「こいつ、俺の学生時代からのダチ」
私をそう紹介したのですが、彼の紹介はありませんでした。
「なんかあるの?」
「オウ!まあ待ってろよ、これから面白いもの見せてやるからよ」
Gはそう言いながら、もう1人の男に向かって「そうだよな」と念を押していました。
「ハイ、ここに来るように話しましたから・・・間違いなく来るはずです」
男はGに丁寧な言葉で話していました。
「来なかったら約束違反だからな。その時はわかってるよな」
「誰か来るの?」
「アア、こいつのお袋さんだよ。保険のセールスしてるんだって。友達を紹介するてこいつに話してもらってるんだよ」
「友達って俺かよ、やだよ、保険なんか入らないぜ」
「お前じゃないよ、俺のことだよ」
Gは保険なんか入るやつじゃありません。
なんとなく彼が何を考えているのかわかってきました。
「まさか・・・お前・・・」
「わかったか。案外勘がいいじゃないか。まあそういうこと。こいつは俺の言いなりなんだよ、なっ!」
2人の関係がどんなものなのは今は関係がないので省きます。
それからしばらくしてその女性がやって来ました。
年は40代半ばで、結構いかした感じ。
G好みです。
「今回はありがとうございます。お話を聞いていただけるそうで・・・」
女は息子の方に合図しながらGに礼を言いました。
「こちらは?」
「僕の友達です。こいつにも聞かせてやって下さい」
「そうですか・・・」
女は意外そうな表情を見せました。
「じゃ、俺行くからさ。後はお袋、頼むよ・・・」
男はそう言いながら部屋を出ていきました。
彼は自分のお袋をGに売ったようです。
彼が出ていったところで、Gが俺に声をかけました。
「悪い、自販機でタバコ買ってきてくれよ」
どうやら今度は私を追い出す腹のようです。
案の定、部屋を出たところでGが追いかけて来ました。
「わかってるだろう。ここで見張ってろよ、いいな。後で声をかけるから。それまでここにいろよ」
Gはそう言い残すと再び部屋に戻りました。
これから中で起こることが容易に想像できました。
Gにかかったらあの女もわけないなと。
Gはペニスに細工を施しています。
「女なんかこれでイチコロだ」
そううそぶいているような奴なんです。
事実、Gにはそんな女が何人もいるのは知っていました。
気の毒だとは思いましたが、私も善人ではないので人助けをするつもりはありません。
恨むんだったら息子を恨むべきだと思いました。
どれくらい時間が過ぎたのか、私は入り口から離れた場所にいました。
誰もこんなボロアパートに来るような人はいないから。
1時間ほどで戻り、近くをウロウロしてると入り口が開き、Gが顔を見せました。
「待たせたな。入れよ」
Gは上半身裸でした。
(やっぱりな・・・)
そう思いながら中に入りました。
部屋に入って目に入ったのは、スリップ姿のまま畳の上に仰向けになっている女の姿でした。
スリップの裾は捲れ上がり、下半身が丸出しになっていました。
パンティは脱がされ、オマンコが見えていました。
どうやら失神しているようでした。
「気絶したみたいだぜ。結構好きみたいだな、この女。これからもう1回戦だ。その後はお前にさせてやるよ」
Gはそう言いながらその女の傍に行き・・・。
「オイ、起きろ、もう一度してやるからさ」
そう言って女を抱き起こしました。
女が私の存在に気が付きました。
「嫌っ!やめて下さい。人がいるのに・・・いや!」
Gは構わず女の身体に残っているスリップを脱がしはじめました。
「お願い・・・やめて・・・いや・・・」
「デカい声出すと人が来るぞ。いいのかよ?」
Gは女を脅かしています。
「黙って言うこと聞いてればいいんだよ」
女が裸にひん剥かれました。
Gの下で形ばかりの抵抗をしていますが、女の下半身はあっさりと開かれました。
女が大きな声を出して喘ぎはじめると、Gが口を押さえ声が外に漏れるのを防いでいました。
Gのペニスが女を思い切りイカかせているようです。
「俺のチンポを味わったら忘れられなくなるからな。いつでもしてやるからここに来いよ。わかったな」
女はGの背中に腕をまわして、両足を絡めるようにしてしがみ付いています。
「お願い・・・もっと突いて・・・もっと・・・」
女がGにねだっています。
「ほらな、見たろ。この女、スケベだろ」
私は見ているのが馬鹿馬鹿しくなりました。
ただ、女というものが分かりません。
こうも簡単にGの言いなりになるなんて。
(息子は母親のこんな姿を見たらどう思うだろう?)
Gが再び女とはじめると、俺はその部屋を後にしました。