カナエの視線がゆっくりとオレを捉えます。
自分に密着している男の姿を確認していました。
次の瞬間、オレは思わずカナエをギュッと抱き締めていました。
なんでそんな行動をとったのかまるでわかりません。

PCMAX
もうどうにでもなれと思ったんでしょうか。
カナエは軽く息を洩らしました。
オレは熱くなった股間をギュッとカナエに押しつけたまま、カナエを抱き締めました。
カナエはびっくりして呆気にとられたままです。

オレはカナエにキスをしました。
カナエは見開いていた目をスゥーと閉じました。
その反応の真意は読みとれませんが、理性が飛んでしまったオレは股間を激しく押しつけながら(なんでそんなことしたかわかんないですが)、舌をにゅるりとカナエの口に入れてしまいました。
カナエはその行為も拒否しませんでした。
かといって積極的に応えてくるわけでもなく、されるがままという感じでした。
カナエの体はギュッと力が込められていました。
緊張していたんでしょうかね。
オレの舌はメチャクチャな動きでカナエの口の中でにゅるにゅるとうねりながら暴れました。
牛かなんかみたいにドロドロとよだれを垂らしてたような気がします。
続いてオレは、カナエの服(上もジャージに着替えて寝てたと思うんですよね)の下に手を突っ込み、ぎこちなくおっぱいを揉みだしました。
へタクソなオレのキスに苦しそうに応えてくれてるカナエは、それも黙って受け入れてくれました。
時折苦しげに吐息を漏らしたり、軽くあえぐカナエを前にオレはどうにかなりそうでした。
ブラの隙間からムリヤリ手を突っ込み、乳首に触れてみました。
コリコリしたその感触はなんとも言えません。
オレはキスをやめることなく、乳首をグリグリ弄りました。
摘んでみたり、指で挟んでみたり・・・。

小さな声で「イタイ」とカナエが言いました。

たぶん男性経験はカナエも無いはずだと思っていました。
その時になってカナエが震えていることに気づきました。
何かオレの体の中の熱が急速に引いていくのがわかりました。
そして周りの様子がすごく気になりだしたんです。

(こんなことをしてしまってオレは何をやってんだろう・・・)

こんなのが周りにバレたらどうなるんだろうとビビりが入ってきたんですね。
酒のせいなのか、頭が痛みました。
罪悪感がオレの中で広がり、「ごめん」と言おうと思ったとき、カナエの指先がそっとオレの顔に触れました。
オレの頬をすっとなぞった後に、カナエの腕は不器用にオレの首へと回りました。
そしてなんとオレを抱き寄せようとしてるじゃないですか。
再び一瞬にしてオレの血という血が下半身に昇りつめていきます。
オレとカナエは今度はお互いに抱き締めながら、お互いの体温を感じながら、お互いの唇を咥えあいました。
やっぱりカナエはまだ震えていました。
オレもきっと震えていたと思います。
経験がない二人は、何度も歯をぶつけ合いながらも激しいキスを交わしました。
今思うと、カナエは別にオレとエッチをしたかったわけじゃなかったんじゃないかなと思います。
ただ無骨に迫るオレを受け入れてくれたのかなぁ~と、そんな気がします。

オレは肌蹴ていた毛布をたぐり寄せ、二人の上に被せました。
頭から毛布に包まった二人は、お互いを確かめ合うように愛撫を繰り返しました。
慣れないなりに懸命でした。
なんたって翌日は体中筋肉痛でしたから。
カナエはオレの首に両腕をまわしてくれました。
なんだかそれが妙に嬉しかったのを覚えています。

毛布の中でオレはカナエの服を脱がしていきました。
カナエは恥ずかしそうにしながらもされるがままです。
ブラを取った時に乳首を片腕で隠そうとしましたが、オレはその腕を払いのけました。
愛おしい乳首がおっきなおっぱいの中心にぴょこんと立ち、オレを誘っていました。
オレはカナエの可愛らしい乳首に食らいつきました。

カナエは、「あっ」と声をあげました。

その声は結構大きくて、オレはみんなが起きてしまうんじゃないかと焦りました。

カナエはちっちゃな声で、「ゴメン」と呟きました。

オレはペロペロと乳首を舐めはじめました。
その頃エロビデオすらそんなに流通していなかったんですが、オレは見よう見真似でいやらしく乳首を舐め続けました。
可愛らしい乳首がオレの口の中で踊っています。
オレは感動していました。
恥ずかしいからなのか、カナエはオレの頭を抱え込むように強く抱いていました。
このままカナエのおっぱいで窒息しそうなくらいでした。
舐め続けているうちに次第にカナエの腕の力は緩んでいきました。
チューチューと乳首を吸うとカナエのおっぱいが引っ張られます。
その状態から口を離すとぷるんっと元の位置に戻りました。
オレはカナエのおっぱいを唾液まみれにしていました。
ふと視線を自分の下半身に移すと、トランクスが信じられない勢いで盛り上がっています。
いつの間にかカナエは毛布で自分の顔を覆い、オレの攻撃に耐えていました。
声を必死で押し殺しているんでしょうね。
時々ビクッとカナエが震えます。

オレはカナエのパンツの奥を見てみたくなりました。
カナエのジャージをずるずると脱がし、パンツに手をかけました。
カナエは“それだけはダメ”とでも言うようにオレの手を押さえました。
オレは無視して、さらにパンツをずり下げます。
カナエはもぞもぞと腰をくねらせ、パンツを脱がせまいとします。
パンツはややずり下がってお尻が半分くらい見えてきました。
脚の付け根のあたりからカナエのあそこの毛が少しのぞいていました。
オレはカナエの脚の付け根をペロペロと舐めだしました。
くすぐったそうにカナエは腰をくねらせます。
心なしかカナエの抵抗が緩まったような気がしたので、オレは思い切ってパンツを膝のあたりまで下ろしてみました。
カナエは慌ててそのパンツを再び上に上げようとしましたが失敗に終わりました。

「恥ずかしいよ・・・」

カナエは本当に小さな声でつぶやきました。

「だいじょうぶ」

何が「だいじょうぶ」なのかよくわかんないんですが、とりあえず言ってみました。
もちろんちっちゃな声で。
カナエは観念した様子でこくりと頷きました。

オレはすぐにパンツを片方だけ脱がして、カナエの膝をゆっくりと開きました。
片方の足にかかっているパンツがとてもいやらしかったです。
まだ恥ずかしさがあるんでしょう、膝には力が入っています。
ちょっと強引に足を開いてみました。
その奥にはカナエのおまんこが・・・。
毛布に覆われていましたが、なんとなく形は見てとれます。
オレは初めて女のコのおまんこを直に見ました。
ぬらり、としていました。
見慣れないその部分にオレは食い入るように見惚れていました。
やや濃い毛は直毛でした。
オレはカナエの割れ目に指をそっとあてがってみました。
すると信じられないくらいにぬるぬるする液体がオレの指にくっつきました。
ちょっとずつ指で広げるように弄ってみました。
カナエはビクンと時々震えます。
カナエはひどく恥ずかしいらしく、毛布で顔を包み、唇をぎゅっと結んでいます。
が、オレがちょっと指であそこを弄ると耐え切れず口を開いて吐息を漏らしてしまいます。

(濡れるってこういうことなのか!?)

そう驚いた後、オレはその部分に吸い付いてみました。
カナエの体が激しく揺れました。
しょっぱいというか、すっぱいというか、なんとも微妙な味がしました。
嗅いだことのないそこの匂いはお世辞にもいい匂いではありませんでしたが、それがまたオレを興奮させました。
むせそうになるのを必死でこらえながら、オレは舌でカナエの割れ目に沿ってすくいあげてみました。
カナエはビクンとして、膝でオレの頭を締め付けてきました。
ちょっと痛いなぁと思いながらもオレは機械みたいに繰り返し、同じ動きでカナエのあそこを舐めています。
舐めていると奥からヌルヌルしたものがどんどん溢れてきます。
最初オレは、おしっこが出てきてるんじゃないかなと思いました。
カナエは腰を浮かしたり沈めたりしています。
カナエのすごい震えが伝わってきます。
声を出さないように必死でこらえている様子がわかりました。
でも、(カナエも感じているんだ)と思うと、オレはもっともっと激しく舌を動かしてしまいます。
オレの顔はカナエから出るいやらしい液でべとべとでした。

オレは直感的にイレる時が来たように感じました。
水戸黄門なら印籠を出すならここしかないというタイミング。
ウルトラマンならまさにここでスペシウム光線を出す瞬間、という感じです。
よくわかりませんが、そんな絶妙なタイミングを肌で感じていました。

(ここまで来たらヤルしかない!)と思いました。

周りで寝ている奴らのことはすかっかり頭から飛んでしまっています。
オレは一応カナエの了承を得ようとしました。

「入れるよ?」

カナエはオレから視線を逸らして言いました。

「ダメだよ・・・みんな起きちゃうよ」

(余計なこと聞かなきゃよかった)と思いました。

オレが戸惑っているとカナエが言いました。

「それに、私、初めてだから。大変なことになっちゃうよ・・・」

・・・なるほどね。
そりゃ大変なことになりますわなー。

「そっか、ゴメンな」

オレはカナエに謝っていました。
確かにそうなんです。
だって悲鳴をあげられていてもおかしくなかったんですからね。
カナエはその一言ににっこりした笑顔でこう答えたんです。

「ううん、なんか嬉しかった」

オレはその笑顔に惚れちゃいそうでした。
このやりとりで二人の緊張が一気に解けたような気がしました。
カナエにも余裕が出てきました。

「でも◯◯君は?大丈夫?」

カナエの視線はオレの股間に移動しました。
トランクスはいまだに異常な盛り上がりを見せています。
二人で目を見合わせてクスクスと笑いました。
辺りを見回しましたが、誰も起きだしそうな様子はありませんでした。
ふふっと笑いながらカナエがオレの股間に触れました。
カナエは目を丸くしました。

「スゴイ・・・硬い」

カナエの緊張はもうだいぶほぐれていたようです。
オレは照れていました。
カナエが感触を確かめるようにオレの股間を擦っていた時、なんの前ぶれもなくオレのダムが決壊しました。
ビクンと大きく波打った後、オレはパンツの中に大量に白いものを放出してしまったのです。
1回、2回、3回、ちんぽはドクリドクリと次々に精子を押し出します。
カナエはびっくりしたのか手を放すこともできないまま、パンツ越しにオレの放出に立ち会ってしまいました。
オレは恥ずかしいのと気持ちいいので頭が真っ白になったままです。
それでもオレのちんぽにカナエが手を添えているという事実に興奮しているのか、止め処なく精子はドクリドクリと溢れてきます。
カナエの顔を見たままで、背筋に言いようのない快感がのぼってきました。

「手、放してもだいじょうぶ?」

放出が一段落すると嫌そうな顔もせず、カナエはむしろ心配そうにそう言いました。
オレは黙って頷き、二人はそそくさと後片付けを始めました。
オレはぼんやりしたままトイレで朝を迎えました。
(とりあえず着替えて汚れたパンツは洗いました)

その後、飲み会の後片付けをし、解散になるまでの間、オレは意識的にカナエから離れていました。
そしてみんなが帰る頃、カナエが不意にオレに近づいてきて言いました。
カナエはにっこり笑っています。

「それじゃあ、お互いこれからもがんばろうね」

「おー」

何気ないさよならが新しい季節の始まりを思わせました。
ちょっとした沈黙の後でカナエがオレにだけ聞こえるように言いました。

「なんか必死な顔がT2000に似てたよ」

カナエはそう言って別の友達のところに走りだしました。
『T2000』ってのは当時大ヒットした映画『ターミネーター2』の敵のことです。
知ってますかね?あの液体になったり手の先が刃物になったりするヤツ。

数週間後、オレは大学生になり地元を離れ、カナエは地元で就職しました。

それから数年が経ちました。
お盆かなんかで帰ったとき、偶然銀行でカナエに会いました。
カナエはちょっとだけ昔に比べてぽっちゃりした感じになっていました。
「久しぶりだねぇ」なんて当たり障りのない会話を交わして別れた後、懐かしい気分になったオレはビデオレンタルで『ターミネーター2』を借りてきました。
何回か見たことのある映画だったんですけど、見ていて思わず笑ってしまいました。
すげーコワイですよ、『T2000』って。
こんな顔でやっていたとは・・・。

まぁ、遠い日の青い思い出です。

<続く>