そして車に乗りどんどん田舎に向かい、峠を下りると小さな温泉町がありました。
そこで朝食を摂りました。
平日なのでお客さんは私達だけでした。
食事が終わるとまた下りて、大きな川に出ました。
橋を渡り町を抜け、今度はまた田舎に入り、川の支流に沿ってどんどん奥に入りました。
田舎には珍しく大きな神社があり、ものすごい数の紫陽花が咲き乱れて本当に綺麗でした。
主人は私の写真を何枚も撮りました。
「ここでお前のヌードが撮れれば、紫にお前の白い肌が猥褻に写るだろうな」
「馬鹿、こんなたくさんの人の前で私が脱ぐの?」
「もう少し奥に行けば大丈夫じゃないか?」
「ダメダメ、諦めて。もう少し痩せたらね」
「残念だな、今でも十分いけてるのに」
1時間ほどで11時になり、また車に戻り、主人は「この奥にいい温泉があるらしいから行ってみよう」と走り出しました。
木造の小さな温泉でした。
町営か村営でしょうか、60歳を過ぎたようなおじさんが1人で管理しているようでした。
千円を払い、中に入ると貸切状態で、私達2人だけでした。
売店では山の特産品なのか山牛蒡やコンニャク、豆腐の田楽おでんなどが売られ、お昼に何か食べられるかと聞くとおじさんは、「蕎麦が美味しいよ。もっとも蕎麦しかないがね」と笑いながら答えてくれました。
「先に温泉に入ろうよ」
「俺、少しここの谷の様子を見てきたいんだが」
「出掛けるの?」
「うん、ここに実家がある後輩から、いい谷があってアマゴ(ヤマメ)がたくさんいるらしい。じつは今回はその渓流の下見を兼ねていたんだ」
「わかった。早く戻ってね」
主人は出掛けました。
私はタオルを借りて下駄を履き、少し下の温泉に行きました。
川のすぐ上に温泉はありました。
混浴なのか仕切りもなく脱衣所も1つで、浴槽が右左に分かれているだけでした。
屋根もなく、本当に露天風呂でした。
私だけなのでウキウキして裸になり入ると、なんと気持ちがいいのでしょう。
青い空、気持ちのいい風、谷川の音を独り占めです。
天然のせいか、お湯はやや温めです。
周りの景色も良く、久々の大満足でした。
先にお蕎麦を食べようと上がると、「いかがでしたか?景色も良くていい所でしょう」とおじさんが話しかけてきました。
「はい、いい所ですね」
「ここにも温泉があるんですよ。同じ温泉でもまた眺めが違うので、後で入ってみて下さい」
「あ、そうなんですか、後で入らせてもらいます。その前にお蕎麦を頂けますか」
「はいはい、美味しいのを作りますね」
おじさんはこの土地で生まれ、前はキコリだったそうです。
年を取って山がきつくなり、ここの管理人になったそうです。
でも私みたいな若い人は少なく、お婆さんが多いようです。
この年になってもやはり若い人がいいのでしょうか?
食後、「これはワシからのサービスだ」とコップに入った物を頂きました。
飲むと何かの果実酒でした。
お礼を言って、おじさんに教えてもらった温泉に入りました。
なるほど、屋根はあるし、男湯と女湯が分かれていて、木の香りがして落ち着きます。
見える景色も全然違い、温泉が流れ出る音が室内に響いて最高です。
そこに先程のおじさんが入ってきました。
「いかがですか、お湯加減は?」
「いいです、気持ち良く入らせて頂いてます」
「じゃ背中でも流しましょう」
そう言うと、私にお湯から上がってくるように言いました。
「あ、大丈夫です。自分で洗いますから」
「いやいや、気にせんでもええよ、若い人が入ると時々サービスで洗っているから。さぁ、ここに座りなさい」
半ば強引に座らされ、背中を洗ってくれました。
「はい、綺麗になったよ。今度は前を向いて」
「いえ、前は大丈夫です。自分で洗いますから」
「気にせんでいいから、ワシから見ればあんたなんか孫みたいなもんや。恥ずかしいことなどないから」
おじさんに私の身体を見せて、どんな反応をするのか見てみたいという気持ちもあり、私は前を向きました。
「おお、綺麗なオッパイや。さすがに都会の人は色が白くてキメが細かい」
私の身体を上から下に眺め、まずは首を洗いはじめました。
私はおじさんを観察するつもりでしたが、恥ずかしく目を閉じて横を向いてしまいました。
腕を洗われ、足を洗われました。
片足をわざと開き気味にして洗うので、きっと私の秘所は丸見えでしょう。
そして胸は直に手で撫でるように洗われました。
この頃から、お酒のせいかお湯のせいか、それとも興奮したのか肌がポッポしてきて、(もうどうにでもして!)という気分になり、おじさんのしたいように任せていると、私が抵抗しないのをいいことに、あそこに手がきました。
「うぅ」
私が呻くと、あそことお尻を行ったり来たりして、特に中指はクリちゃんに当たるように洗い、私は何度も呻きました。
好きでもない人に触られても気持ちがいいんですね。
「感度がいいんだな。もうヌレヌレだよ。ここに横になればもっと気持ち良くしてあげるよ」
バスタオルを丸めて枕にして、仰向けに寝かされると、おじさんは右手の指を中に入れ、左手はクリちゃんに当てて器用にバイブレーションさせてきました。
興奮しきった私は恥も外聞もなく「アァ」と悶え、昇天してしまいました。
おじさんはまだ触ろうとしますが、今度はくすぐったくなり、足を貝のように閉じて拒みました。
そして急に恥ずかしくなり、慌てて湯船に飛び込みました。
おじさんは笑いながらそんな私に言いました。
「どうだった?気持ち良かっただろう?若い頃はよく遊んだから、テクニックだけはまだ衰えずだな、ハハハ―」
おじさんはそれ以上は求めず、お風呂から出ていきました。
それからしばらくして主人が帰ってきました。
私は、「遅い!待たせすぎ」と怒りました。
帰り道、休憩所で車を停めてもらい、主人を求めました。
何年かぶりのカーセックスでした。
もちろんおじさんとの情事は夫には秘密です。
いやらしいんだけど、いやらしさを感じさせない不思議なおじさんとの体験でした。