私は会社を経営していました。

４０代の初めに独立して、当初仕事は順調でしたが、数年前から経営がだんだんと厳しくなっていました。

仕事も増え、社員も増えてきましたが、そんなところに落とし穴が潜んでいました。

やむなく知人の紹介で、ある男性から高利のお金を借りてしまったのです。

でも、その場しのぎの資金でしたので、返す目処は立ちませんでした。

当然のように彼からの催促は厳しくなっていきました。

それでも知人の紹介ということもあって、手荒なことはしてきませんでした。

当時、妻は４０代後半でした。

専業主婦をしていました。

私の会社の経営が厳しくなってきてから、パートで働こうという気持ちは持っていましたので、特に資格も経験もないのですが求人誌で探していました。

そんな時、お金を借りた男性から、妻の仕事を紹介してくれると言われたのです。

従業員が５名ほどの個人経営の小さなスーパーでした。

そこで妻は働き始めたのです。

慣れない仕事で最初は苦労しているようでしたが、次第に慣れていった様子でした。

妻の稼ぎの半分近くは彼への借金の返済に回していました。

私も従業員を何人か解雇して、経営の立て直しに奔走していました。

そんな甲斐あって、少しずつですが返済できるようになり、彼からの催促も厳しくなくなってきたのでした。

やや落ち着きを取り戻した、ある日の夕方のことでした。

彼から電話が入ったのです。

彼がラブホテルを経営していることは以前から知っていました。

その事務所に来てくれというのです。

事務所に行くと、ある部屋に案内されました。

電気を消すと、彼は壁のカーテンを開きました。

その壁はマジックミラーになっていました。

覗き部屋になっていて、隣の部屋のベッドで絡み合う男女の姿があったんです。

私は興味本位に男女の絡みを見ました。

すぐに現実に戻されました。

その女性は紛れもなく私の妻だったのです。

私の頭は真っ白になってしまいました。

無理やりではなく、妻は相手の男性の愛撫を受け入れています。

彼の話によると、妻の相手はスーパーの店主だそうです。

私は最後まで見ることができずに部屋を出ました。

彼はそんな私を追いかけてきて事務所に招きました。

店主と妻がそんな関係になったのは彼の指示でもなんでもないそうです。

なので店主も、覗かれていることは知らないと言っていました。

彼は私に同情してくれました。

「奥さんのこと、かまってあげているのか？」

そう聞かれ、私は正直に、経営が厳しくなってから１年半ほど妻を抱いていないと答えました。

「まあ仕方ないか」と彼は言いました。

その日の夕方、妻はいつもと変わりなく帰ってきました。

私は妻を責めることができませんでした。

何も聞きませんでした。

妻のことは愛していますし、子供も３人います。

離婚は望んでいません。

何もできずに数ヶ月が経った頃、妻がパートを辞めると言ってきました。

なんとなく店主との関係が終わったような気がしました。

数日後、久しぶりに妻を抱きました。

妻は、「珍しいわね」と驚いていました。

でも私にはわかったのです。

２年前の妻とは違っていました。

私の愛撫による反応が以前より敏感になっていました。

私は妻に冗談っぽく聞きました。

「２年くらいご無沙汰だったね、浮気してないよね？」

すると妻は、「２年もほったらかしだったから、そろそろしようかって思っていた」と笑って答えました。

今では月に１回は抱くように心がけています。

でも時々、ホテルの隠し部屋で見た妻と店主の絡みが頭に浮かんで、オナニーすることもあります。