妻、理恵との出会いは、妻がまだ短大生の時でした。
20歳前の妻は幼顔の美少女で、憧れる男性は多かったようですが、大人しく控えめな性格で、男性と会話するときは恥ずかしくて目線を落としてしまうような娘でした。
私と知り合ったときも、はにかみ、目線を泳がせながらも一生懸命しゃべる彼女の愛らしさに心を引きずり込まれるような魅力を感じました。

妻が同級生に無理やり参加させられたるコンパが、私たちの出会いでした。
私は高卒で安月給のサラリーマンだったのですが、医者になった高校時代の友人から人数が足りないので顔を出すだけでいいから来いと言われ、強引に連れて行かれたのです。
どうせ自分なんか偏差値の高いお嬢様学校の女子大生に相手にされるわけがありません。
ただ黙って座っているだけのつもりでいたのですが、真っ赤な顔をしながらうまく会話に加わることもできず健気に酒を注ぎまわっている童顔のマドンナに一目惚れしてしまったのです。
私も臆病な性格でぽつりぽつりとしか話せなかったのですが、それがかえって妻を安心させたようで、心を許した眩しい笑顔を私にだけ見せてくれたのです。

6つも年上の冴えない私と、清純を絵に描いたような妻との付き合いがはじまりました。
しかし彼女の家は地元の名家であり、父親は大企業の社長で、1人娘の妻は会社の後継ぎになる優秀な男と結婚することを期待される身でした。
彼女の父親は彼女が短大を卒業するとすぐに見合い話を持ちかけてきました。
彼女の父はとても傲慢な男で、当然私のような男との付き合いは認めず、無理やり自分の選んだ男と結婚させようとやっきになっていましたが、妻は私との結婚を望み、暴君のような父親に生まれて初めての激しい抵抗を見せました。
しかし、私に大企業の次期社長としての器はありません。
根負けした妻の父は、私と妻の結婚にひとつの条件を出して、渋々承諾しました。
それは、必ず男の子を生み、英才教育を施し、次期社長となるべく立派に育てること。
それまでは自分がなんとしても現役を退かずに待ち続けると言うのです。
自分1人ですべての責任を背負う覚悟をしてまで娘の幸せを認めた彼女の父親を、私は男として尊敬し、心から感謝しました。

こうして妻21歳、私が27歳のときに私たちは結婚しました。
しかし私たちは3年経っても子供を授かりませんでした。
なんとしても子供を作らなければならない妻と私は不妊治療を決意して病院に行きました。
そこで悲劇が発覚しました。
なんと私は子供を作れない体だったのです。
私たちは焦りました。
養父からは顔を合わせるたびに子供のことでなじられました。

「お前の体が欠陥品なんじゃないのか?もうお前たちは離婚しろ!理恵は俺が立派な男と結婚させる」

妻と私は心から愛し合っていました。
離婚なんて考えられません。
しかしこのままでは本当に無理やり別れさせられてしまいます。
人工授精も考えました。
しかし、大きく股を開いて固定された妻の体に医者の冷たい手から誰の物ともわからない精子を注入されるなど、考えるだけで耐えられないことでした。

(それならいっそのこと・・・)

あのときの私はどうかしていたのかもしれません。
医者になった高校時代の友人、Kの顔が浮かんだのです。

Kは高校時代から体格が良くてラグビー部のキャプテンをしていました。
それでいて医大に現役合格をするほど頭のいい男です。
彼の子供なら丈夫で頭脳明晰に違いありません。
妻にこの恐ろしい考えを話したとき、私以外の男を知らない妻は泣きじゃくりました。
そんなことは嫌だと私にしがみつき許しを請うてきましたが、しかし2人には子供を授かる以外に夫婦を続ける道はないのです。
3日3晩泣いたあと、ついに妻は泣き腫らした顔をこくりと縦に振ったのでした。
こうして私たちはKに妻の種付けを依頼することにしたのです。

翌日、Kを喫茶店に呼び出しました。
妻は恥ずかしがって話し合いには参加したがらず、すべて私に任せるとのこと。
Kと私は2人だけでテーブルを挟み、コーヒーを飲みながら話し合いました。
この話をKにしたとき、最初は非常に驚いていましたが、二つ返事で喜んで引き受けてくれました。
それはそうです。
清純貞淑な人妻に夫公認で中出しできるのですから。

その場で詳しい約束事を取り決めました。

・妻は毎週土曜日の夜から翌朝まで、彼のマンションに泊まり込み、種付けを行なうこと。
・種付け期間は妻が男児を妊娠するまでとする。
・妻の体には一切傷をつけないこと。
・口やアナルなどでの射精は不可、必ず妻の膣内にて中出し射精を行なうこと。
・種付け行為の内容に関しては口出しは一切しないこと。

舞い上がる気持ちを抑えるようにKは神妙な顔を作っていましたが、私は話の最中、胸の中に湧きあがるどす黒い興奮を覚え、指先が小刻みに震えているのを悟られないように必死でした。

妻が夫ではないこの男に毎週種付け射精を受ける・・・。
妻の膣内に出された子種が発芽するその日まで・・・。

しゃべることも苦しいほどの興奮でした。
その様子を見てKは察したのか、もうひとつ取り決めを付け加えました。

・種付け行為の記録を毎週夫に提出すること。

Kと妻の初めての種付け日のことを私は一生忘れません。
土曜の夜、入浴して身を清め、念入りに化粧をした妻は、Kの指示で買っておいた黒いブラと、細い紐が食い込む小さな黒いパンティを身につけました。
普段は普通の白い下着しか使ったことのない妻はしきりに恥ずかしがり、食い込むパンティの感触に顔を赤らめて太ももをよじらせていました。
丸いヒップはほとんど露出していています。
私は強い興奮に襲われ、妻に抱きついてキスをしようとしましたが、化粧がとれるからと拒否されてしまいました。
妻は黙ってストッキングとミニスカートを穿き、白いブラウスを羽織ると俯いて小さな声で告げました。

「じゃ、あなた・・・頑張って・・・妊娠して・・・きますから」

その声が少し涙声になっていたのは、まだ抗う気持ちが残っていたからでしょうか。
すぐには出ていこうとせず、立ったまま私の返事を待っています。
私は目を合わせず、妻を突き放すように、「ああ、行ってらっしゃい」と言いました。
妻はそれを聞くと俯いたまま黙って出ていきました。

私は1人部屋で身悶えるしかありませんでした。
他に手段がなかったとはいえ、妻を他の男に差し出す・・・。
妻に対するすまない気持ちと、小さくなり怯えながらも出掛けていった妻がこれから試す行為に対しての激しい嫉妬と興奮。

明日、妻はどのような顔をして戻ってくるのか?
種付け記録の報告内容はどのようなものなのか?
そして自分がどれほどの興奮の底へと落ちていくのか?

そんな期待に、まるで全身が激しく勃起した性器になったような感覚になり、自分を持て余していました。

(このままでは明日まで精神が保てない・・・)

私は通らぬ喉に大量の酒を流し込み、ベッドに潜り込むことで無理やり眠りに就いたのです。

童顔に真っ赤な口紅を引いた妻が黒い下着で迫ってくる夢を見ました。
全身を汗で光らせ、艶かしく挑発的なポーズを取っているのですが、なぜか私は妻に触れることができません。
口元に笑みを浮かべ、妖しい目つきで、悶え苦しんでいる私をじっと見つめている妻。

ガチャリと玄関の扉を開ける音がして、夢ら現実に引き戻されたときには、すでに翌日の昼前になっていました。
パジャマのズボンがびしょびしょに濡れていました。
射精こそしていないようでしたが、シーツにまで染み込むほど大量の分泌物が出ていました。
それを片付ける間もなく妻が寝室に入ってきました。
両膝を揃えて椅子に腰掛けると、俯いたまま小さな声で呟くように言いました。

「ただいま戻りました。理恵の子宮に・・・種付け・・・してもらって来ました」

後で聞いた話ですが、この露骨な挨拶はKに命じられたものらしいです。
髪にブラシは入っているようですが化粧はしていません。
風呂上がりのような姿の妻は、ストッキングも穿いていませんでした。
非常に疲れ切った様子でしたが、怒られた子供のように背筋を伸ばしてうなだれたまま椅子に座っています。
ふとハンドバッグに手を伸ばすと、中から1本のビデオテープを取り出しました。
バッグの中に丸められたストッキングが見えました。

「これ・・・Kさんがあなたにって・・・約束の物」

ビデオを受け取った私が居間にあるビデオデッキのところへ行こうとすると・・・。

「待って、やめて!私のいるところで見ないで・・・お願い・・・お願いだから」

妻のいないときというと、来週の種付けの日しかありません。
仕方なく私はベッドに座り直すと、妻を見つめながら話しかけました。

「どうだった?」

「・・・Kさんは大きくて・・・とても・・・痛かった」

「何回仕込んでもらった?」

「・・・わからない・・・いつかビデオで・・・見て」

「気持ち良かったか?」

それには妻は答えず、きゅっと体を強張らせました。
太ももを締めつけています。
体が感触を思い出しているのでしょうか。

「イッたか?」

妻は全身を真っ赤にしながら消え入るような声で答えました。

「・・・はい」

たまらず私は妻の手を引き、ベッドに上げました。

「あなたやめて、今日はもう無理・・・もういっぱいなの・・・お願い」

しかし、びしょびしょになったシーツと私のパジャマのズボンに気づくと妻ははっとして、「手で・・・してあげるから」と言うと私を寝かせ、キスをしながら濡れたパンツの中に手を入れてきました。
普段は決して妻の方から積極的に振る舞うことはなかったので、興奮した私は大人しくなされるがままにしました。
妻は顔を右に左に傾けながらキスをしてきます。
妻の温かい吐息を味わいながら、私は間もなく大量に放出してしまいました。
唇を離すと妻はバスタオルを取りに行きましたが、部屋を出るときにちらりと私を見た妻は、夢の中で見たような妖艶な表情を浮かべていました。

<続く>