高校の頃、本気で好きになった先生がいた。
若い女の先生で、美人でスタイルが良く、その上優しくて、男女を問わず人気があった。
うちのクラスでも当然人気があったけど、仲の良い友人は俺に遠慮してか、あの先生がどうのとは言わなかった。

PCMAX
というのも、その先生は俺の初恋の人だったのだ。

あれは小学校4年生の頃、住んでいた市が主宰する小学生対象のサマーキャンプに参加したときのことだった。
ボランティアの人が先生役として色々と教えてくれるのだが、俺は自分のグループの担当になった高校生に一目惚れをしてしまった。
すらりと背が高くてスタイルが良くて、ノーメイクだけどめちゃくちゃ可愛かった。
彼女は『もも』という名札をつけていたため、みんなから「もも姉」と呼ばれ、人気があった。
そのサマーキャンプは毎年恒例で、参加者が後々ボランティアとして戻ってくるというのが通例だったため、もも姉も、ベテランボランティアの誰それは怖いけど弱点が・・・とかキャンプに関係ないことも教えてくれたり、ホームシックで泣き出した子を上手にあやしてくれた。
その次の年も、もも姉目当てで参加したが、もも姉は居なくて、代わりに暑苦しい大学生が俺のグループの担当になった。

もも姉と再会したのは俺が高校2年生のとき、彼女は新任の教師だった。
彼女は俺の7つ上で23歳だった。

彼女は俺のクラスの授業を受け持つことになったが、前述の通りすぐに人気者になった。
生徒には、「もも先生」と呼ばれていた。
男子生徒の中にはもも先生を好きになるのが結構いて、もちろん俺もそのうちの1人だったのだけど、俺の場合は初恋を引きずってるから、他とは年季が違った。
そのことからか、小学校から一緒で事情を知る友人には、「師匠」と呼ばれるようになった。

当時の俺は自分で言うのもどうかと思うけど、かっこいいと人気があって、割と告白とかもされていたから、事情を知らない人間は俺がかなり経験豊富だと勘違いしていたけど、実は童貞だった。
キスも自分の二の腕としかしたことがなかったけど、体育会系で結構体が引き締まってたから、「女の唇ってこんなんなのか!」と幻滅してた。
それこそ勘違いだわ。

もも先生は若くて美人だったから、さぞかしモテるだろうと言われていたけど、先生ははぐらかすだけで、彼氏がいるかどうかは判らなかった。
でも秋前くらいにクラスメイトの1人が、もも先生が同年代の社会科教師と2人きりで歩いていたのを見たと言い出し、2人が付き合っているという噂があがった。
2人とも否定したけど、否定するだけで他に恋人がいるとか言わなかったから、誰も信じなかった。

それくらいから元々かなり良かった俺の成績が落ち始め、いつしか射程圏だった志望校の判定もやばいことになってしまった。
それまでほとんどしたことのなかった、遅刻、早退も一気に増えた。
原因はもちろん、もも先生と社会科教師の熱愛疑惑なわけだけど、そんな事とは知る由もないもも先生は心配してあれこれ声を掛けてくれる。
担任はベテランだったけど面倒くさがりで、若くて面倒見の良いもも先生に俺の世話を押し付けたんだと思う。

ある日の夕方、その日も昼過ぎに早退した俺を訪ねて、もも先生がやって来た。
本当なら来る前に電話をするんだけど、何度も家に電話したのに誰も出なかったからアポなしになってしまったらしい。
確かに電話は何度も鳴っていたけど、親は共働きでしかも揃って忙しい時期を迎えていたし、俺も電話なんて出る気はなかったから、それがもも先生からの電話だなんて知らなかった。
俺はリビングのテレビの前に出しっぱなしになっていたAV数本(女教師と生徒ものオンリー)を棚に放り込むと窓を開けて空気を入れ替え、それから先生を自分の部屋にあげた。
さすがに部屋はまずかったかもしれないけど、あまり物を置かない主義だし、若干臭いの残るリビングよりはマシだと思った。
先生的にはリビングの方が良かったのか、床に座ると緊張したような顔で「ふう」と息を吐いてから、急に成績が落ちたこと、授業態度が悪くなったことについて遠慮がちに聞いてきた。

俺は、「恋愛で悩んでるだけ」と素直に答えた。

下手に嘘をつくよりはマシだと思った。
ずっと好きだった人に彼氏がいるらしい・・・ということも言った。

先生は、「そうなんだ・・・」と小さく呟いた。

同情してくれているのだろうけど、その相手がまさか自分だとは思ってないんだろうな。
そう思うとだんだんイライラしてきて、俺は床を軽く叩いた。
つもりだったんだけど、思ったより大きな音がして、先生はびくりと肩を揺らした。

俺「先生は?彼氏と上手くいってんの?」

先生「それ、関係なくない?」

(関係大ありだよ!)

俺「◯◯先生(社会科)と付き合ってんでしょ?」

すると、もも先生はガンガン首を横に振った。

先生「だから、違うって言ってんでしょ!」

俺「もも先生も◯◯先生も違う違うばっかり言って嘘っぽい」

先生「嘘じゃないって!◯◯先生には付き合ってる人がいるもん!」

俺「誰?」

先生「・・・それは内緒」

少しムッとした。
俺が荒れている現在を探ろうとしているくせに自分は何も教えないなんて、全くフェアじゃない。
俺は先生の細い腕を取ると思い切り引き寄せ、強く抱き締めた。
先生は「ほへ」とか変な声を出して、ちょっと可愛いと思った。

俺「先生さ、俺らのことガキだと思って馬鹿にしてない?◯◯先生のことだって、いっつも適当に誤魔化して、それでいいと思ってんの?それにさ、担任に言われたからって他に誰もいない家に1人で来る?ちょっと調べりゃ、うちの事情だってわかるだろ?」

先生は俺の腕の中で固くなってた。
たぶん何が起こってるのか頭が追い付いてなかったんだと思う。

俺「なんで俺がリビングに入れなかったかわかる?あそこね、テレビがあんの。俺、そこでさっきまでAV観ながらオナニーしてたんだよ。先生みたいな女教師が俺みたいな生徒に襲われるやつ」

先生「俺君、AVの観すぎは良くないよ?」

俺「じゃあ先生がエッチさせてくれんの?」

先生「意味がわかんない」

初めて会ったときのもも姉は俺よりずっと背が高かったけど、今、俺の腕でアップアップしてるもも先生は俺よりずっと小さくて、やばいくらいふわふわしてた。
その時点で俺はかなり勃起してて、それが先生の体に当たってさらに硬くなってしまった。
それに気づいた先生はさらに体を小さくした。

俺「◯◯先生のとどっちがデカいか比べてみる?触ってもいいよ?」

先生「興味ないわ!」

AVとかエロ漫画ならそっと触ってくれそうだけど、もも先生は触ってくれなかった。
童貞の俺はAVに毒され過ぎだった。

俺「先生、エッチしたいんだけど」

先生「だから私に言わないの!」

俺「もも姉、エッチさせて」

俺はあえてサマーキャンプのときのように呼んでみたけど、先生は反応しなかった。

俺「1回エッチさせてくれたら、俺、明日からちゃんと学校行くし、ちゃんと勉強するから」

先生「駄目に決まってんでしょ!」

俺「じゃあ、もう明日から学校には行かないし、勉強もしない」

俺、最低・・・。
でもうちの高校はお世辞にも頭の良い学校ではないから、数少ない進学希望者である俺の進学失敗は避けたいはず。
ちょっとは効くかなと思った。
本当に最低だ。

先生は、「そういうことは好きな人に・・・」とだけ言ってやめた。
たぶん、「エッチしたいなら好きな人に言いなさい」と言おうとして、俺の好きな人には彼氏がいるという話を思い出したんだろう。

俺「俺、先生がいい」

先生「俺君は年上が好きなんでしょ?だからって誰でもいいってのは違うと思うの」

俺「だから先生がいいって言ってんじゃん」

ちなみに俺の年上好きはもも先生が来る前から有名だったけど、好きになった人がたまたま年上だっただけのことで、年上好きってわけじゃない。
誰でも良かったのなら、童貞をこじらせてないし。

俺「ゴムないけど、ちゃんと外に出すし、やらせて」

先生「ゴムがあっても駄目!」

俺「じゃあ中に出す」

先生「アホか!」

はい、アホです。
先生とエッチしたさすぎてアホになっております。
今までの真面目な俺君はもういません。

先生「ねえ俺君、そろそろ手を離してもらっていい?もう気は済んだでしょ?」

先生はなだめすかすように俺の腕を軽く叩いた。

先生「大人をからかうのもいい加減にして。先生怒るよ」

俺「大人って、7つしか変わんないじゃん」

先生「7つも違ったらもう別人種でしょう。それに私は先生で俺君は生徒なの、わかってる?」

俺「じゃあ俺が卒業して生徒じゃなくなったらエッチさせてくれる?」

先生「させるわけないじゃん」

俺「わかった」

俺は先生を抱き締めたまま床に押し倒すと、先生にキスをした。
二の腕の感触に近いとか、あれ嘘だろってくらい柔らかかった。
俺はさらに勃起した。
先生はそれに気付いて、「やめて」と体をよじらせた。

俺「先生がエッチさせてくれないなら、こっちからするしかないじゃん」

先生のスカートをまくし上げると肌色のストッキングの向こうに薄いピンク色の下着が見えた。
先生は嫌がったけど、俺が馬乗りになってるから思うように動けず、手をバタバタさせた。
たぶん悠長にストッキングを脱がせていると顔面に蹴りを入れられるだろうと思い、強引に破いて下着に直接触れた。
柔らかかったけど、AVや漫画みたいに濡れてはいなかった。
でも、ふにふにと触っていると次第に濡れてきた。
上に着ているブルー系のシャツをまくし上げるとブラジャーも薄いピンクで、胸を揉むと、これまた信じられないくらい柔らかかった。
同時に下も弄るとどんどん濡れてきた。
ガンガン押し返されたり殴られたけど、あんまり力が入ってなくて全然痛くなかった。

俺「先生、入れていい?」

先生は両手で口を押さえて首を横に振った。
若干涙目だった。
ひょっとして気持ちいいのを必死で抑えているのかと思うと興奮した。

俺「ごめん、先生、入れるね?」

着っぱなしになっていた制服のズボンのファスナーを下ろし、下着をずらす。
するとガチガチのムスコが飛び出した。

先生「俺君、本当に駄目だって」

俺「うん、わかってる」

俺は先生のピンクの下着を横にずらすと、我慢できずに思いっきり挿入した。
その瞬間に先生は、「痛い」と叫んだ。
まさか初めてかと思ったけど、いきなり入れられたら誰だって痛くないはずがない。
でもそのとき俺は童貞で、そんなことも判らなかった。

先生の中は温かくて柔らかくてザラザラもしていて、入れただけでイキそうだった。
ずっと好きだった人とエッチしている。
それだけで涙が出そうになった。
というか泣いてた、ガンガン腰を振りながら。
先生も口を両手で塞いだまま泣いてた。
AVとかだと男優が、「気持ちいい?」だの「どこそこがどうなってる」だのとベラベラ喋ってるのをよく見るから意外と余裕があるのかと思ってたのに、余裕なんか全然なくて、ほとんど言葉になってなかったと思う。
最後だって、AVだとイク直前で抜いて外に出してるけど、あれも実際は無理。
頭の中では、(あ、もうイキそう)ってわかってるんだけど、腰は止まらないし抜けないしで、結局もも先生の中に出してしまった。
そもそも童貞にAV男優の真似なんて出来るだけわけなかったんだよな。
って、今ならわかる。

俺「ごめん、先生、中に出しちゃった」

そう言ってムスコを抜いた瞬間、左耳の鼓膜が右耳から飛び出すんじゃないかってくらいの勢いでビンタされた。
めちゃくちゃ痛かったけど、それくらいでは済まないことをしたって自覚はあった。

先生「あのね、俺君。何にイラついてんのか知らないけど、だからってして良いことと悪いことの区別はつけよう?もう高校生なんだから。私のことが嫌いだからって、こういうことはしちゃダメだよ」

先生はどう考えても大激怒状態だったと思うけど、それでも感情を抑えてそれ以上手を出してくることはなかった。
やっぱり7つ上って大人なんだね。
先生の言葉は正論過ぎて言葉も出なかったけど、正直、最後の一文だけはまるで意味が判らなかった。
どこをどう解釈したら、俺が先生のことを嫌いってことになるんだ?

俺「なんで俺が先生のこと嫌いってことになるの?俺、先生のこと好きだよ?好きだからエッチしたいんじゃん」

先生「え、そうなの?」(←反応薄!)

俺は先生と初めて会ったサマーキャンプで撮ったグループの集合写真を見せて、そのときからずっと好きだったと告白した。
先生はめちゃくちゃ驚いてたけど、俺のことはぼんやり覚えてた。
肝試しで1人だけゲラゲラ笑ってた変な子って・・・。

それから先生は冷静に話をしてくれて、俺は泣きながらそれを聞いた。
説教とも言えるかもしれないけど、ちょっと違うような気もする。
内容に関しては正論過ぎて思い出すだけで心が痛くなるから割愛。

それで、いくつかの約束をした。
このことは誰にも言わないから、代わりに俺は真面目に学校に行き、真面目に授業を受ける。
AVは観すぎない。
観るにしても女教師と生徒もの以外にする。
内容を鵜呑みにしない。
もし、また同じようなことをすれば、この事は学校にも保護者にもすべて話す。
あと、これはダメ元で俺から言ったんだけど、モチベーションを上げるために、これからも「好き」って言っていいかって聞いたら、「それくらいならいいよ」って言ってくれた。

次の日から俺は毎日真面目に学校に行くようになって、授業態度は前にも増して良くなった。
先生との約束だからというのもあるけど、ほぼ毎日「好きです」って言うことで、モチベーションが想定外なくらい上がったんだと思う。
先生は俺が告白するたびに、「はい」って頷いてくれた。
たぶんそれも良かったんだと思う。
俺の変わり様は端から見てもすごかったようで、周りの教師は、「もも先生ってすごい」ってなってた。
親の仕事が落ち着いた頃には成績も元通りどころかちょい上がりくらいになってたから、親も特に怪しまなかった。
元々成績にはあまり口を出さなかったし、模試の結果も適当に誤魔化してたから、ひょっとしたら何も気づいてなかったかも。
それでもサボってたツケはしっかり払わされて、前期入試はだめだった。
もも先生と離れ離れになるくらいなら地元の大学を受けて、卒業してからも毎日先生に告白しに来ようかな、なんてふざけて言ったらがっつり怒られた。

次の日から俺は志望校の後期入試に向けて勉強を始め、同時にもも先生への告白をやめた。
志望校に合格したら、最後にもう一度だけ告白しようって決めてたから。
もちろん不合格なら告白はしない。

さくっと言っちゃえば、後期試験で奇跡的に合格した。
その頃には卒業式も終わってたから、合格の報告と最後の告白のために高校に行くと、先生たちがニヤニヤしながら俺を迎えてくれた。
合格の報告に関しては、俺が合格した大学から連絡が行っていたみたいで、口々に「おめでとう」と言ってくれた。
でもその時、もも先生はいなくて、その代わりに例の社会科教師が呼びに行ってくれた。
なんかすごい腹が立った。
3分ほどでもも先生が来て、全力で合格を祝ってくれて、握手した。
手が小さくて可愛かった。
そういえば胸の柔らかさとかは知ってても、手の小ささは知らなかったな。
社会科教師に、「俺君、頑張って」と肩を叩かれたけど、やっぱり腹が立った。
もも先生はちょっと恥ずかしそうだった。

俺「これで最後にします。ずっと好きでした、俺と付き合ってください」

最後ということで、いつもより本格的に告白して、頭を下げた。
たぶんそのままだと泣いてたと思う。

先生「よろしくお願いします」

パッと顔を上げるともも先生がほっぺたを真っ赤にしてて、その後ろで他の先生たちがきゃっきゃきゃっきゃ盛り上がってた。
訳が分からなかったけど、毎日告白されているうちに情が湧いてきたらしい。
正直、志望校合格よりもミラクルだと思う。

その後、俺は大学進学とともに一人暮らしを始め、もも先生とは遠距離恋愛になった。
ちなみにもも先生と社会科教師は本当に付き合ってなくて、社会科教師に恋人がいるのも本当だった。
その後、大学を卒業した俺が地元に戻って社会人として金銭的余裕が出るのを待って結婚した。

かなり時間はかかったけど、ずっと俺を信じて待っててくれた嫁には感謝しかない。
嫁は相変わらず年の差を気にしてるけど、嫁以外考えられないし、自分も嫁にとってもそうでありたいと思ってる。
後半は駆け足どころかダッシュで駆け抜けたけど、これが俺と嫁のなれそめです。