些細なこととは言っても、会える日はとってもとってもやっぱり嬉しいっ!
そして今日は、彼と待ち合わせです。
彼の住んでいる街に到着すると、彼はすでに待っていてくれました。
メールで彼の居場所を確認。
近くへ行くと車のライトで合図をくれました。
「久しぶり!」
「マモルく~ん」
車に乗ってチュ~です。
「んっ・・・んっ・・・バカバカ。チュ~は後にして」
「え・・・なんで?」
「狼さんになっちゃうだろ」
「ンフフ~、そっか(照)」
マモル君、照れたみたいに笑ってる。
友達の時も思ってたけど、その笑顔は何度見ても可愛い。
「どこに行こうか?」ってなって、海の見える公園でデートしました。
良く晴れていて、青い空。
冬だけど、すごく綺麗な青空だし、マモル君はこうして目の前にいるし、海も穏やかで、とっても楽しい。
あえて冷たい海水を触って、「冷た~」って言って、手で手を暖めてもらいます。
本当は手を繋ぐキッカケ作りです。
・・・そうして、もうあっという間に夜。
今日は彼の部屋にお泊まりです。
私たちって、ごくフツーのバカップルですよね。
少しずつ2人の思い出も作ってきました。
2人にとっての初めてのエッチのときは、嬉しくて泣いちゃった思い出もあります。
そんなごくフツーの、たぶんバカップルな私たち。
色んな思い出を作ってきたけれど、断り続けてきたものもあります。
今日は思い切って、決意をしてきたんです。
「マモル君・・・一緒にお風呂、入ろ・・・」
それは、一緒にお風呂に入るっていうこと。
「えっ、本当に?」
「うん・・・。体、洗ってあげるね・・・」
マモル君にお風呂をいつも誘われてて、とっても嬉しいのに想像しただけで恥ずかしくって、ずっと断ってしまっていたんですけど、マモル君のことが大好きだし、時々ならって、一緒に入りたいなって、覚悟を決めました。
マモル君に先に入ってもらって、私が後です。
脱衣所のドアの外で待っています。
本当はマモル君の脱ぐとこが見たいです。
男らしくガバッと脱ぐのかな?
それともするするーって普通かな?
ズボンと下着は一緒かな?
そんなに見てたら、マモル君の体、全部見えちゃうね・・・。
今、どこまで、どんな風に脱いでるのかな?
「じゃあ先に入ってるよ!」
「うっ、うんっ」
え、もう脱いじゃったの!?(照)
意を決して私も脱衣所に。
(マモル君とお風呂か~・・・恥ずかしいな、恥ずかしいな・・・)
エンドレスな頭の中。
なんとか脱ぎ終えて、ガチャ・・・。
バスルームの扉をちょっとだけ開けました。
しっかりぶつかりあう視線。
「や、恥ずかしいから・・・向こうむいて・・・」
「え~見たいのにぃ~」
こんな風に言って、場を楽しくしてくれるマモル君。
でも、やっぱり恥ずかしいです。
軽く体を流して一緒に湯船に入りました。
「一緒にお風呂は嬉しいけど、白濁してて見えないぞ~」
「ごめんね。濁る系の入浴剤入れちゃった。2人とも裸とか恥ずかしくって・・・」
「もう~ダメだろ!・・・なんて。次はも少し薄くしてね?」
「・・・うん」
「じゃあ、はい」
「・・・あ、うん」
優しく腕を引かれてマモル君の腕の中・・・きゅっと抱き締め合います。
長かった友達の期間。
その日、マモル君は、「好きな気持ちをずっと言えないでいたんだ」って教えてくれました。
私もそうだったって伝えることが出来ました。
どんな形ででも失いたくなくて、傍にいたくて、可愛い笑顔を見ていたくて、ずっとずっと友達でいました。
恋人になれたと思ったら遠距離になって、なかなか会えなくなって、可愛い笑顔も見れなくなって、本当は、寂しいなとか、会いたいなとか、そんな日も普通にあるけど、困らせたいわけじゃないし、好きって思ってくれたことが大事だから、遠距離でも平気なんだと思います。
今日はお風呂の思い出も増えて、また幸せ。
会えないときもマモル君への気持ちが揺らいだことはありません。
もし、いつか離れてしまう日が来ても、どうすることもできなくても、マモル君をずっとずっと好きだと思います。
久しぶりに会えたからなのか、色んな思いが溢れて・・・。
その日は、湯船の中で抱き締めあったまま何度も何度もキスをしました。
私の萌えスイッチは、マモル君の可愛い笑顔です。
冬の青空デートとその後のお風呂で、何度もスイッチが押されます。
今日も私はマモル君が大好き!