でも、特にお腹が出てるというわけでもない。
ごくごく普通の女らしい体型だ。
職場では役職もあるようだが、女性登用の流れの中で男性社員からは良くは思われていないのを感じるとのこと。
だから余計に肩肘張って強がって生きているから、毎日疲れるのだろう。
カウンター席に並んでワインが進むと本音が出てきた。
独身、彼氏なし、毎日仕事と家の往復。
通勤の途中で好みの男性を見かけても、男になんか興味ない風を装って通り過ぎるしかできない。
「僕の前で強がる必要はないよ」
笑ってそう言うと、ちょっとだけ頭をこちらに傾けて来たけれど、完全に寄りかかるにはまだ抵抗があるみたい。
仕方ないので少し腕を伸ばして、「よしよし」と、わざと小さな子どもをあやすように頭を撫でてやると、ようやく肩に頭を乗せてきた。
黒髪はサラサラで、いい匂いがした。
髪を撫でながら、偶然を装ってそっと耳に触れると、少しだけピクッと反応して、頭を起こした。
嫌がられたかなと思ったけど、そうではなかった。
ワイングラスを口に運びながら、空いている手をこちらの膝に乗せてきた。
顔は正面を向いたまま。
その手のこちらも手を重ねると、お互いの気持ちは伝わったように思えた。
店を出てホテルに入った。
後ろから抱き締めると、すぐに力が抜けたのが分かる。
そのまま黒髪越しに耳のあたりを優しく頬で撫でるようにしてみた。
俯いて目を閉じて感じ始めているのが分かる。
少し顔の向きを変えて、耳にこちらの鼻が触れた状態でじっとしてみる。
ごく普通に呼吸をすると、そのわずかに鼻から漏れて耳にかかった息に反応を示した。
「んっ、だめっ」
「何が?」
耳に唇が触れるように近づけて問いかける。
「耳、弱いから・・・」
唇は耳に触れるか触れないかくらいの位置をキープしたまま、わざと息を吹きかけるのではなく、普通の呼吸を続ける。
「んんっ」
逃げようとする耳を追いかけて、今度はしっかりと唇を当ててみた。
「ああんっ・・・」
まだキスもしていない。
胸も触っていない。
抱き締めていた腕を緩めて、右手を左の乳房に重ねた。
ブラジャーの感触越しに軽く押す、下から持ち上げる、という動きを加えてみる。
唇は耳にそっと当てたままだ。
耳と胸、どちらで感じているのか分からない反応になった。
後ろから抱き締めた体勢のままで、白いブラウスのボタンを上から一つずつ外していく。
そこから一気にカップの中まで手を差し入れた。
指先に硬くなった乳首が触れた。
そのまま指先で撫でるように転がすと、反応が一段と大きくなった。
「んん~んっ・・・」
それでも口は閉じて声を我慢している。
まだまだ本当の自分を曝け出すのに抵抗があるらしい。
唇は耳を、指先は乳首をいじめながら、もう片方の手を今度は少し乱暴にスカートの中に差し入れた。
パンスト越しではあるがいきなり核心に触れる。
「ああ~んっ」
ようやく口を開いて声をあげた。
いい鳴き声だ。
「いい声で鳴くね」
そう囁くとイヤイヤと首を振る。
あそこがびしょ濡れなのは間違いない。
素直に自分を曝け出させてあげよう。
少し乱暴に身体を押して、壁のそばに近づけた。
「両手を壁について」
間髪入れずに「早くっ」と急かすと、慌てて壁に両手をついた。
「脚を開いて」
今度は大人しく脚を開いた。
スカートを捲り上げて、パンストとパンティを一緒に引きずり下ろした。
「やんっ」
脚を閉じようとする。
「ダメだ、開いたまま。もっとお尻を突き出して」
もうこちらの言うがままだ。
「そのまま待って」
その光景を眺めながら、こちらも脱いだ。
いきり立ったチンポを濡れて光るオマンコに宛てがった。
すぐには入れずに亀頭で上下に擦ってやると、早く入れてとばかりに腰を上下させてチンポを追いかけるような動きをする。
さらに焦らしてやる・・・と見せかけて、急に思い切り突き入れた。
「ああ~~」
長く尾を引くような声が終わらないうちに激しいピストンを始めた。
「ああっ!ああんっ、あんっ、あんっ、あんっ、ダメっダメっ、いっ、いっ」
竿に絡みつく襞の感触がたまらない。
亀頭が子宮を突き上げるたびに、キャリアウーマンはプライドを忘れて、歓喜の声を上げ続けた。
「イクっ、イクの、イクのっ、イクっ!」
何度昇りつめたのかも分からない。
こちらも射精感が込み上げてきた。
「イクぞっ、出すぞ」
「ダメっ、中はっ、ダメっ」
「じゃあ飲めっ」
チンポを引き抜いて、膝から崩れ落ちるのをこちらに向かせた。
キスもしていない唇にチンポを突き立てた。
嫌がる素振りもなく口を開いて咥え込んだ。
「飲めよ、こぼすな」
咥えただけでなく、舌を絡めて亀頭を刺激してくる。
その頭に両手を優しく置いて、精を放った。
その後2人でシャワーを浴びて、今度は優しく全身を愛撫して再び繋がった。
バックが一番感じるらしいが、最後は正常位でして、やはり口の中に果てた。
それからのデートでは、働く女の強さも弱さも、そして淫らさも曝け出してくれるようになった。
「仕事に力が入るようになった」と言っていたのが何よりも嬉しい。