その事故ってのが、昼間に横断歩道を渡っていると軽自動車に突っ込まれて、右腕上腕部を骨折、右手人差し指と左手中指にヒビが入り、さらに右足をひどく打撲するというものだった。
義弟にまったく落ち度はなく、運転していた若い女性が携帯電話に出て、ブレーキを踏むところをアクセルを踏んでしまったことが原因らしい。
義弟は地元を離れて就職していたため入院の準備も大変で、俺も買い物をしてやったり、仕事帰りに何か用事がないか病院に寄ってた。
いつも個室のベッドの上で両手を吊り上げられ、右足にも包帯が巻かれ、不自由な状態だった。
彼の仕事の方も、近々メインの長期海外出張が予定されていたらしく大変だったらしい。
入院直後には上司や同僚が来て、個室で仕事の打ち合わせをよくしてた。
事故相手の女性にも時々会ったことがある。
彼女は親元を離れて生活している19歳の女子大生で、知的で整った顔立ちの娘だった。
学校がないときに時々来ては、義弟の見舞いと簡単な用件を聞いていた。
病室ではいつもすまなそうにしていた。
義弟は基本的にいい人なので、「まぁ済んだことは仕方ないよ」と逆に彼女を気遣っていた。
まあ義弟の当時の上司はキレて、彼女に文句を言ってたが・・・。
で、ここからが俺の知らなかった話。
義弟に気を遣ってもらえばもらうほど、彼女は自分の不注意が大きな事故を呼んだことを後悔したらしい。
そのうちに彼女が、「なんでもしますから遠慮なく言ってください」と言うようになったそうな。
最初、義弟は「特にないよ」と言っていた。
しかし度々そう言われ、お互いに慣れてきたこともあり、半分冗談で、「悶々しているのだけど、両手がこういう状況で困っている(笑)」ってことを言ったそうな。
彼女も、義弟が何を言っているか、すぐにピンときたらしい。
「ごめんなさい、それは勘弁してください」
義弟も笑いながら「冗談だよ」と言うと、「すみません」と何度も言ってくれたそうだ。
義弟的には19歳の女子大生が困っている顔を見ただけで、当時は結構萌えたらしい。
2、3日して彼女が再び病室へ尋ねて来て、「先日の話ですが・・・」と切り出し、ぼそっと「胸ならいいです」と言ったそうな。
「どういうこと?」
義弟がそう尋ねると、思い詰めたような声で・・・。
「ペニスに触ったりはとても出来ません。その代わりに私の胸なら触っていただいても構いません。これで我慢してもらえませんか」
義弟が「冗談だよ、冗談」と言うと、彼女は泣き声で、「申し訳なくて申し訳なくて、これくらいしかしてあげられません」(←大粒の涙)という状態だったらしい。
雰囲気的に彼女の胸に触れないと場が収まらない感じだったため、「じゃあ少し触らせて」と言うと、彼女は上着のジャケットを脱いで、白いブラウス姿になった。
そしてベッドで上向きになっている義弟の横に立って、ゆっくりと義弟の頬に胸を押し当ててくれたそうだ。
着痩せするタイプなのか思ったよりたっぷりとしていて、義弟はやさしい気持ちになったそうだ。
で、目を瞑って胸の感触に浸っていると軽く眠ったらしい。
そのうち検温の時間になって、看護婦さんが部屋に入るためのノック音で目が覚めたとき、彼女は優しく髪を撫でていてくれたそうだ。
それ以後も、彼女は見舞いに来るたびに優しく頭を抱えて、服の上から胸に頬擦りさせてくれたそうだ。
義弟もよくゆっくり頭を動かして、胸の柔らかさを味わったと言う。
4、5回そういうことがあったある日。
彼女は黒のカーディガンを白のカットソーの上に羽織り、下はベージュのパンツ姿で来たそうな。
その日、カーディガンを脱いだ彼女の胸に頬を触れさせてもらったところ、ノーブラであることがすぐに分かったらしい。
より味わい深かったと言う。
いつもより胸がよく揺れ、はっきりと乳首の存在が分かったそうだ。
思わず義弟は、硬くなった乳首を転がすように頬を回した。
すると彼女が、「ぁっ」と声を出したそうな。
義弟「ごめん」
彼女「いいですよ」
ついついしばらく乳首を転がしたそうな。
ふっと顔を胸から離すと、薄手のカットソーの上にポチッと突起があり、思わず唇で咥えてしまったそうだ。
彼女も嫌がらず、目を閉じて胸を突き出していてくれる。
次に布地を軽く咥えて、その布地で乳首の先を擦るように動かすと、辛抱たまらなくなったのか、彼女がぎゅっと頭を抱えてくれたそうな。
その日はその後、胸に刺激を与えるたびに彼女は目を閉じて、「ウゥッ」と声を出してたらしい。
その後だが、左中指のヒビはすぐに良くなり、軽い包帯に変わった。
胸を触らせてくれるときに、そっと腰や太ももを左手で触っても拒否されず、いい気になって下腹部に手を伸ばすと、軽く左手を握って制止してきたらしい。
しかし、そのうちに、ジーンズやパンツ姿の時には服の上からどこを触っても許してくれるようになったそうな。
時にはジーンズに滲み出てくるほど濡れていたらしい。
ただ、絶対に服の中へは手を入れさせてくれなかったらしい。
結局、退院まで、ずっと胸は服の上から自由にさせてもらえたと言う。
退院して、示談交渉その他すべてが終わった後、恋人のような恋人ではないような感じで、こっそり1年半ほど付き合ったそうだ。
彼女は処女だったとのことだが、ともかく2ヶ月もの間、じっくり仕込んだというか鍛えたため、初回からじつにまったりと蕩けるようなセックスだったとのこと。
義弟は、釣り竿の先に浮かぶウキを見つめながら、「忘れられないんだよね」と溜息をついていた。