俺は由紀のそんな垢抜けない可愛さが好きだった。
ある日、まだ未成年なのに自販機でチューハイやビールを買い込み、俺の部屋で飲んでみた。
ビールの苦さに眉をひそめた由紀。
「私、ビールはあんまり・・・」
と言うので、由紀の飲みかけの缶ビールを俺が飲んで・・・。
「これって、間接キスになっちゃうね」
「あっ・・・」
由紀は俺の飲み終わった空の缶ビールを口にして・・・。
「これでおあいこ」
そう言って笑った。
笑った後、見つめ合い、キスを交わした。
そして由紀を押し倒し、服の上から胸を揉み、ペッティングに。
ギンギンの勃起を触られ、我慢の限界になった俺。
「ちょっと待って・・・あの・・・私・・・初めてだから・・・」
「実は俺もなんだよね・・・」
裸になって、恥ずかしくて真っ赤になりながら、狭いアパートのユニットバスの中でシャワーの浴びっこをした。
由紀の裸は、ちょっとムチッと系でエロかった。
オマンコを見せてもらい、広げて中を凝視。
クリを触ると・・・。
「アン・・・恥ずかしいよ・・・」
「由紀のオマンコ、ピンクで綺麗だね」
一応、聞きかじりのクンニとフェラをして、コンドームをして入れた。
これがなかなか入らなくて、体重をかけようとするとゴリッと外れて結構痛かったりした。
慎重にグリグリするようにしていたら、グリグリグリ・・・ゴリュン!と一気に中に入った。
「ちょっと痛いかも・・・でも大丈夫。これで私、ツトム君の女になったね」
痛いのに、ニッコリ微笑んだ由紀が可愛くて愛しかった。
一度セックスしたら、やりたくて仕方がなくなった。
3度目くらいから由紀の出血がなくなり、5回目くらいには痛みもなくなった。
夏休みに入る頃には、クンニでたくさん喘がせるとチンポを入れた後に由紀の感度が上がることを知り、それを理由に由紀のオマンコを舐めまくった。
女の子のオマンコを自由に舐められるって特別感があってとても嬉しかった。
夏休み、帰省する前に夜通しでセックス。
翌日、黄色い太陽にフラフラしながら東京駅で別れた。
あの頃、まだ北陸新幹線はなかったから、由紀は上越新幹線の越後湯沢駅で乗り換えていた。
夏休み中もメールでやり取りして、大学へ戻る日を合わせて戻ったら即ハメだった。
由紀もオマンコの中で感じるようになり、2人は覚えたての快楽の味を楽しんだ。
あの頃はまだVHSだったAVを借りてきて、体位を真似したり色々研究もした。
8ミリビデオカメラを三脚に固定して自分たちのセックスを撮影して、ああすればいいとか、こうした方がいいとか、AVと比較しながら研究した。
あの頃、デジカメがメジャーになってきた頃だったけど、まだ動画は撮れなかった。
しょっちゅう遊びに行く金もないし、休みの日は1日中アパートで乳繰り合ってたから、ハメ撮りが溜まっていった。
由紀とは何回か旅行にも行った。
若い2人はろくに観光もしないでホテルや旅館でセックス三昧。
だから宿泊先の近場の景勝地の写真くらいしか残っていなかった。
大学2年の晩秋、旅行先の旅館で浴衣の紐を使って由紀を開脚のまま椅子に縛って、オマンコを徹底的に責め抜いたら、由紀がもんどりうって気を失った。
初めてクリイキを経験した由紀は、その後、中でも感じ方が敏感になっていった。
3年生になった頃からコンドームなしの生挿入で外出しをするようになった。
直接触れ合うからかなり気持ち良くて、ついに由紀が中イキした。
生セックスを覚えて中イキしたら、由紀が一番感じる騎乗位をやりたがり、もう盛りが付いたサル状態だった。
俺と由紀はお互いを愛していたけど、セックスは快楽を求めていたような気がする。
ドスケベなカップルだったけど、それでも純粋で、とても楽しかった。
セックスの最中に生理が来て、そのまま中に出したこともあった。
大学4年の頃、サッカーの日韓ワールドカップがあって、東京は大騒ぎだったっけ。
俺は中学までサッカーをやってて右ボランチだったんだけど、ド素人の由紀に解説しながらテレビを観てたっけ。
17年前、卒業する時、荷物は全部『単身パック』で故郷に送って、上野駅近くのホテルを取った。
「4年間東京にいて、一度も行ってなかったね・・・」
昼間は上野動物園を見て回った。
手を繋いで、ラブラブなカップルが最後のデートに選んだ上野動物園、今でも思い出す。
ホテルで最後の夜を過ごし、翌朝、最後のキスを交わし、上野の地下ホームから上越新幹線に乗る由紀を見送った。
泣くまいと必死で涙をこらえ、笑顔で手を振って、もう二度と会うことのない別れを噛み締めていた。
俺はあれ以来、新幹線を利用する時は上野駅を使わないようにしてきた。
どうしてもあの別れを思い出すからだ。
でも先週末、小学生の子供2人にせがまれて、家族で上野動物園に出かけた。
17年ぶりの入園だったが、懐かしくて泣けてきた。
あの頃走っていたモノレールが廃止になっていて驚いたことを除けば、由紀と来た時と印象は変わらない気がした。
そして、帰りの新幹線は上野から乗った。
由紀を見送ったホームに佇むと、あの時の別れが蘇った。
「どうしたの?具合悪いの?」
「いや、ちょっと疲れちゃったかな」
妻が心配そうな顔で俺を見ていた。
4年間愛し合った由紀、今頃どうしてるんだろうと思い出に耽った。
あの頃に戻って、由紀との思い出を書き綴ってみた。