深夜、地元のラーメン屋でなぜか意気投合した若い女。
名前はサクラ。
たぶん偽名だろうが、サクラは風俗で働いていると自分から言ってきた。
ラブホに行くと、サクラはさすがのテクニックで一発抜いてくれた。
PCMAX

「なあ、ほんまによかったん?」

くしゃくしゃの掛け布団から顔だけ出してサクラが訊く。

「何が?」

「あたしと、こんなことして・・・」

成り行きとはいえ、褒められたことではない。

「ええやんか」

笑って俺はサクラの頬を手のひらで撫でた。

「ふふ。カイジってお醤油顔やね」

「どっちか言うたらそうやろな」

「奥さんもそんなとこに惹かれたんやな。ええ顔してるよ。悪い人やない顔や」

占い師みたいなことを言う。

「サクラだって、あんなに飲まへんかったら可愛いのに」

「あたし?あたしは可愛ないよ。えげつない女やて言われるし」

「確かに、えげつないとこはあるかもね。でもやっぱり悪い人やないな。どっちか言うたら寂しい人なんやろな」

「ううっ。ありがとっ」

そう言って枕に顔を埋めた。

「泣いてんの?」

がばっと顔を上げると、あっかんべーをして、「嘘泣きや」と言い、抱きついてきた。

「なんや、まだちっさいままやん」

俺の息子が握られた。

「真面目な話してたから・・・」

「こうしたげる」

キスをしながらやわやわとペニスを揉みしだいてきた。
俺が自分でするより的を射ている。
さすがに男を知り尽くしている。
亀頭の段差が少ない俺の道具だが、そこをうっ血させるようにしごきあげ、パンパンにしてしまった。
みるみる硬さが増して、さっきより1回り太くなったような感じがする。

「どうや?お客さんのペニーさんを大きくするマッサージやねん。ローションをつけてするとええねんけど、ここには・・・あ、あったあった」

仰け反りながらサクラが手を伸ばす。
枕元にコンドームと潤滑ローションの小袋が置いてあった。
ぴりっと濃紺のパックを破ると、手のひらに液体を塗り拡げた。

「ほ~ら。こうして、ぎゅーっと血液を先っちょに集めんねん」

てらてらになった亀頭がサクラの手の中で膨れている。

「硬ったいな。カイジの」

「サクラが上手やから」

「入れたなるやん」

「入れてみいな」

「ほなら、上から失礼します」

起き上がったサクラは俺を跨いで、小首を傾げながら腰を下ろしてくる。
さっくりと位置も確かに鞘に収まる。

「はぁ~。ええわぁ」

熱いぬめりが俺を包み込んで、肉の襞の感じも明らかで、名器と呼べる代物だった。

「すごいで。サクラの・・・」

「そやろ。あたしのおめこ、ええやろぉ」

満面の笑みを浮かべて腰を回す。

「カイジのもすっごい当たってええよぉ。はあん、ああん」

喉を見せるように仰け反りながら、体の芯で俺を感じてくれている。
後ろに手をついて結合部分を見せるように腰を浮かせてグラインドさせるなど、素人ではない味付けだった。
あまり腰が浮くので俺のペニスが跳ねて抜けてしまう。

「あん、抜けちゃった」

そう言って嬉しそうに、また手で押し込むサクラ。

「なあ、バックから突いてくれへん?」

「ええよ」

一度離れて、サクラが四つん這いになって丸い尻を俺に向ける。
チェロのような曲線の胴を抱え込んで後ろからがっしりと固定し、容赦なく突き込んだ。

「あふ。きっついなぁ」

「ごっつ締るぅ」

巾着とはこのことか。
まさしく入口が締るタイプの器なのだ。
俺は初めての名器を堪能した。
押せば、いやいやをし、抜けば、行くなというような慎み深い肉の鞘。
押し込んだまま棒をぐいぐい上下左右にこねてみた。

「いやぁん、それいい。ちょっと上手やん。んんーあかん、あたし・・・」

「サクラ、中に出してもええんか?」

「かめへん。薬飲んでるし」

「ほな、フィニッシュイクで」

さっき出してるんで長持ちはするが、この名器の摩擦には耐えられない。
腰を速く送り出し、サクラの尻肉へバンバン当たるように突く。

「あひ、あひ。あん、あん」

サクラが素人男によがっている。
どこまでが営業用なのかわからない。

「もっと、もっと突いて、突いてぇ」

「こうか?どや」

痛くないのかと思うくらい容赦なく打ち込んでやった。
充血した膣口が捲れあがっている。

「もう堪忍、もうちょうだい・・・」

「うああああ」

今度こそ、サクラの子宮めがけてぶっぱなした。
ドック、ドックと長い射出が続いた。
べったりと轢死したカエルのようになったサクラ。
硬さを失いつつある自分を抜き去ると、ゴボりと泡立つ白濁液が痛々しいヴァギナから噴き出した。

それから朝までとろけるように2人は寝てしまったらしい。
サクラのシャワーの音で目が覚めた。

「7時か・・・」

枕元のデジタル時計が見えた。

「お勤めなんやろ?」

モーニングサービスを2人で食べながら朝のひと時。

「うん、会社行かな」

「ほんま、ありがとうね」

「俺こそ。メアド交換してえな。また会いたい」

「今度はお店に来て。指名料はサービスするし。メアドはこれ」

名刺を出してきた。
やっぱり商売の女だ。

朝もやで、清々しい空気だった。
国道の車はまだラッシュになっておらず、すいすい流れていた。

「車で送るし」

「ありがと。山科駅でええよ」

「わかった」

そして女を山科駅で放流した。