺は強引に連れ戻された・・・。
しかし何をしていいか分からず、まごまごしてる俺。
するといきなり彼女はテレビを点けて、NHKの体操番組を見始めた。
そしてスカートのまま体操をし始めた。
ちらちらとスカートの中から見えるのは、なぜかブルマ。
「なあ、スカートの中、見たい?じゃあブルマ脱いだるわ」
勝手にブルマを脱ぎだす彼女。
そしてまた体操をする。
女性が着ているものを『脱ぐ』という行為を初めて目の当たりにし、徐々に興奮する俺。
スカートからは、やはり純白のパンティが・・・。
心拍数は高まるが、しかし俺は何も出来ず、ただ黙って見ているだけ。
そのうち、何もしてこない俺に業を煮やしたのか彼女が言った。
「なあ、もっと見たいんやろ?じゃあパンツも脱ぐわ~」
さすがにMちゃんも、「アカン、そんなんアカン」と言う。
しかし彼女はそんな言葉は意に介さず、パンティをするすると下ろしていく。
そして、スカートをたくし上げたかと思うと、俺の前にゴロンと寝転んだ・・・。
俺の眼前に広がる、生まれて初めて見る女の花園。
俺の目は釘付けになった。
Mちゃんは「見たらアカン」と言うが、見ずにはいられなかった。
顔を両手で隠すMちゃん。
彼女は平然としている。
当然小5なので毛も生えておらず、つるつるだ。
ゴクリと唾を飲み込む俺。
遺影の中の祖父が、その光景を見つめていた・・・。
俺が興奮しているのが見てとれたのか、彼女は起き上がり、パンティを穿く。
そしてにっこり笑って・・・。
「な、キスしようや」
俺は頷く。
「じゃあ10秒な~」
そう言って彼女は俺に近寄り、おもむろに唇を合わせる。
もちろん、俺にとってのファーストキスである。
彼女の唇から温かみが伝わってくるのがわかる。
かすかな吐息を感じる。
10秒経って唇を離す。
しかし、またすぐに、「次はソファに座ってやろ~。今度は15秒な」と言い出す。
ここまで来たら、もう逃げ出そうとは思わない。
20秒、30秒と、長い時間、俺と彼女はキスを交わした。
Mちゃんは相変わらず顔を両手で覆っていたが、その指の間から、しっかりとこちらを見ているのがわかった・・・。
最初はおどおどしてた俺も次第に余裕が出てきて、彼女の腰に手を回したり、自分から唇を押し付けたりしていた。
しかし彼女は俺より一枚も二枚も上手だった。
キスしている途中、いきなりニュルッとした感触が俺を襲う。
それは彼女の舌だった。
(?!?!?!)
俺は動転した。
彼女のしている行為の意味が、当時の俺には理解できなかった。
しかし、本能的に感じる不思議な心地よさ。
気が付くと俺も彼女の口の中に舌を差し入れていた。
それを見ていたMちゃんが驚く。
「イヤ~、ベロ入れてるー!」
そのMちゃんの反応を見て、初めて俺は、この行為が普通のキスよりもいやらしい行為であることを知った。
(ちなみに今では、俺はディープキスなしでは満足できないほどのベロンチョキス大好き人間だが、このときの経験が影響したかどうかは定かではない)
俺と彼女の舌入れキスを見ていたMちゃんの顔がだんだんと紅潮し始めていた・・・。
俺とのキスを存分に楽しんだ彼女は、横で見ているだけのMちゃんにニヤッとした笑みを浮かべながら言った。
「なぁ、Mちゃんもキスしぃや~」
・・・部屋にしばらく沈黙が流れる。
彼女は悪戯っぽい笑みを浮かべている。
彼女の無言の圧力に観念したのか、Mちゃんは黙って頷いた。
Mちゃんとのキス。
彼女とは唇の感触が違うのがわかった。
息遣いが荒い。
歯を立てて舌の侵入を防いでいる。
やはりMちゃんは、まだ抵抗があったんだろう。
しかし唇はしっかり密着している。
その光景を彼女は笑みを浮かべて見つめていた・・・。
彼女の要求はさらにエスカレートしていく。
Mちゃんの肩をグイッと抱き寄せ、なんとレズキスまでし始めた。
Mちゃんも、もはや抵抗する素振りはない。
唇を重ねながら俺のほうを見る彼女。
まるで、『どう?興奮するやろ?』とでも言いたげなその視線。
もはや俺とMちゃんは彼女に支配されていた。
彼女はブラウスのボタンを外し、寝転んで俺に言った。
「触って」
俺は頷き、彼女のブラウスをおもむろに肌蹴た。
ブラはつけておらず、サクランボのような乳首が二つ、俺の目に飛び込んできた。
胸は膨らんでおらず、ペッタンコだった。
俺はその平坦な胸を本能的にぎゅっ、ぎゅっと揉んでいた。
今度は自分のまたぐらを指差し、「ここにカンチョーして」と言ってきた。
カンチョーならクラスの男同士でしょっちゅうしていたが、それを要求されたのはもちろん初めてだ。
「お尻やなくて、ここにやって」
言われた通り、俺はパンティーの上から、彼女の股に指を突き刺す。
遠慮がちな俺に彼女は、「もっと、もっと強くやってもええで」と言う。
俺は力を込めて、グリグリと指を何度も何度も押し付ける。
彼女はとろんとした顔で、「はぁ~、気持ちええわぁ」とため息混じりにこぼす。
俺は、なぜこんな行為で気持ちよくなるのかが理解できなかった。
Mちゃんは、もはや顔も隠さず、じっと俺と彼女を見つめていた・・・。
ひとしきり“痴漢ごっこ”を楽しんだ彼女は、トイレに行くと言って席を外した後、戻ってきたと思いきや俺の頬にキスをした。
「ありがとうな」
最後に彼女はそう言って、そして別れた。
家に帰って鏡を見ると、頬には口紅でキスマークが付いていた。
次の日、何事もなかったように学校に行くと、彼女は来ていない。
1時間目、先生がやって来て児童全員に言った。
「加納が、今日付けで転校しました」
どうやらクラスの誰も知らなかったらしく、教室がざわついた。
彼女の希望で、一切誰にも転校することを明かさなかったらしい。
隣の女の子が泣き出す中、俺は昨日のキスマークの意味を考えていた・・・。
あの思い出の日から2週間くらい経ったある日。
その日も学校が終わり、俺は掃除当番だった。
ゴミを焼却炉に捨て終わり、さあ帰ろうと思ったそのとき。
廊下で女子に呼び止められた。
Mちゃんだった。
他の児童はみんなすでに帰っており、教室にも廊下にも誰もいない。
なんだろうと思っていると、Mちゃんは恥ずかしそうな顔で言った。
「うちのココ、触って欲しいねん」
そう言ってMちゃんは自分の股間を手で押さえた。
「み、見たらアカンで。触るだけやからな」
Mちゃんは俺の右手を取り、スカートの中へ導いた。
なぜ俺にそんなことを頼むのか理解できなかったが、俺はその言葉に従い、パンティの中へ指を潜らせた。
なんとも言えない感触。
と言うか、感触があるのかどうかもわからない。
触っているのか、触っていないのかもわからない不思議な状態だった。
Mちゃんの顔が紅くなり、息遣いもどんどん荒くなっていく。
その顔を見て、俺の指に力が入る。
(こんなところを誰かに見られたら?)という気持ちはすでにない。
右手をパンティの中にさらにグイッと押し込む。
指をがむしゃらに動かす。
Mちゃんは俺の服をぎゅっと握り、何かを堪えているような表情をしている。
校庭では、野球部の声と金属バットの乾いた音が響き渡っていた・・・。
時間にして5~6分といったところだろうか。
Mちゃんは、「もうええよ。ありがとう」とだけ言って、走って帰っていった。
その後、Mちゃんとは小学校卒業まで話す機会はなく、中学校進学と共に、Mちゃんの姿は消えていた・・・。
俺は彼女とMちゃんとの思い出を自分の心の中だけに仕舞い込んで十代の日々を過ごした。