コンコンとノックの音。
オレは終わってズボンを上げようとしていたが、コンコンと無情にノックを返す。
「あ~どうしよぅ~、あ~~」
「学校でしてくれば良かったのに~。すみません、まだ出ませんか?」
またノック。
「・・・」
少しいじわるで、お漏らしスレも見ている俺にはたまらない状況。
このトイレは個室1つ、男用便器2つの共同トイレ。
きれいに整備されている公園なので、女の人もちょくちょく使っている。
辛そうだから代わってやろうかな。
ちんこ見せつけようかな。
(おっ漏らし!!おっ漏らし!!)
その時、友達がこっちの想像を超えることを言い出した。
「私、見張ってるからこっちですれば」
男用の便器を勧める友達。
「ん~、マジ~?」
「漏らすよりいいじゃん」
冷静だ。
郊外の女子高と女子大の近くで、駅に向かうメインの道の反対方向なので人通りも少ない。
「ん~マジ?誰も来ないよね、ホントにぃ?しっかり見張っててね」
シャー!
勢いの良い音が聞こえる。
(見たい!!)
ドアの下の隙間から覗くと、白いお尻からおしっこの筋。
だいぶ溜まってたみたいで、なかなか終わらない。
「紙~紙~」
事前に紙を用意するのも忘れるくらい焦ってたようだ。
「ちょっと待って」
ガサゴソ・・・。
(今出たら見えるはず・・・だけど・・・)
結局、ドアの隙間から拭き取る一部始終を見てた。
出られなかった。
まあ、どうせ前に回り込んで覗き込むなんてできっこないし。
キャーと騒がれて、この至福の時が終わるのが怖かった。
2人の靴と靴下の種類を覚えて、2分後に外に出て追跡。
もちろん、捨てていったティッシュを拾うのも忘れない。
いたいた、バス停に。
(どんな子だろう?ヤンキー風だったらやだなぁ)
少しずつ近づく。
「あぁ~、行ったばっかり~」
「ゴメン」
「まぁ仕方ないかw」
トイレで時間を取られて乗り遅れたみたい。
時刻表をのぞき込みながら、わざとらしく「あと45分もあるのかよ」と言いながら2人の顔を見る。
(可愛い!!!)
1人は和希沙也似、もう1人は室井佑月似w
(おしっこをしたのはどっちだ?)
靴を見る。
和希ちゃんがしてたのね。
黒いローファーには跳ね返りのシミが点々とあった。
そこで初めて気付いたように話しかける。
「バス来ないね。学校はサボり?」
お昼近くの時間で、周りに同じ学校の子がいなかったので聞いてみた。
「今日まで試験だったんですよ~」と和希。
「お疲れさん。やっと終わったね」
2人の話は止まりません。
相槌を打ちながら思いついた。
「テストの打ち上げでもするか?飯くらい奢ってやるし」
試験終わりの開放感と奢りの一言が効いたのかあっさり成功。
話を聞くと2人は高2。
帰る方向が同じこともあり、いつも一緒に行動してる。
かなり仲が良い様子。
家に帰って車を出すことにした。
「で、何食べたい?なんでも奢るよ」
「なんでもいいってwなんにする?」
「ケンタが食べたい!」
スイマセン、ウチの近くにケンタないんですけど。
ドライブがてら隣町のケンタを目指した。
後ろのシートに2人を乗せたのだが、パンツ&太ももが丸見え。
女子高って普段は股とか気にしないんだよな。
(さっき、和希ちゃんのおしっこを覗き見たんだよなぁ)
現実感がないまま車を走らせる。
CDの話題などで盛り上がり、ケンタへ到着。
「ケンタ、お店に来て食べるの初めてなんだよね」
室井さん、衝撃の告白。
「よし、チキンシバく!」
そして変なテンションw
釣られて俺も、「よし、好きなだけ食え~!」とか言ってしまった。
「あ~、お腹いっぱい」
「さてどうする。カラオケ?ゲーセン?」
「ドライブがいい。動きたくなーい」
海までドライブすることに。
和希ちゃんはおっとりした天然さん。
室井さんはしっかりさん。
いいコンビです。
エッチな話題も振りながら海を目指す。
希ちゃんは中学の時にしたみたいだけど、室井さんははぐらかしてた。
処女だなw
彼氏はいない。
女子校だと出会いがないらしい。
両方とも可愛いのに勿体ない。
色んな話をしていると、室井さんがなんかそわそわ。
和希ちゃんに耳打ち。
「室井ちゃんがお腹痛いって」
「食べ過ぎだってw」
明るく突っ込むが事態は深刻みたい。
しかし海へ向かう田舎道なのでコンビニなんてない。
海水浴場の駐車場にならトイレもあるだろうと、急ぐ。
「大丈夫?」
「なんとか」
なんとか便意の波を乗り越えたみたい。
でもトイレに行きたそう。
(漏らさないかな~。道、わざと間違えちゃおうかな~w)
などと思いながらも可哀想なので急いだ。
その3分後に次の波が来た模様!
そして、今度の波は大きかった。
身をよじって悶えている。
「車、止めようか?あと5分くらいで到着するけど」
迷ってる・・・。
我慢してる・・・。
「もう少し、もちそう」
なんとかトイレのある駐車場へ到着。
しかし室井ちゃん、動けない。
なんとか車の外に出たが、そこで事切れた。
「あぁ・・・ごめんなさい・・・」
ぷぴびぶ~・・・。
さっと車の影に座り込んでパンツをずらし、残りをしだした。
後ろ向きで足を拭くので、お尻が見えた。
和希ちゃんは必死にフォローしていた。
車にあったタオルを洗って絞り、室井さんに渡す。
放心状態の室井さんは黙って受け取り、陰に行って股間を拭いていた。
「気にするな、仕方ないよ」
「大丈夫だから、ねっ」
「俺も漏らしたことあるしw」
「私も私も!漏らしたことあるよ」
和希ちゃんは、なんとか元気付けようと必死。
「スイマセン、トイレまでもちませんでしたw」
やっと言葉を発した室井さん。
帰りの車は恥ずかしい暴露大会で盛り上がった。
で、せっかくお友達になれたのに、こんな事でバイバイはイヤだとなって、それから大学卒業までの5年半、よく3人で遊んだ。
まぁ両方とセックスもした。
今でも2人とは仲良しだ。