小中とずっと片思いの女の子がいた。
超優等生で、中学では生徒会長とかやってて、俺は落ちこぼれ。
同じクラスになったこともない。
ただ憧れてるだけの高嶺の花だった。

PCMAX

高校も別々だったけど使う駅が一緒で、たまーに行き合うと声をかけてくれた。
その、たまに会った時に彼女はちょいエロを提供してくれた。
チャリで並んで帰ってる時、「見て見てー」と言われ見ると、制服のスカートを捲くって「日焼けしちゃったー」とかパンチラしてるし、心臓が爆発するかと思った。
また、猫のパズルを買って家に遊びに来てくれて、「一緒に作ろ」と。
正面に座っ床に置いたパズルを組み立てながら、むっちりした白い胸と、それを下から重そうに支える白いブラがモロ見え。
マジで鼻血を吹き出しそうになった。
悪いから見ないように努力してたけど、その後で俺の友達が遊びに来ると、「◯◯(友達)にオッパイを見られたくないから、もうパズルやめる」と言う。

(え?じゃあ俺は見てもよかったの!?)

彼女は他県の大学へ行き、会う機会はさらに減った。
一度だけ、彼女が一人暮らしを始めた街に遊びに行った。
その日は彼女の20歳の誕生日だった。
カラオケで、「ちょっと頂戴」と言って俺が口をつけたジュースのストローを吸って、また俺に手渡す彼女。
俺はそれを震えながら口に運んだが、緊張しすぎて、鼻の穴の奥深くに突き刺さって鼻血が出た。

カラオケから彼女のアパートへ行く時、「疲れたから抱っこして」と言われた。
お互いに酒も入ってた。
俺は彼女を高々とお姫様抱っこして、噴水の池に落とすフリをしたらキャーキャー言って、当たり前だけどギューってしがみついてきた。

アパートに着いて酒を飲みながら話してた。
我慢できなくなって、不意に彼女の手を掴み、引き寄せてキスをした。
彼女は目を瞑って抵抗しなかった。
右手は彼女の手を握って、左手は彼女のくびれた腰に添えていた。
体勢的に彼女の服がずり上がり、直に彼女の腰を抱いた。
彼女は、「くすぐったい」と言って微笑んだ。

ゆっくり押し倒して、またキス。
彼女は仰向けになって下から俺を見上げながら、小さい声で、「ちょっと待って・・・」と言った。
その一言で俺は我に返った。

何してんだ、俺。
こんなに可愛い彼女に彼氏がいないわけがない。
彼女はただやさしさで俺と会ってくれただけなのに。
やさしさにつけこんで、大変なことをしてしまうところだった!

俺は彼女を起こして、「ごめん」って謝った。
彼女は笑ってるんだけど、どこか悲しそう。
俺を哀れんでいるように見えた。
俺は逃げ出したくて、「でも、酔った勢いとかじゃないよ。本気だった。ごめん!」って言ってアパート飛び出した。
ドアを閉める時、彼女は「ありがとう」って言っていた。

あれから18年。
今は俺の隣で、いびきかきながら眠っている。
頭はボサボサ、わき毛は夏以外は生やし放題。
最後にエッチしたのは・・・娘が小学校に上がる直前だったかな。
娘は今度の4月から4年生になる生意気盛りだ。
妻は優等生だったが、娘は誰に似たのか、小学1年になる弟をいじめてばかりいる。
俺ももう少しで40歳。
もっと稼がないと。