愛する妻、香里を他人に貸し出すなんて絶対に考えられないと思っていた。
香里を愛していたし、愛してくれていた。
生きることの難しさを教わった時もあった。
夢を描いて努力すれば思いのままになると信じていたし、これまではその夢を実現できた。
順風万風だった。
PCMAX

サラリーマン時代、会社の営業職コンテストで社長賞を3回獲得した。
30歳で部長職になった。
ある社長から、「脱サラするのであれば出資してやる」と言われた。
チャンス到来と3千万円の出資を受けて脱サラした。
最初の3年間は順調に売り上げも増加していき、1千600万円を返還してオーナーと私の株式比率を53%にした。
しかし、アメリカのリーマンショックもあり、売り上げが激減してきた。
販売店舗を6店に拡大していたので、余剰金1千万円も底をついてしまった。
銀行から金を借りようとしていたときオーナーから電話があった。

「3千万貸す。奥様を毎週1晩預けるという条件で無利子にする」

オーナーの森田は隣県の中堅の建設会社だった。
大学の先輩であり、女を数人囲っていた。
その女たちが独立したり、結婚したりして皆無になっていた。
2回ばかり我が家に来たことがある。

「香里さんは素敵な奥様だ。俺の理想の女だ」

そう言ったのを聞いたことがある。
忘れていたのだ。
森田先輩が香里を狙っていたのだということに気が付いたが後の祭り。
遊びに来るときは、高級ブランドバッグを香里にプレゼントしていた。
香里も好感を抱いている先輩だった。
さすがに「先輩とデートしてくれれば融資してくれる」とは言えなかった。
森田先輩もそのことを見越していた。

「香里と3人で食事会を提案してきた」

香里は喜んでいた。

土曜日の夜、子供を実家に預けて◯◯市の豪華なホテルに行った。
最上階にあるレストランで食事をした。
森田先輩は、香里にバッグと同じブランドの時計とネックレスとイヤリングをプレゼントした。
香里は完全に先輩のペースに巻き込まれていった。
ワインで酔わされている。

「ご主人の会社がピンチのようなのです。私が無利子で3千万円融資しますので、香里さんは毎週、私と付き合ってくれますか」

「付き合うということは・・・?」

「そう、その日の夕方から翌日の夕方まで、私の妻になって頂くということになります」

「私には主人がいます」

「わかっています。私は妻に先立たれました。一人暮らしで2年間過ごしてきましたが寂しいです。あなたのように明るくて笑顔のある人に慰めてもらいたいのです」

「私なんかでよろしいのですか?」

「私にはあなたが必要なんです」

香里は酔って思考力が落ちていた。

「あなたの先輩を慰めてあげてもいいですか?」

香里がこんなに簡単に同情すると思わなかったが、覚悟していたことである。

「香里に任せる」

「森田さん、私で良ければお願いします。パパの融資の件もお願いします」

「良かった。香里さんが納得してくれて」

香里と握手する森田先輩。
香里に近づくと、目を閉じてキスを受け入れている。
薄暗いレストランの中で舌を絡めている2人。
香里は森田先輩に促されるままに先輩とスイートルームに消えていった。
空虚感に襲われる私がいた。
このようになることを期待している私と、拒否して欲しいと願っていた自分が交差していた。
虚しく1人でシングルルームに籠った。

妻のいないベッド・・・。
3千万円を貸してもらうためにという思いがあったが、妻を奪われた一人寝のベッドは屈辱でしかなかった。
眠られずにいると余計に香里が心配になってくる。
2人のいる部屋の前に行くが物音ひとつ聞こえない。
ドアに耳を付けるが何も聞こえなかった。
戻ろうとしたときだった。

「あっっっっあぅぅぅぅ」

妻の絶叫が聞こえてきた気がした。
怪しまれるといけないと思い、部屋に戻るが寝付かれなかった。
右手で勃起した肉棒を扱き、気持ちが楽になった気がして眠った。

コンコン。

誰かがドアをノツクしている。
飛び起きてドアを開けると香里がバスローブ姿で立っていた。
慌てて中に入れた。

「パパ、怒っている?」

「いや、怒っていないよ。彼としたの?」

「したよ・・・」

「満足したの?」

「いっぱいされたよ」

「彼のミルク、飲んだの?」

「飲んであげたよ」

「怒っている?」

「コンドームはしたの?」

「生がいいと言うの・・・」

「生でしたの・・・?」

「うん・・・したよ」

「中にいっぱい出されたの?」

「沢山出されたよ」

「妊娠したら・・・」

「大丈夫・・・ピル飲んだから・・・。パパにしてあげようと思って来たの」

「して欲しい」

香里は肉棒を咥え、睾丸を刺激してくる。
嫉妬していたのですぐに大きくなった。

「どっちが大きい?」

「彼のほうが太いかも」

睾丸を口に含んでくれる。
吸いながら舌で愛撫してくれる。

「入れるよ」

「入れて欲しい」

香里の股間は愛液で濡れている。
源泉の中に一気に沈める。

「いいわ・・・いい」

森田先輩に奪われた膣は私のものだと懸命にピストンを繰り返し、精液を注いだ。

「満足した?」

「気持ちよかった」

「明日の夕方には帰ります。彼が待ってるから行くね」

香里は戻っていった。

翌日、失意の思いで帰宅した。
待てども妻は戻ってこなかった。
夕方には帰ると約束していたが、反故されてしまった。
娘2人を寝かせて、イライラしながら待った。
21時過ぎに先輩からの携帯が鳴った。

「谷口さん、遅くなって申し訳ない。奥さんに惚れてしまった。今から送ります」

結局、香里が戻ってきたのは深夜0時を回っていた。

「送っていっていたが興奮したので、またホテルに入ってしまった。申し訳ない」

何も言わずに香里を迎えた。
大きな紙袋を3個も下げている。

「買ってくれたの。ブランドのバックと洋服」

私も興奮していた。
すぐに香里を全裸にした。
驚いたことに股間の茂みがなくなっていた。
無毛にされていた。

「記念に欲しいと言うので剃られたの。プレゼトを買ってもらったからいいかと思って・・・ごめんなさい」

私がパジャマを脱ぐと肉棒にフェラをしてくれる。
亀頭に唾液をまぶし、肉棒の裏側を舌で舐めながら下りてきて、睾丸を口の中に入れ、口の中で何度も転がす。
勃起している肉棒がさらに硬く大きくなる。

「入れて・・・欲しいの・・・」

香里の膣口は愛液で濡れている。
その濡れ方が激しくなっている。
愛液が太腿を伝って膝まで流れている。
乳首にも股間にも、キスマークが無数に付けられていた。
先輩から激しく愛されたことを意味していた。
女は満足しても満足しても、さらなる満足を求めている。
花弁が開いている。
初めて見る妻が悶えている光景・・・もう私も待てなかった。
膣に一気に膨張を沈めた。

「あああ・・・いいいいい・・・」

亀頭が子宮にコツコツと当たっている。
それだけで痙攣しながらイッてしまった。
さらにピストンを続けていると私にしがみ付く香里がいる。

「パパ、ごめんね。一夜で淫乱にされたみたい。とても感じるの・・・」

20分ほど香里を追い込んで、精液を出した。
香里は激しく絶叫しながら身体を震わせながら弓のように反らせてイッてしまった。
香里は眠ってしまった。
私もそのまま眠った。

朝方、目を覚ますと肉棒が勃起していた。
溢れた精液は白く固まっているが、膣の中は熱いままだった。
寝ている両脚を開脚して、キスマークの痕跡を確認して膣に挿入する。

「朝からしないで・・・疲れてるの・・・」

無視して膣の中を肉棒で掻き回すと悶えてくる香里がいる。
両脚を肩に上げて、肉体を二つ折りの状態で犯す。

「感じる・・・イキそう・・・いいわ・・・」

香里は、女から牝になっていた。
舌を絡めて口付けをしながら妻の子宮に精液を出した。
痙攣させながら悶えつつイッた。
放心状態で股間から精液を流している香里を可愛いと思った。
この香里を先輩と共有しなければならないと思うと腹が立つが、3千万円は返済のために使ってしまった。
この関係を甘受するしかないと思った。

その日の昼過ぎに先輩から携帯があった。
50手前の先輩にそんな精力があったことに驚いた。

「谷口さん、年甲斐もなく興奮して悶えていました。2日間で10発もできるなんて思ってもみませんでした。香里さんは素敵です。惚れてしまいました。よく尽くしてくれました。嬉しかったです。すみませんが香里と週中で昼間に会わさせてください。子供が帰宅するまでには帰宅させます。約束します」

週1と約束していたが、仕方ないと思った。

「香里は何と言っていました?」

「『パパが許してくれれば』と・・・」

「時間だけは厳守してください」

「約束します」

水曜日、子供たちを送り出して出勤しようとしたとき、香里も仕度をしていた。
マイクロミニのスカートに透けているブラウス、ティファニーのバックにティファニーの洋服。
スカートの下は、黒のカーターベルトと黒のショーツに黒のストッキングでさらにスリムに仕上げている。

「見違えるよ」

「彼と会ってきます。これも彼が買ってくれたものです」

妖精のようにも見える。

「時間通りに帰宅していてね」

「わかってる」

香里の笑顔で送られて出勤した。
香里のことが気になるが仕方なかった。

こんな生活が1ヶ月ほど続いた。
寝室にある香里のクローゼットの中は、彼と泊まってくるたびに物が増えていった。
肉体の相性も合うのだろうし、プレゼントされることですっかり彼の虜になっている。
彼と会う日の笑顔は格別に美しいと思えた。
香里は、彼と逢瀬をした夜は、私にも同じことをしてくれた。
睾丸を口に含み、転がし、アヌスを舌で愛撫してくれる。
彼のアヌスも舐めているのだろうと思えた。

<続く>