高校時代に商業科に通っていた私の学校は女子が圧倒的に多かった。
その女子の中に「ヤリマン」と裏で呼ばれている女たちが、割合にして約25名ほどいた。
ほとんどが年上の男と付き合っている、または遊んでいる輩だ。
PCMAX

これは20年以上前の話で、その頃は車でナンパが主流だった。
夜のナンパはもちろん、学校帰りのナンパも当たり前、学校に車で乗り付けてくる始末だ。
バイト先にお客様として、このナンパ野郎たちが出入りをしていたため、知りたくない女子生徒の情報を知ってしまう。
まあ、そんな輩の溜まり場的なバイト先だった。

「昨日の女はすぐヤらせた」
「あの女はフェラが上手い」
「あいつのマンコは臭かった」
「思ったよりオッパイでかいわ」
「あの女は腰振りがすごい」
「いい身体してた、またやりて~」

女の子の名前を平気で口にして、そんな事ばかりを話し、笑っていた。
同じ高校の女の子、中学が同じだった女の子・・・知ってる名前が聞こえてくる。
私は知らないふりをして、それを聞いていた。
学校でその女の子に会うと、(本当にそんな事をしているのか?)と半信半疑だった。
まだ17歳でもあったからだ。

そんな女の子でも、私の中で大きく2つに分類されていた。

・見た目から派手な女の子。
・地味で物静かな女の子。

私が気になったのは、後者の地味で物静かな女の子だ。
学校では目立たず、成績もよく、授業態度も良い、真面目な女の子ってやつだ。

(化粧もしてないこんな女の子が?)

しかしバイト先では、その女の子たちの名が度々出てきていた。

「夏子はフェラしたら離さない」
「夏子は何回でもイク」
「夏子はクンニとバックが好き」

学校で見る彼女たちはそんな事を微塵も感じさせなかった。
しかし私はそのギャップに興味を掻き立てられた。

バイト先でのことだ。
外にゴミを捨てに行くと、エンジンのかかった車が建物の脇に停まって何かをしていた。
運転席の男に女がフェラしていた。
女はスカートを捲られていた。

運転席の男が私に気づき、行為を止めて慌てて身体を起こした。
夏子だった。
綺麗に化粧をして、大人びた露出の高い服を着ていた。
私は帽子を深くかぶり、「失礼しました」とお辞儀をして、顔を見られないように立ち去った。

(顔、バレたか?)

私はその日、スカートを捲られフェラしていた夏子の姿をオカズにオナニーした。

翌日、学校で夏子に会ったがバレた様子はなかった。
夏子を見るとムラムラしてヤりたくなった。

私は友人にもバイト先を教えていなかった。
バイトをしていた理由はバイクだった。
バイクに乗っていたことも友人たちは知らない。
私は決して大人しくはなかったが、学校では真面目を装って目立たないようにしていた。

バイトが休みの日、朝早く峠に行き、途中にあるホテル街を通った時だ。
右側のホテルから車が出てきた。
同じクラスの◯美だった。
衝撃だった!

(学年でもトップクラスのあの子が!?)

隣にはイケメンの男が乗っている。
私はヘルメットのシールド越しにマジマジと◯美を確認して、車の前を通過した。
女なんて所詮こんなもんかと幻滅した。

夏休みになった。
私は朝から夜までバイトをしていた。
いつもの歳上の輩たちがたまに来てはエロ話をするのに耳を傾けていた。

「土曜日、◯◯海岸でナンパした商業の女いるじゃん。あの女、超スケベだわ!夏子って言うんだけど、すぐヤれたし、俺ら2人だったんだけど、代わる代わる3Pだわ!」

「マジで?俺もヤりてえ~」

なんということだ!
商業の夏子って言ったら、同じクラスの夏子しかいない!
髪が長くて綺麗な真面目な女の子。

「電話番号聞いたし、また会うから、その時な!」

(マジか!あの子が?)

信じられなかった。
また1人、とんでもないのが増えた。
ここでバイトをしてると人間不信になる。

ある日の夜8時頃、バイクで海岸を走っていた時だった。
コンビニに車が数台と女子高生らしき女の子たちがいた。
私はコンビニの駐車場の端にバイクを停め、シールドを少し上げて見ていた。
その中には、3Pの夏子と、俺が片想いしている純子ちゃんがいた。
夏子はミニスカートにタンクトップ。
純子ちゃんはタイトなショートパンツにTシャツ。
2人とも見るからにエッチな格好をしている。
それに群がる20歳前後の男たち!

(まさかナンパされるのか?それともすでにナンパされてここにいるのか?)

私は冷や汗をかいて見ていた。
すると夏子は男2人の車に乗り、純子ちゃんは別の男が乗っている車の助手席に乗った。
俺は心臓がドクンドクンとするのが分かるくらい激しく動揺した。
ついヘルメットを脱いで顔を見せてしまった。
タバコに火をつけ、覚めた顔で純子ちゃんを睨んでいた。

「あっ!あれ!?◯◯くん?」

純子ちゃんは私だと気が付いたのだろう。
しかし、そのまま車はコンビニを出ていった。
私はタバコを投げ捨て、すぐに車を追った!
すぐに追い付き、二車線の右側を走る純子ちゃんを乗せた車の助手席の横に並び、ヘルメットのシールドを開けた。

「なんだ!コラ!文句あんのか!」

運転席の男に怒鳴られたが、ケンカする度胸もなく一気に車をちぎった。
車は少し追っかけてきたが、追い付きはしなかった。
私は海岸を一周して家に戻り、その日の夜は眠れなかった。

次の日、バイトを休み、家で寝ていると・・・。

「電話だよ!」

「もしもし、誰?」

「あの~、昨日の夜、バイク乗ってたの、◯◯くんだよね?」

純子ちゃんだった。

「はあ?バイク?俺乗れないよ!免許ね~し!」

「うそ!確かに◯◯くんだったよ!」

「俺の家にバイクなんかね~よ!ば~か!」

ガチャン!!

俺は電話を切った。
バイクに乗ってたのは秘密だったのに。

昼過ぎになり、今度は3P容疑の夏子から電話がきた。
母に頼んで居留守を使ってもらった。

この夏子は小学校からずっと同じ学校である。
家も近所だ。

するとなんと夏子が直接うちに来てしまったのだ。

「何だよ!何の用だ?」

「ちょっと話があるからいい?」

「話?ねーよ!帰れ!」

「お邪魔します!!」

「何だよ!勝手に上がってくんじゃね~よ!」

夏子は俺の部屋に入ってきた。

「昨日の◯◯くんでしょ?バイク!」

「バイクなんか乗ってね~よ!出てけ!」

「私、見たんだよ。コンビニで白と赤のバイクに乗ってタバコ吸ってるの!」

「他人の空似だろうが!」

「なんでそんなに怒ってるの?私のこと嫌いなの?ずっと同じ学校でしょ?」

「お前みたいな汚い女は嫌いなんだよ!」

「汚いって?私の何が汚いのよぉ~!」

「夏子!俺が何も知らないと思ってんのか?」

そう言うと夏子は黙ってしまった。

「なんで知ってるの?私のこと?どこまで知ってるの?ねえ!?」

「夏子が夜遊びして、色んな男とヤってんのくらい知ってるよ!馬鹿!」

「そっか・・・知ってたんだね。バレてないと思ってたのにな」

「色んな男と何人もでヤってるのも、全部知ってんだよ!全部本当だろうが!純子だってそうだろ?」

「純子のことも知ってたの?参ったな~。このこと、他の人は知ってるの?言っちゃった?」

「言えるわけね~だろ!他の奴が知ったら、お前にみんなヤらせろって大変なことになるわ!」

「そっか、◯◯くん黙っててくれたんだね。良かった」

「・・・俺はな~、純子がずっと好きだったんだよ~!馬鹿野郎~!」

「そうなの?ねえ?純子とヤりたい?エッチしたい?」

俺は少し考えた。
ここで真面目を貫き通すか、それとも、もうそういうのは投げ捨てて、こいつらを上手く利用するかを。

(いっそのこと利用してしまおう。純子ちゃんもヤリマンらしいし、もうどうでもいい!)

私の中の正義が悪魔に負けてしまった。

「純子もかなり遊んでんのか?」

「私ほどじゃないけど結構やってる」

普通なら怒るところだが、もっと純子のことを知りたくなり、私はチンポを勃起させながら聞いた。

「純子は夏休みに入ってからだよ」

「何人くらいとしたの?」

「純子は5人くらいかな?」

「お前は?」

「えっ!私?30人くらい?もう少しかな?」

「そんなに?!」

「私は1年の夏休みからだから(笑)。止めらんなくなっちゃって(笑)」

「お前!馬鹿?あんなに頭いいのに、信じらんね!ヤリマンか!」

「ヤリマンって言われても仕方ないか。自分でもわかってる」

「開き直ってんじゃねーよ!」

「そういう◯◯くんだって、こんな話してチンチン立ってるじゃない?」

夏子は私が勃起していたのを気がついていた。
短パンだったから尚更だろう。

<続く>