先日、取引先へ行った帰りに、(しばらくサボってから戻ろうかな)といけないことを考えました。
バーゲンに行っても疲れるだけだし、スタバも混んでる。
そうだ、映画館でお昼寝しよう。
夏休みなので、どこも子供でいっぱい。
ロードショウ館なんて入ったら昼寝どころではありません。
PCMAX

そこで目を付けたのは、寂れたエッチな映画館。
切符を買うのにエッチなタイトルを言わなくちゃいけないのは嫌だなと思っていたら、「大人1枚」だけで済みました。
中は割と綺麗で混んでもいない。

(良かったー)と思いつつ一番後ろの左隅へ。

ここなら邪魔されずにゆっくりできるかな。
大画面ではカラミが展開されてて、女優さんの喘ぎ声が激しくて、ちょっとうるさいけど(笑)
それでも暑さから逃れた安心感と寝不足で、うとうとし始めました。

しばらくいい気持ちで居眠りしていたところ、ふと人の気配を感じました。
でも、あまりに眠くて目が開かない。
ちょっと夢うつつで、ぼーっとしていたら、胸の辺りにサワサワと。
(ん?)と思う間もなく、誰かの手が私の左胸をブラウスの上から触っています。

(え、痴漢!)

さすがに目が覚めました。
いつの間にか隣にはスーツ姿の男性が座っています。
その男が私に覆いかぶさるようにして右手で左胸を包んでいるんです。

「ちょっと、何してるんですか!」

映画館なので一応小さな声で囁きました。
すると肩を抱きかかえるようにして左手で口を塞がれました。
その瞬間、怒りよりも怖さの方が勝ってしまったのです。

男は私の気持ちを見透かしたかのように、ゆっくりとブラウスのボタンを外していきます。
今日の私はフロントホックブラ。

(嫌だ、どうしよう)

そう思った瞬間ホックがはずされ、私の両胸は剥き出しになっていました。
男の手は遠慮もなく乳房を包んでゆっくりと揉み続けます。
下からぎゅっと揉み上げたり、手のひらで乳首を転がしたり。
口を塞ぐ男の手の下で私の呼吸が少しずつ速くなっていきます。
私は男の体を押しのけようと、右のひじで肘鉄を喰らわせました。

「いてっ」

小さな声がしたその瞬間、私は頬に痛みを感じました。
驚きと恐ろしさで声が出ません。

男はネクタイを外すと、私の両手首をまとめて縛り、頭上にあげました。
唇を震わせている私を見て男は安心したのでしょう、片方の胸に口をつけたのです。
ざらついた舌で乳首を舐め回しながら、男は座っている私の前に移動しました。
正面にしゃがみ込み、左手で私の胸を弄り、尚も乳首を吸ったり舐めたりしています。
男の右手はスカートを捲り上げようと躍起になっていました。
しかしタイトスカートは簡単には捲れません。
諦めた男はスカートのファスナーに手を掛け、あっという間に引き下ろしました。
そして両手で私の足を掴み、座席から引きずるように前に出しました。
背中で腰掛けるような形になった瞬間、スカートが足元に落ちました。
膝を閉じようにも男の体が邪魔になって閉じることができません。

男はストッキングに爪を立て、ぴりぴりと破っていきます。
すっかり役に立たなくなった私のストッキング。
男は下着の上からゆっくりと指でなぞり始めました。
前後したと思うと小さな円を描き、じんわりと温かいものを感じた頃、ふと見ると下着には染みが浮かんでいました。

男はさらに膝を開かせると口を付けました。
下着を齧りとるようにして私に吸い付く男。
舌を硬くして前後させているうちに、下着の上からでもクリトリスの位置がはっきりとわかるようになりました。
男は下着に手をかけて足元に落とし、私の足を両肩に担ぎ上げました。
スクリーンの光を受けて、そこがぬらぬらと光っているのが見え、私は思わず目を背けました。
冷たい空気に触れているのに、じんわりと温かいそこ。
男の指でさらに広げられた時、ぴちゃと微かに音が聞こえました。
その瞬間、つつーっと何かが流れ出るのを感じ、私は思わず目を閉じました。

暗闇の中、舌がぺっとりと舐め回し、続いて指がそっと谷間を探ります。
クリトリスの根元を擦られ、一番深い場所に圧力を感じると、男はクリトリスを舐めながら時間をかけて中に指を入れてきました。
一瞬の抵抗を潜り抜けて男の指先が中で曲げられた瞬間、私が詰めていた息は、「あぁ」という喘ぎとなって出ました。
男は唇を離すと私の耳元で囁きました。

「大丈夫、声を出しても誰も気付かない」

画面からは大音量で女優の喘ぎ声が流れています。
男は片手で胸を弄りつつ指の出し入れを始めました。
自分の声なのか映画の音なのか、私にはもうわかりませんでした。

「いやいやっ、ん、んあっ、んーっ」

「嫌なの?嫌じゃないでしょ。いいんでしょ?」

男の指の速度が増していきます。
指が動くのと同時に手のひらでクリトリスが擦られ、私の頭の中は真っ白になっていました。
絶え間なく流れ出す愛液のせいで、ぐちゅぐちゅと音が聞こえてきます。
男は胸に吸い付き、乳首を舌で舐め回し、さらに深く突いてきました。
ケータイが鳴るのが遠くで聞こえましたが、私は意識を保つのに精一杯でした。
奥深く沈んだ指が敏感な部分に触れた瞬間、私は「いや」という声と共に仰け反り、ついにイッてしまったのです。
男は指を中に残したまま、ケータイをチェックしました。

「楽しかったよ。残念だけど戻らなくちゃ。叩いたりしてごめん」

男は指を抜くと私の手首からネクタイを外しました。
服を整えて出ていく男の後ろ姿をぼんやり見ながら、私はのろのろとスカートを拾い上げました。