おかずは、もっぱらエロ本。
2階の僕の部屋の押入れのダンボールの中に3冊ほど隠してる。
それを夜中に引っ張り出して、こっそりオナニーするのが日課。
ある日、事件が起きた。
そのエロ本が3冊とも無くなったんだ。
僕はママが犯人と見た。
押入れを開けるなんてママしかやらない。
秘密を暴かれてショックだった。
僕はママにメールした。
『友達から借りた雑誌、持ち出したんなら返して。友達に返さなきゃならないから』
そしたら次の日、元に戻ってた。
まったく油断も隙もあったもんじゃない。
あれは、たしか秋だった。
パパが出張で不在の夜だった。
もっと重大な事件が起きた。
雨が降ってて、風もあった。
いつものように勉強してた。
ノックの音。
「けいちゃん、ごめん。入っていいかしら」
「いいよ」
パジャマ姿のママが入ってきた。
「けいちゃん。あのね、今日はパパのベッドで寝てくれる?」
哀願するような目。
「ガタガタ音がして怖いの」
「大丈夫、それは風の音だよ」
「お願い。寝てくれるだけでいいから」
「わかったよ。勉強が済んだら下に行くよ」
「ありがとう、怖いから早く来てね」
約30分後、パジャマに着替えて枕を持って下りた。
階段を下りながらオナニーしていないことに気付いた。
(もし我慢できなかったら、こっそり部屋に戻ってオナニーしよう)
そう思って親の寝室に入る。
枕元のスタンドの電気が点いている。
「あ、けいちゃん」
「横で寝ればいいんでしょ?」
パパとママのベッドはくっついて並んでる。
僕はパパの布団に潜り込んだ。
「明かり、点けたままでいいかしら」
「いいよ、おやすみ」
「おやすみなさい」
(なんだ、静かじゃん。ガタガタなんて音もしないし、雨の音だけじゃん。やっぱりオナニーしたいなあ~)
寝返りを何度も打つ。
なんか勃起してくる。
(ここでするか)
すると、いきなりママが声をかけてきた。
「けいちゃん、眠れないの?」
「大丈夫、寝れるよ。ママこそ寝なよ」
「おやすみ」
「おやすみー」
でも5分後・・・。
「けいちゃん」
「なんだよ、うるさいな」
「こっち見て」
淡い光の中でママと目が合った。
いつものヘアキャップを被ってない。
セミロングのまま。
ノーメイクだけど、まだ44歳なのでそこそこきれい。
薄い黄色のパジャマのボタンが2つ外れている。
白いふくらみの一部が見える。
「けいちゃん?今でもあんな雑誌、見てるの?」
なんだ、そのことか。
勉強に差し支えるってか?
お説教はごめんだ。
「女の人の裸に興味あるの?」
「あれは預かってるだけ。友達から隠しといてくれって言われてさ」
とっさについた嘘。
ママがすり寄ってきた。
(もういいよ、説教は。放っといて欲しい)
僕は顔をそむけた。
「ママじゃだめ?」
「え?」
「ママの身体だったら自由にしていいのよ」
僕は唾を飲んだ。
(なんてこと言うんだよ、ママ。自由にって、何のこと?)
ママは僕の右手を掴むとパジャマの中に導いた。
生まれて初めて乳房に触れた。
柔らかい。
手のひらがときどき乳首に触れる。
なんて心地よい感覚。
目眩がしそうだ。
触りたくて仕方のなかった女の乳房が、こんなすぐそばにあったなんて。
「けいちゃんが心配なのよ。女の子にいたずらとかしないかって」
ママが掴んだ僕の手は下半身に導かれた。
恥丘の毛に触れる。
「心配なんだから」
もしかしてセックスできるの?
セックスさせてあげるって言ってる?
「ママですっきりしてもいいのよ」
唾をごくっと飲む。
ふるえながら深呼吸。
でもそれって・・・近親相姦。
そんなの許されるわけがない。
でも挿れてみたい!
どんな感じなんだろう。
どんな快感なんだろう。
女としてのママには興味ないけど、とにかく挿入したかった。
挿入と射精しか頭になかった。
ママに抱きついた。
「挿れてみる?」
ママが導いてくれた。
にゅるん。
これなの?
これがおまんこなの?
これが挿入なの?
すっげー気持ちいい。
自分が消えてなくなる感じ。
「あぁっ・・・あぁあんっ」
ママが声出す。
(すっげー!生の喘ぎ声、初めて生で聞いた!)
頭の中は真っ白。
すぐに射精した。
セックスって最高だ。
エロ本に書いてある通り、セックスって気持ちいいってことがわかった。
その夜からママのとのセックスにはまってる。
ほぼ毎日してる。
学校から帰ってきたらすぐにベッドインなんてこともある。
ママと早くセックスしたいから友達の誘いを断ることもある。
最近ママ、僕が帰ったらこんなことを言うようになった。
「先にシャワー浴びてね」
それに、こんなことも。
「ガールフレンドを作るのは禁止よ。けいちゃんにはママがいるんですからね」
僕は少しだけ将来に不安を感じている。