父とは母との離婚を境に疎遠になっていたが、母が他界したのを機に一定の距離感を置いている。
しかし、その時が来た。
後妻から連絡があった。
父がついにほぼ寝たきり状態になり、俺に会いたがってると。
GWを利用して帰郷した。
まあ実家は隣の市なのだが。
ガラガラと玄関を開け、勝手知ったる実家にズカズカ上がり込む。
居間に座ったら襖が開いた。
「初めまして、清子です」
三つ指をついてる。
俺「あっあぁ、どうも、正行です」
清子「よろしくお願いいたします」
俺「えっ?」
清子「あっ?」
そこにいたのはアイコだった。
アイコは俺がよく指名していた風俗嬢だった。
俺「アイコ、なんで?わけわかんねーよ?」
清子「嫌っ」
清子の話だと、清子の母親は、父の離婚後以降、長く父の介護をしていたらしいが、借金苦で自殺。
清子は風俗の稼ぎで生活していたが、父が清子を探しだし、介護を依頼して、今に至ると。
しかも俺と同居を望んでいると。
確かにアイコは風俗店を辞めていた。
しかし、腑に落ちない点があるにはある。
なぜ父がわざわざ清子を探しだしてまで介護を依頼したのか?
なぜ父が、今更俺と同居したいと言い出したのか?
父に会うと、あの嫌味なほどに厳格だった父が痩せ細り、弱々しくなっていた。
その父に懇願されて、同居を断り切れなかった。
同居を始めて気づいた。
清子は甲斐甲斐しく父の世話をするほど健気で、料理、洗濯、掃除を完璧にこなす、出来る女だと。
ある日、父が俺を呼びつけた。
俺「なんだよ?」
父「ワシも長くない。清子を頼むぞ」
俺「えっ・・何をだよ?」
父「私は清子を愛しているんだ」
俺「違和感あるんだよな」
父「清子は若いお前が慰めてやってくれ」
俺「何を言い出すんだ?バカかよ?」
父「頼んだぞ」
父から言われるまでもない。
清子とセックスをしたい。
風俗では、手コキとフェラだけだった。
最近のオカズは清子だし。
その日、帰宅後、風呂に入り清子を呼んだ。
清子「なんですか?」
俺「背中を流してくれよ」
清子は嫌がる素振りもなく背中を流してくれた。
わざとシャワーを清子にかけた。
ずぶ濡れの清子。
俺「清子、服を脱げよ」
清子「・・・」
俺「いいだろ?」
清子「ここは風俗じゃないのよ」
俺「わかってるさ」
清子「わかってないよ」
俺「何がだよ?」
清子「私が好き?」
俺「ああ、好きだ」
清子「風俗嬢だった私を?」
俺「過去は関係ねぇよ。だいたい今は母親じゃないか」
清子「じゃぁ一生、私を守ってくれるの?」
俺は清子の服を剥ぎ取り、下着を引きちぎり、清子の頭を押さえつけて、口に根元まで突っ込んで出し入れした。
清子はえずき、大量に涎を垂らし、目は虚ろになった。
風呂に手をつかせ、クリとビラビラを亀頭で擦り付けた。
父がすぐ側の部屋で寝てるのを忘れ、俺の肉棒は清子のジャングルをかき分け、トロトロな穴に侵入し、激しく突き上げた。
清子は絶叫に近い声を張り上げた。
父どころか近所にも聞こえるような声だった。
それからは俺の性欲は収まりがつかない。
居間だろうが、父の隣の部屋だろうが、所構わず野獣のように清子を抱いた。
朝、清子の中にローターを仕込み、帰宅前に自分でスイッチを入れさせ、玄関先で服を着せたまま、濡れ濡れのマンコに挿入したりした。
ある日、仕事中に清子から電話があった。
とうとう父が入院した。
清子を抱きはじめてからは父と顔を合わせていない。
だが、清子は毎日、父の世話をしてる。
父を見舞うと、父は弱々しい声で語った。
父「清子のこと、ありがとうな。ワシは清子とは籍を入れてない」
俺「まじかよ」
父「内縁ってやつだ。だからお前が清子を幸せにしてやってくれ」
俺「ああ、わかってるさ」
父「清子は苦労してるからな」
父は死ぬまで俺に嘘をつき通した。
父の死後、遺言で隣の北山さんに家を売った。
時価よりかなり安い値段で。
清子のこともあり、どのみちこの家を出るつもりだったからいいのだが。
引っ越しの時、荷物の中に紛れ混んでいた母の日記を見つけた。
驚愕の秘密が書かれていた。
離婚の原因は父の浮気。
俺は博打だと思っていた。
その相手が清子の母親。
(まさか?清子は妹・・・)
役所で戸籍を調べると、清子の父親は、北山。
おそらく父は浮気をした。
母親にバレて離婚騒動になった。
父は浮気をやめた。
しかし妊娠していた。
だから北山に認知させた。
見返りは土地と家だ。
母には真実を言えず、博打を理由に離婚した。
父は清子の母親を迎えたが、結婚は承諾しなかった。
そして清子の母親は自殺。
父は清子を探しだし、結婚したと俺に嘘をつき、同居させて清子と俺を・・・。
今さら清子を手放すことはできない。
不安の中での再出発だ。