初めて見た時から可愛いと思い、積極的に話しかけて電話番号を手に入れ、翌日から頻繁に連絡を入れるようになり、デートの約束を取りつけました。
初めてのデートから体の関係を持つことを狙っていたので、どのようにもっていこうか真剣に考えました。
そして思いついたのが媚薬を使うことでした。
ネットで調べまくり、効果があるであろう媚薬を購入して当日を迎えました。
居酒屋に導き、お酒を飲み始めました。
彼女が席を離れる隙を狙ってドリンクに媚薬を混ぜるという卑怯な作戦です。
そのために個室のあるお店を予約していたので、媚薬を混入させるのは簡単でした。
彼女がトイレに立った隙に媚薬を混入させ後は何食わぬ顔で会話をして、その時を待ちました。
2時間ほどが経過したでしょうか、そろそろかなと思い彼女の顔をまじまじと見ると、顔は赤らみ、悶々としているように見えました。
チャンスと感じた私は、「そろそろ出ようか」と声をかけ、店を出ると、「この後どうする?」と聞いてみました。
すると、「気分が悪いから帰りたい」と言い出したのです。
想定外の言動に動揺してしまいましたが、1回目のデートでもあったので紳士的に振る舞い、彼女を帰しました。
うなだれながら電車に乗っていると彼女からメールが来ました。
『本当は帰りたくなかったけど、なぜか突然気分が悪くなってしまって・・・。今日は本当にごめんなさい』という内容でした。
どう返信するか考えていた時、とんでもないことに気がつきました。
入れる媚薬の量を間違えていたのです。
本当は1カプセルなのですが、調子に乗って3カプセルも入れてしまっていたのです。
4カプセル入りの物をまとめて違う瓶に入れ替えたのが間違いの元でした。
お酒が入っていたこと、入れる時にちょうど店員が入ってきたこと、焦って適当な量を入れてしまったこと、確認したらほとんど媚薬が残っていないこと。
酔いも落ち着いてきたところで、ようやく気がつきました。
明らかに入れすぎてしまったのです。
彼女には『お大事に』と返信し、自宅に帰って反省しながら飲み直しました。
後日、再び再会して、今度は無事にホテルへ。
そこで、本当は前回もエッチをしたかったということを聞きました。
作戦を練り過ぎたのが仇になったのです。
それ以来、これからは正直に真面目に生きていこうと決意し、今に至ります。
ちなみにその後、彼女とは体だけの関係を続け、彼女に彼氏が出来た段階で関係を絶ちました。
私にも現在は彼女がおり、幸せな毎日を送っています。
もちろんあれ以来、一度も媚薬は使っていません。