人通りもあったので、ちょっとだけ中を覗くと万札が束になって見え、カードなども沢山入っていた。
あまり触るとヤバイと思い、すぐに駅前の交番に届けました。
お巡りさんには、拾った時間や場所など色々と細かく聞かれたが、無事に手続きを済ませました。
翌日、日曜日の午後4時頃、アパートの部屋でテレビを見ていると携帯が鳴ったので見ると、知らない番号が・・・。
(誰からだろう?)
不思議に思いつつ電話に出ると、女性の声がします。
財布の落とし主からの電話でした。
「拾って頂いたお礼をしたい、駅前の◯◯喫茶店でお待ちしていますので是非来て頂きたい」と、とても丁寧な言葉でした。
とりあえず言われた喫茶店に駆けつけると、奥の方に座っていた女性が立ち上がってお辞儀をしたので、そばに行きました。
お互いに自己紹介の挨拶を交わしました。
女性は『吉川』と名乗りました。
吉川さんはとても綺麗な人だったので、そばに座っているだけでもドキドキでした。
化粧品のいい匂いがしてきます。
年齢は40歳くらいで、どこかの奥様のように見えました。
よく分からないですが着ている洋服も高価そうでした。
「もし、よろしければ、これからどこかでお夕食をご馳走したいのでお時間はありますか?」と、聞いてきた。
俺は特に用事もなかったので、曖昧に頷いた。
その時の俺はちょっとフランクな服装だったので、「こんな格好でも大丈夫ですか?」と聞いたところ、「全然大丈夫だから、すぐに行きましょう」と急かされたので、後ろについて店を出ました。
駅前でタクシーを拾って乗り込むと、ある高級なホテル名を運転手に告げられたのでびっくりしましたが、もう成り行きに任せようと心を決めました。
ホテルの最上階にある、フランス料理の店内で一番眺めのいい椅子席に向かい合って座りました。
自分でもこの場にそぐわないカップルだと思いましたが、このときは、店の人がどう思うかなんて考えないことにしました。
前に座った吉川さんは、とても気さくな方で、こちらの気持ちをほぐすように色々と話しかけてくれます。
お蔭で気が楽になりリラックスできるようになりました。
「ご存知でしょうけど、財布には現金以外に大事なカード類が入っていたので、実際に確認するまではとても心配でした。そのまま全部戻ってきたのでとても感謝しています。拾われた方が、あなたのような親切なお方で本当によかったわ」
彼女は丁寧にお礼を言い、深々と頭を下げてきます。
「失礼だけど、あなたおいくつかしら?」
「19です」
そう答えると、「お若いのね」と納得したような顔。
そして、高級そうな黒革のハンドバッグから、白い角封筒を出すと、「些少で失礼だけど、お礼の気持ちとして遠慮なく受け取ってくださいね」と差し出します。
その時、俺はちょっと遠慮しましたが、今更断るのもどうかと思い貰うことにしました。
後で分かったのですが、封筒には新品の1万円札が10枚も入っていました。
そういえば、交番で確認した時、100万円の束が2つもあったのでお巡りさんもびっくりしたようでした。
お巡りさんが、「お礼は決まりでは、5%から20%の範囲だから」と言っていたのを思い出しました。
豪華なフルコースの食事を堪能し、高価なブランデーで体中がほんわかしていい気持ちになっていました。
食事が終わると、「ちょっと付き合ってね・・・」と耳元で囁く声が心地よく響きます。
彼女の後について、エレベーターを降り、ふわふわの絨毯の廊下を進みます。
朱色のドアを開けると、背中に手を当てて部屋の中に押し込まれました。
見るとキングサイズのベッドが真ん中にあり、とても豪華な部屋です。
「さあ、お風呂に入って」と彼女が促します。
俺は言われた通り先に風呂に入っていると、すぐ続いて彼女が・・・。
見るともなしに見ると、タオルで前を隠していますが全裸です。
とても綺麗な肌がつやつやと輝いています。
シャワーの前に立っていると、彼女がシャワーヘッドを向けてきます。
俺の正面に回り込むとボディーシャンプーを体中に塗り立て、お互いに向き合い密着しながらシャワーに当たります。
彼女の豊満なオッパイが微妙に俺の胸からお腹の辺りに動いて当たります。
柔らかくて弾力のある肌と泡立ったシャンプーがとても気持ちが良いのです。
もうこれ以上は固くならないほどに勃起したチンポは、彼女のヌルヌルした手に握られて前後に扱かれます。
俺の前に膝立ちすると、亀頭の先っぽを舌先で舐め回し、すっぽりと口に含み喉の奥まで出し入れします。
もちろん、こんなことをされるのは初めての経験です。
白状しますが、まだ女性経験はありません(ちょっと恥ずかしいですが)。
俺はもうとても我慢できそうになかったので、腰を引くようにしながら、「もう出そうです」と言うと、「出してもいいのよ」と言います。
そのまま口の中に思いっきり射精しました。
「沢山出たわね」と言いながら手の中に出しました。
もう一度二人でシャワーを浴びて、ベッドに向かいました。
「あなた、とてもいいものお持ちだわ。今度は私を満足させてね」と言います。
俺は、「あまり女性の経験がないので教えてくださいと」と正直に言いました。
「そうなの?分かったわ・・・、あなたって可愛いのね」
そして、ベッドに仰向けになり、誘ってきます。
彼女の指示に従って、両足の間に入って足を肩まで持ち上げると薄い陰毛の中に割れ目が見えます。
割れ目から透明なつゆのようなものが出ているのが分かりました。
舌の先で指示されたクリトリスを揺するようにしながら、指2本を穴の中に差し入れると、「いいわ、上手よ、もっと優しく擦って・・・」と、くぐもった声。
クリトリスを弄いながら、指を奥まで抜き挿しすると身を捩ります。
自分でも色々試しながら動かしたり、擦ってあげます。
「もういいから、上に来て・・・」
体を彼女のお腹の上に乗せて、二つの乳房を手で揉みながら口に含んで吸います。
気持ちが良いのか、しきりに「いい、いい」と言います。
「ありがとう、もう、入れて頂戴」
俺はギンギンに勃起した陰茎を持って、割れ目の辺りを上下しながら探します。
「ああ・・・もっと下・・・。そこ、そこ、ああ・・・いいわよ」
亀頭がぬるっとした箇所を探し当てたので、ぐっと腰を落とすと穴の中に奥の方までするっと入り込むのが分かった。
「ああぁ・・・」と、切なそうな声。
膣がチンポを締めてきます。
入れているだけでとても気持ちが良くて痺れるようです。
俺は腰を使って懸命に出し入れしました。
先ほど風呂場で一回出したので、長持ちしてよかったと思いました。
体中が汗でびっしょり濡れているのが分かります。
何回も何回も出し入れするうち、もうすぐに出そうになるのが分かりました。
我慢できませんでした。
体の中から痺れるような強烈な刺激が襲ってきました。
「あっ、出そうです」
「そのまま、出してもいいわよ」
ドクドクと射精です。
天にも昇る心地よさで、最後の一突きをしました。
「ああ、久しぶりに良かったわ、ありがとう」
俺はもう初めてのセックスで感激でした。
そのあと、2時間ばかり過ごしましたが、すぐに回復して何回もやりました。
ホテルを出た後、アパートの近くまでタクシーで送ってもらいました。
吉川さんから、「今日のことは二人だけの秘密にしましょうね」と言われ、そのまま別れました。
その後、残念ですが彼女からは何も連絡はありません。
とてもいい思いをしました。