1軍は、学年LINEを運営する、派手めなちょいギャル。
2軍は、流行などは分からなくても、スポーツ万能で、体育祭などで大活躍する運動部。
3軍は、至って普通のどこにでもいる子。
4軍は、地味めだったり、オタクだったりして、暗い子。
5軍は、ぼっちキャラ。
というような感じです。
私は流行に敏感な方で、ギャルだったので1軍でした。
そのため、あんな事は絶対に起きてはいけなかったんです・・・。
その日はとても暑く、私は夏風邪を引いていました。
教室の中は冷房がキンキン。
風邪を引いている私はお腹が痛くなりました。
いつもの私だったら派手なので、先生に「トイレ行っていいー?」みたいなノリで言うはずです。
しかし、その時間中に一足早く先生に「トイレ行っていいですか?」と聞いた子がいて、その子に対して先生が大激怒してトイレに行かせたことがあり、言い出しづらかったのです。
それに風邪だからテンションが低い、というのもあったのかもしれません。
授業開始から30分ほど経ち、私のお腹は限界でした。
(もう無理!)
そう思って先生に声をかけた瞬間のことでした。
やっとトイレに行けると安心して力を緩めてしまったのでしょう。
ブリブリブリッ!
大きな音を立ててウンチが出てきたのです。
その時、私は席に座っていたので、お尻より下に出てこれなくなったウンチは破壊力満点のパワーで背中へニュルンと上がってきました。
みんな唖然としていましたが、その数秒後、女子は「くっさーい」「きったなーい」などと近くの子と話しはじめ、男子は、「あー!漏らしたー!」と大声をあげはじめました。
私は恥ずかしさと情けなさで大泣きしながら保健室へ行きました。
背中がとても気持ち悪かったのをよく覚えています。
保健の先生はとても優しくて、号泣する私を慰めてくれましたが、次の日からはもちろん5軍落ち、プラスいじめられました。
高校卒業までずっとそんな感じで(ちなみに高3の時に、もう1回漏らしました)、今は地元から離れた東京の大学で平凡な生活を送っています。