最初は夫と、浮気相手の職場の上司『S』への復讐の気持ちからだった。
Sとの浮気がバレて、会社を辞めることになったのは20年近く前のこと。
夫にはしらを切り通したけれど、浮気していたことは確信していたと思う。
私を信じてくれない夫に腹が立った。
パートとはいえ、生き残るのに精一杯の私だった。
PCMAX
30歳も過ぎて、若くないと思っていたこともあるからかもしれない。
他の同年代への対抗心もあったかな。
毎日機械相手の仕事をしているとイライラが募ってきて、心に空洞ができたみたいだった。

女ばかりと言っていいような工場だと、歓迎会、お別れ会、親睦会と何かにつけて飲み会がある。
飲めない私でも付き合いということもあって、ほとんど参加していた。
参加しないとみんなの話が見えなくなるから。
出席するのは100%が女性と言っていいくらい。
アラサーからアラフォーの女の集まりだと、シングルの人も何人かいて、いつの間にか男の話になることもしばしば。
同じ職場の独身の彼を誰がものにするか、みたいな話をしたりする。
私は大人しくて人がいいだけが取り柄の夫に物足りなさを感じていて、ちょっと癇癪なところがある30手前の彼に惹かれていた。
私は既婚だし、みんなの前では彼のことを好きとは言わなかったけど、彼がイライラして工場内で空き箱を蹴ったりするのを見ると、胸がきゅんとした。
母性本能だったのかな?

5時の定時で帰ろうとして駐車場に行くと、彼の車がすっと近づいてきた。

「今日は暑かっただろう?近くの公園に涼みにいかない?仕事のこととか話したいこともあるし・・・」

心臓が爆発しそうだった。
同じ車で行くのは他の目もあって都合が悪いので、近くで待ち合わせて、桜の木の多い公園の駐車場に行った。
夏ということもあって外はまだ昼間と同じ明るさだったが、近くにダムのある公園だったので風は心地いい。
2人でベンチに座りながら、仕事のことや同僚のことなどを話していくうちに、親と同居している私の家庭の愚痴になった。
彼は、「ずっと好きだった」と言ってくれた。
いつからか待ち望んでいた彼の言葉に、頭の中はぐるぐる回って、思考能力はゼロの状態だった。
自宅から車で15分くらいの公園だったけど、彼にもたれかかって、「私も」と言っていた。

その時は何もわからなくなって、そこから10分くらいの彼のアパートに彼の車で行った。
まだまだ外は明るいのに、車の中でもずっと彼の太ももに手を置いていた。
信号待ちの時に彼は手を背中にまわしてきて、少し抱き寄せるようにした。

彼のアパートに着くと、彼は私の唇を激しく吸って、腰を抱き寄せた。
彼の分身はすでに硬く硬直していた。
荒々しく私を抱き上げて彼のベッドに倒れ込んだ。
薄手のブラウスを剥ぎ取り、ブラを外し、胸に顔を埋めた。
子供を2人生んだ私の乳首は、たぶん彼の女友達よりは大きいだろうし、恥ずかしかったけど自然と大きな声が出るくらいに感じてしまった。
身に着けているものすべてを脱がしてしまうと、明るさがまだ残っている部屋の中で足を大きく広げて彼のクン二を受け入れた。
私も彼の分身を口いっぱいに頬張って、白い液体を飲み干した。

彼は、「嬉しいよ。お前は俺のものだ」と言ってくれた。

迸りがあって少ししたら、すぐに大きくなってきた。

「M美が素敵だから、もうこんなになったよ。今度はお前の中に愛の証を出してあげる」

妊娠は気になったけど、もうそんなことはどうでもよくなっていた。
そして彼の分身が入ってきたとき、自分から腰をくねらせていた。
何度も何度も彼の名前を呼び、何度も何度もイッてしまった。
結局、その日は家に連絡もせずに10時前まで彼と愛し合った。

その日から毎日彼と会った。
彼は正社員で課長みたいな立場ということもあり、シフトとかも自由に操作できた。
私のシフトを平日を休みにして、彼は営業活動に出たことにしていた。
その数ヶ月後、同僚が夫に彼と私のことを告げ口した。
もう会社のみんなも知っているようだった。
私は会社を辞めたけど、彼との関係は続いていた。

ある日、彼が「しばらく会わないようにしよう」と言ってきた。
社長から、「夫や子供のいるパートに手を出して何をしている」と叱責されたそう。
その日も彼とセックスをした。
最初の時以外は万が一のことも考えてコンドームを使用していた。
その日ももちろんコンドームを使ったけど、そのコンドームをバッグに忍ばせて持ち帰った。
帰り際に、「もう会えないね?」と言うと、「しばらくはね・・・」と。

彼とのことが発覚してから夫とのセックスはなかったが、その夜は夫と久しぶりにセックスをした。
セックスというより、作業を・・・。
夫はいつも外に出して避妊をする。
でもその時は私が夫のお尻を抱え込んで無理やり中出しをさせた。

今年20歳になる子供が生まれた。
あまり私には似ていない。

「お父さんにそっくり」と人は言うけれど、顔立ちも体つきも彼にそっくり。

じつは今でも彼との関係が月に1度くらいある。
彼も50歳になったが、いまだに独身。
とうに50歳を過ぎた私の欲望のはけ口になってもらっている。
昔ほどの元気はないものの、いつも私の中で避妊なしで中出しをして、「若い頃よりもいいよ」と言ってくれる。

(あなた、ごめんなさい・・・)

これは本当の気持ち。