興味が湧いた。
話しかけるには唐突すぎる。
視線を送ってみた。
二度、三度。
気付いたのか、『えっ?』っていう表情をした。
笑いながら、「暑いですね」と苦し紛れに言ってみた。
戸惑った表情だったが微笑んでくれた。
「本当に・・・」
「東京の人間でこの辺りわからないんですが、ここに行くには何線が・・・」
強引に隣に移動した。
驚いたことに44歳だった。
肌が美しかったので意外だった。
ちぐはぐな会話のあとメールアドレスを交換した。
「主人ですか?でも大丈夫よ。メールはお友達ともしてるから」
東京に戻った。
彼女はお嬢様女子大を卒業して、すぐに某企業の跡継ぎと結婚したのだそうだ。
婚前に付き合った男性がいたが、キスだけでご主人しか知らない。
ただ最近同窓会である男性に告白され、甘いキスをされ、身がとろける思いをしていた。
男は海外に行ってしまい、しばらく眠っていた性欲が呼び起こされた奇妙な感覚に男性を求める気持ちが湧いてきていたのかもしれない。
女は『恵子』といった。
子育てに一区切りつき、気が付けば、止め処ない男性への欲望が呼び覚まされたのかもしれない。
男は1人しか知らない。
1人で指を使ってしまうことも打ち明けた。
ただ品のいい環境で育ったので、それは誰にも言えない欲求だった。
『男性のモノを口に?そんなことできないわ。あつしさんとは、これ以上のいやらしい話はできないわ』
『逢う?無理無理。そんな冒険、私には無理よ』
こんな会話が続いた。
3週間も続いただろうか。
ある日メールが来た。
『今度の月曜日、東京に行くの。息子のバスケの応援よ。よかったら逢わない?』
俺は快諾したが、ご飯を食べるくらいだろうと期待はしていなかった。
ところが、会う数日前から少しずつメールが変化した。
『あつしさん、夜は時間とれるかしら?何時まで平気?』
『今、主人と温泉にいるんだけどつまらないわ。モヤモヤして指が動いちゃったの。嫌だわ』
好奇心の変化だろうか?
当日。
宿泊はさすがに社長夫人、会員になっているという名門ホテル『T』だった。
そこのロビーで久しぶりに逢った。
白のノースリーブ、膝までのスカートしなやかな脚、白い肌。
緊張した顔が微かに微笑んだ。
「来ちゃった。恥ずかしいわ」
「食事に出ようか」
レストランに誘った。
どこまでの気持ちで来ているのだろう。
恵子の表情が固かった。
「どうしたの?」
「ちょっとドキドキよ。男の人と2人きりはあまりないもの」
「誘われるでしょ?」
「子供のお母さんばっかりだもの。さっぱりないわ」
様子を見ていると、恵子は食事が喉を通らないようだった。
「行こうか?」
恵子を誘って店を出た。
今度は肩を抱いた。
夜道、今度は身を寄せてきた。
名門ホテルの別館のエレベーターのボタンを押す。
恵子の目が泳いだ。
女の顔だった。
俺の胸に軽く顔を埋めた。
部屋に入った。
静かだった。
ベイサイドの明かりが美しい。
窓のデスクに腰かけてソファに座った恵子を見た。
「おいで・・・」
窓際に恵子を誘った。
高層ビルと海の景色が広がった。
静寂に包まれた部屋。
恵子の肩に手をまわした。
脚がよろけた。
唇を押し当てた。
恵子の舌が遠慮がちに反応した。
さらに噛むように口を動かすと舌が激しく反応した。
成熟した女の口内を舌が這い回った。
噎せ返るような女の吐息の匂いがした。
右手の大きな手のひらを背中に当てた。
左手で胸を軽く揉みしだいた。
恵子の顔が完全に上を向いた。
2人とも立ったままだった。
スカートの後方から指を忍び込ませた。
下着の上からヒップを掴んだ。
ヒップの方から指を侵入させて恵子の秘部を捉えた。
すでに愛液が染み出していた。
指は容易にクリトリスを捉え、先端の敏感な部分を探し容赦なく責めた。
恵子の膝が揺れた。
我慢の限界だった。
恵子の唇に舌を入れると、手をついて崩れてしまった。
しゃがんだ恵子の手を強く握った。
ソファに誘導した。
恥ずかしがる恵子の両足首を持って開脚させた。
白いハイヒールが跳ねあがった。
舌が足首から這いまわった。
膝の裏をねっとりと旋回すると、内股を切り開きながら脚の付け根に達した。
染みた下着が淫らだった。
片足から外した。
淫らな秘部が露わになった。
薄い茂みに秘部が愛液に光りながら充血して口を開いていた。
俺の舌は肉襞を焦らすようにたどるとクリ本体を舐めあげた。
「んーっ!」
快感が腰全体に走ったのだろう。
ブラを手早く外し、ノースリーブをたくし上げた。
薄い色の美しい乳首が現れた。
右手でクリ周辺を触りながら乳首を舌で入念に愛撫した。
高まった恵子は何度もイッたようだが、俺はお構いなしにスリムなボディを攻め続けた。
恵子の愛液は白濁液が混じり、アナルまで垂れて、ソファを濡らしていた。
俺の舌はクリ先端を小さくノックしながら時には根元から旋回した。
俺自身のモノが猛り狂うようにそそり立った。
剥き出しにされた恵子の秘部が俺の怒張した男根を欲しがっていた。
意地悪く聞いた。
「入れて欲しい?太いやつ」
「入れて!欲しいの」
恵子はあられもなく叫んだ。
肉襞を捲りあげながら男根がズブリと入る。
その淫らな映像は恵子の思考能力を完全に奪った。
硬い男根は恵子の奥まで届き、亀頭が粘膜を鈍く刺激した。
俺は角度をつけ、抉るように激しく腰を使った。
快感が恵子の全身を貫いた。
俺は恵子の背後に回った。
胸を両手で包むように弄った。
そして背中から首筋に唇を押し当てて、特に髪の生え際に舌を這わせた。
恵子の全身が震えた。
同時に俺は後ろ手に自分の勃起した男根を恵子に握らせた。
亀頭の先端から愛液が滲み出ていた。
恵子はその液体に愛しさを感じたのか、口に頬張った。
性の営みに没頭する自分の姿に恵子は激しく興奮した。
「あつしさん舐めて!もっとたくさん」
俺は恵子を床に四つん這いにした。
白い尻が突き上げられた。
恵子の全てが丸見えだった。
後ろから淫らな姿を堪能した。
舌はアナルからはじまり割れ目を舐めあげ、クリを根元から持ちあげた。
全身を貫く快感に恵子は自ら腰を揺すった。
俺は隣の部屋まで聞こえそうな音を立てて突いた。
恵子の首が仰け反って、そして垂れた。
恐らく10回は達しただろう。
最後は床の上で恵子は果てた。