祐子の部屋にあがってお茶を頂きながら祐子と雑談していると、正樹が部屋に入ってきた。
正樹「あれだな。お前が来てるのに俺の部屋にいないっていうのは違和感があるな」
俺「そうだな」
なぜか俺たちもぎこちない感じだ。
祐子「兄貴!あのね・・・」
正樹「あ?」
祐子「もう・・・大丈夫だから、兄貴も俊ちゃんもいるし、大丈夫だから、明日から学校行くよ!」
正樹「明日は行かなくていい」
俺と祐子は『なんで?』って顔して正樹を見た。
正樹「あぁ、その・・・あれだ。明日は土曜日だぞ、お前」
俺たちは久しぶりに爆笑した。
真剣に言った祐子が一番可哀想だったが、おばさんの耳にも祐子の笑い声は聞こえたらしく、安心したようだ。
俺「あとな、正樹。俺ら付き合うから」
正樹「・・・は?」
俺「・・・だめか?」
正樹「いや、話が急すぎるだろ」
祐子が恥ずかしそうに俯く。
俺「いや、さっき決まったことだから急なのはわかってるよ」
祐子「兄貴・・・許してくれないの?」
正樹「俺が決めることじゃねえだろ。お前らがそれでいいならいいじゃんか。・・・まあ、あれだ。明日2人で学校でも行ってこいよ」
俺たちはまた笑った。
翌日、学校には行かなかったが、俺たちは初デートすることにした。
向かった先は結構な規模のショッピングモールだ。
映画を見て、プリクラを撮って、お揃いのアクセサリーを買った。
祐子から軽くキスをしてきたが、俺は決して舌を入れたりすることはなかった。
彼女の辛い過去を思い出させるようなことがあってはいけないと思ってのことだった。
それからは、家が近い、学校が同じということもあって、空いてる日はたいてい一緒だったので、たまに正樹も混ざって色んな場所に出かけた。
正直、祐子とエッチしたいと思うこともあったが、祐子の傷をえぐってはいけないと思って、ずっと我慢した。
祐子はというと、例の後輩に土下座をして謝られ、安心して学校に行くようになったという。
そして月日は流れ、祐子は高校卒業の日を迎えた。
卒業式の後、校門の近くに俺の車を見つけて走ってくる。
祐子「ううっ、俊ちゃん・・・卒業だよぉ・・・」
名残惜しいのか、涙目だ。
俺「おめでと。早く家に帰って着替えろよ」
祐子「うんっ」
俺たちは今日から3日間、温泉に行くことが決まっていた。
おばさんが祐子に渡した卒業祝いだ。
丁寧に指定席まで用意してくれていて、俺たちはのんびりと旅行に出かけた。
情緒のある町並みを手を繋いで歩き、到着したのはすごく雰囲気のいい旅館だ。
しかも、すごくいい部屋。
俺はいつも以上に祐子のおばさんに心の中で感謝した。
部屋には小さな露天風呂があった。
(一緒に入るべきなのか?)
迷ったが、まあ祐子がしたいようにしようと思って、自分からはそのことについて触れなかった。
部屋に次々運ばれてくる豪華な料理に目が点になったが、俺と祐子は次々と平らげ、幸せの絶頂だ。
祐子「もうそろそろ・・・お風呂入ろうか?」
(それは俺を誘ってるのか?)
そう思いつつ、「ああ、そうだな」と返事をする。
祐子「ねえ、俊ちゃん・・・」
俺「なんだ?」
祐子「一緒に・・・お風呂入ろ」
俺「ああ」
祐子「何年ぶりだろうね~」
俺「そうだな・・・、ほら、お前が石鹸を踏んで転んで泣いたとき以来だ(笑)」
祐子「ばかっ」
軽く俺の肩を叩く。
先に露天風呂に入ってくつろいでいると、祐子が入ってきた。
さすがDカップ、かなり綺麗なボディラインだ。
祐子は運動が得意なこともあって、かなり引き締まった体をしている。
3人くらい余裕で入れそうな露天風呂に入って俺たちはまったりした。
俺「あ~、気持ちいいな」
祐子「ほんと、景色もお湯も最高だし、極楽極楽」
俺「おっさんか、お前(笑)」
祐子「んぅーー!!」
軽く水をかけられた。
俺「悪かったよ、ごめんごめん」
祐子「よーし。許してあげる」
そんな感じでじゃれあっていた。
なんとなく、あの頃に戻った感じがして、この時点ではまだ不思議と性的な興奮とかはなかった。
風呂からあがって、部屋でビールを飲みながらくつろいでいると、祐子が俺の横に来た。
浴衣の襟から白い胸の谷間が見える。
祐子「ねえ・・・俊ちゃん」
俺「ん?」
祐子「えっと・・・その・・・エッチ・・・しよう?」
俺「・・・(唖然)」
祐子「やっぱり・・・だめかな?」
俺「いや、いいけど・・・お前はいいのか?」
祐子「・・・あのこと、気にしてくれてるの?」
俺「ああ・・・まぁ」
祐子「私・・・もう全然大丈夫だし、学校も卒業したし・・・ね?」
内心、「学校も卒業したし」の意味はよく分からなかったが、俺は頷いた。
俺「・・・わかった。まあ、お前処女だし、あんま無理すんなよ(笑)」
祐子「うん」
そう言うと俺の首に両手を回してキスをしてきた。
少し下唇を舐めたり、舌を入れてみたりしたが抵抗はない。
それどころか祐子から舌を絡めてくる。
ここはもう祐子のペースに任せてしまおうと思い、俺は祐子に身を委ねた。
祐子「ん・・・ぅ・・・あっ・・・」
顔を真っ赤にして声を漏らす。
じっと目を見ると恥ずかしそうに俯いた。
そういう仕草が可愛い。
肌蹴た浴衣から見える胸が、なんとなくいやらしい。
部活で鍛えられた俺の胸板に祐子の胸が当たる。
というか、俺にわざと当てている感じだ。
俺は浴衣の上から、そっと祐子の胸を揉んだ。
祐子「ぁあっ・・・、ん・・・」
もっと俺に激しいキスを求めてくる。
俺は祐子の浴衣の紐を解いた。
スクール水着を着て一緒に海やプールで泳いだ頃よりもかなり大きくなっていて、さらに乳首は綺麗なピンク。
俺は、それを両手で摘んだ。
祐子「ああぁんっっ」
今までより高い声をあげる。
俺は祐子をゆっくり押し倒して、乳首を舐めたり、舌で転がしたりしてみた。
祐子「ん・・・っ、あ、あん・・・やっ・・・」
俺「やめるか?」
祐子「・・・ううん、そうじゃないの・・・」
馬乗りになってねっとりとしたキスをした後、下の方に手をやった。
パンティの上からでもわかるくらい濡れていて、祐子はビクっと反応した。
本当はこのままクンニしたかったんだが、祐子は初めてだし、嫌がるかと思ったのでやめた。
するするっと祐子のパンティを脱がし、そして俺も裸になった。
クリトリスを摘むと、「あぁぁんっ」と大きく反応し、俺を掴む手に力が入る。
少し指を入れてみようと思ったんだが・・・かなりキツい。
処女だからとかのレベルじゃないくらいのキツさだ。
かなり指が締め付けられる。
ゆっくりと中指を入れると、「はぁあああぁ・・・」と大きく息を吐く。
俺「祐子、痛いか?」
祐子「ううん・・・大丈夫」
俺「痛かったら、ちゃんと言えよ?」
祐子「うん・・・」
俺は少しずつ指を動かす。
それと同時に、ぬちゃぬちゃといやらしい音が聞こえてくる。
祐子「ああんっ、ん・・・ぁ・・・」
温度が高いそこを指が出入りするたび、熱い液が出る感触がある。
指を見たが血は出ていないようだ。
俺「そろそろ・・・入れていいか?」
祐子「う、うん・・・」
十分すぎるくらい勃起したチンコにゴムを装着し、祐子のおまんこに擦り付ける。
亀頭で入り口を探し、少しずつ腰を沈める。
祐子「ううぅ・・・ぅああああああっ」
俺の手をぎゅっと握る。
痛さを誤魔化すかのように。
俺「・・・痛いか?」
祐子「だっ、大丈夫・・・」
ゆっくりと根元まで挿入した。
祐子を見ると、かなり痛そうな顔をしている。
(早くイッたほうがいいかもな・・・)
そう思い、少しずつ腰を動かす。
祐子「んん・・・ふぁ・・・あああ・・・んああ・・・ん・・・」
おまんこがかなりキツいので、少し動いただけでも俺にかなりの快感を与えた。
情けない話だが、この時点で俺はもうイキそうになっていた。
あんまり早くイクのも勿体ない気がして、俺はキスをして時間を繋いだ。
俺「祐子・・・もうイッていいか・・・」
祐子「うんっ・・・うんっ・・・ぁあああっ・・・」
時折、祐子の腰がビクっと大きく反応する。
そのたびに、「ふぅぅぁあ・・・」と力の抜けた声をあげる。
俺「ゆ・・・祐子っ・・・くっ・・・」
祐子「あん、あっ・・・あっ、俊ちゃんっ、あっ・・・」
だんだん痛みもなくなってきたみたいだったので、俺のペースで動きはじめる。
俺の息は荒くなり、そして祐子の喘ぎ声は高く、大きくなっていく。
・・・そして俺は祐子の中(正確にはゴムの中だが)で、思いっきりイッた。
そのまま祐子の上に崩れた。
しばらく経ってゴムを処理していると、祐子が予想していなかったことを口にした。
祐子「あの・・・俊君・・・舐めて・・・あげようか?」
俺がゆっくり頷くと祐子は俺の股に顔を埋めた。
また大きくなり始めた俺のモノを咥え、「ふ・・・ぅ、ん・・・」といやらしい声を出す。
祐子「き、気持ちいい?」
俺「ああ、めちゃめちゃ気持ちいいよ」
祐子は俺のチンコの先をチロチロと舌先で舐め、そのあとカポッと咥えて頭を上下する。
幼馴染の妹にフェラをされているということに興奮した。
俺は祐子の頭を押さえてよがった。
祐子「んぅ・・・ん・・・んっ・・・」
さすがに初体験の女の子の口に出すのは気が引けたので、「もういいぜ、ありがとな」と言い、また俺は祐子を押し倒し、俺の舌で祐子の体を愛撫した。
たまにちゅっちゅとキスしたり、ボディラインに沿って舐めあげたりすると、「あぁァ・・・はぁ・・・」と言ったり、体をくねらせて反応する。
そのままおまんこまで行ってしまったので、クンニもしてしまおうと決意した。
舌先でクリトリスを少しだけ舐めると、今までで一番高い喘ぎ声をあげた。
そのまま舌先でツツーっと下におりていくと、ピンク色の綺麗なアソコは愛液で濡れていた。
そこ全体を覆い、それを吸い取る。
いやらしい音を立てる。
わざと音を立てて舐めたり、クリトリスを優しく噛んだりしていると、祐子の息がだんだん荒くなっていく。
祐子「あっ、あっ、あああっ・・・ああ、気持ちいい、俊ちゃん・・・。気持ちいいよォ・・・ああんっ、あ、ああああぁぁぁぁ!!」
腰が大きくうねり、足がガクガクと震えている。
俺「・・・イッたのか?」
祐子「わ、わかんない・・・けど・・・たぶん、そう・・・」
俺「気持ちよさそうだったなw」
祐子「えっ、う、うん・・・」
俺はもう一度ゴムを被せ、俺のと祐子の液でぐしょぐしょになったそこにあてがった。
少しずつ入れていくと、「ん、う・・・」と声を漏らし、今度は自分から腰を引き寄せてくる祐子。
なんか急に愛おしさを感じて、思いっきり抱き締めて深いキスをした。
俺たちは何度も何度も愛し合った。
結局、風呂に入ったのは明け方で、セックスをやめたのはゴムが無くなったからだ(笑)
その後の2日間も、昼間は色々なところへ出かけ、夜になるとお互いを愛し合った。
3日目の昼、俺は近くの展望台の上で、バイト代のほとんどを使って買った指輪を渡した。
あらかじめ正樹に聞いて、指にぴったりの物を購入していたのだ。
シルバーのシンプルな指輪の中心には、小さいがダイヤモンドが埋まっている。
祐子「こ、これ・・・」
俺「その、あれだ。卒業祝いだ。・・・それから・・・」
祐子「・・・それから?」
俺「大学卒業したら結婚しねえか?」
祐子「ふふっ」
俺「なんだよ?」
祐子「最初からそのつもりだよっ」
俺は今、結婚してからたくさん必要になるであろう金を貯めるために、昼間は学校へ行き、夜は親父の会社で働いている。
なぜか正樹も一緒だ。
祐子は小さい頃からそろばんをやっていたせいか計算が得意だし、親父の会社で事務をやってくれと頼まれていたので、後から親父の会社で働き始めた。
忙しそうに動き回る祐子の薬指には、あの指輪が輝いている。