それから1年ほど経ってレイカは看護大に進学した。
その大学は俺の通ってる大学とは結構離れていて遠距離状態になった。
あるときレイカがスカイプで、「ねえ、私のこと好きですか?」と聞いてきた。
いきなりなんだと思いつつ、「好きだよ、てか好きに決まってるじゃん。何?」と言ったらレイカがなんか考えてるような感じになって・・・。
「・・・あのね、私、浮気しちゃった」
俺は頭をハンマーで殴られたような感じになって混乱して、とりあえず話を聞いた。
すると俺が連休で実家に帰ってて連絡があまり取れなかったとき、寂しさのあまり出会い系をやってしまったらしい。
そこで男に声をかけられホテルに行ってしまったとのこと。
最初は黙っていようと思ったけど俺のことが好きで黙ってるのが申し訳ないから告白したと言ってきた。
これからも付き合うか別れるかは俺に任せると。
俺はかなりショックを受けてスカイプを切り考えた、どうしようかと。
そうしたらレイカが他の男にどんな風にされたのかすごく知りたくなった。
もちろん興奮するだけではない、辛い気持ちもかなりある。
でもなぜかものすごく知りたくなった。
今で言うところの寝取られ属性が俺にはあったんだろう。
浮気の話を聞く前から、数日後に俺のアパートに来るとレイカと約束していた。
レイカとの関係には結論は出さないまま、とりあえず予定通り俺の家に来た。
そしてその話をするときが来た。
「レイカは俺とこれからも付き合っていたいの?」
レイカは申し訳なさそうに、「うん」と答えた。
「・・・そっか、じゃあさ、浮気のこと全部聞かせて。細かく」
「タカシが聞きたいなら全部言うよ」
「相手はどんなやつだった?」
「30歳の会社員だって言ってた」
当時20歳になったばかりの俺からしたらオッサンなわけで、かなりショックだった。
「そ、そっか。それでどんな感じで会ったの?」
「大学の近くに住んでるって話してたから、大学終わりに迎えに来てもらったのね」
「それでホテルに?」
「う、うん・・・」
どうもレイカの反応がおかしいので、「その前になんかあった?」と聞くと・・・。
「・・・車の中でね、フェラした」
「エロいやつだなw」
「なんかね、私がラブホに向かう途中でタカシに申し訳なくなって、『ホテル行きたくない』って言ったのね」
「それは相手も怒るだろうねw」
「そしたらよくわからないけど山の中の駐車場に連れて行かれて、『ホテルに行きたくないならここでフェラしろ』って」
「んでフェラしたの?」
「・・・うん」
「どうだった?」
「う~ん、なんかもう必死だった。ホテルに行きたくなくてw」
レイカはそう言いながらもなんか楽しそうというか、もともとエロいんでそれを俺に話すのを楽しんでるような感じ。
辛いながらも聞きたい俺と、嫌だけど話したいレイカって関係が、ここでなんとなく出来てた。
「フェラしてるときはそいつなんか言ってきた?」
「『もっと音立てろ』とか言われた」
「できたの?」
「わかんないけど・・・途中からは上手いって言ってたよ」
「それで?」
「なんかその人が急に『我慢できない』とか言って押し倒そうとしてきたのね」
「車でやったの!?」
「ううん、それで焦って『シャワー浴びないと無理』って言っちゃって・・・」
「ラブホに行ったんだ?」
「・・・うん、ごめんね」
ラブホに行ったってのは最初に聞いてたので別に良かったんだけど、フェラさせておいてってのはちょっと内心イラッとしたw
レイカは俺にもシャワー浴びた後じゃないとマンコ見せるのを嫌がるくらい妙な羞恥心がある女だったから、シャワーを浴びないと無理と言った気持ちはわかった。
「んで、ラブホではどんな感じだったの?」
「シャワーをお互いに浴びた後に胸触られたりしたかなぁ」
「そいつは上手かった?」
「うーん、普通」
普通って・・・。
俺以外の男に触られたのは初めてのくせに何言ってんだと思ったw
レイカは乳首の感度がすごくいいので、手マンとクリのダブル責めでよくイカせてた。
だから、「乳首はどうだった?」と聞いてみた。
「乳首を舐められたのは気持ちよかったかも・・・。でも、指入れはあんまり上手くなかったよ」
「じゃあイカされなかった?」
「うん、指ではイッてない」
「『指では』ってなんだよw」
「うーんとね、バイブってあるでしょ?」
俺はレイカにバイブを使ったことはなかったのでびっくりして、「え、バイブ使われたの?そいつが持ってきたの?」と聞いた。
「なんか部屋にある自販機みたいなので買ってた」
「どうだった?」
「最初は大きくて入らないと思ったんだけど、その人がローションつけたら入った」
「気持ちよかったの?」
「慣れたら気持ちいいといえば気持ちいいけど、おちんちんのほうがいいなぁと思ったw」
「そっか、でもイッたんだろ?」
「うん、なんかクリに当たるとこが良くてw相手もだんだん私が気持ちいいとこがわかったみたいで動かし方上手くなってきたから・・・」
恐らくバイブの根元にクリに当たる部分があるタイプだったのだろうと察しはついた。
「イケたんだったら気持ちよかったんだよね?」
「なんかねぇ・・・できればイッたってバレたくなって声を抑えるのに必死だったの」
レイカは普段、イクときにそれこそ背中が反る感じになったりするし声も大きかった。
お互いの部屋でヤルときは枕に顔押し付けたりしないと声が聞こえる危険性があるくらいで、抑えたなら大変だったろうなと思った。
「それでバレなかった?」
「『イク時はイクって言え』って怒られたw」
つまり、バレてたわけだ。
「それでやったんだよな?」
「うん」
「どうだった?気持ちよかった?」
「最初はあんまり・・・」
「なんで?下手だったとか?」
「っていうかね、信じてもらえないかもしれないけど、本当にタカシに悪いって気持ちがあったの」
「だから気持ちよくなかったってこと?」
「・・・ディープキスはしなかったしゴムも付けてもらったし、それに早く終わらせて帰りたいとずっと思ってた」
キスはともかく、レイカは俺とは基本生外出しでやってたので、そいつとも生でやったんじゃないかと思ってたから、そこはちょっと安心した。
「だから最初、相手の顔が目の前にあるから、『タカシじゃない人としてる』って罪悪感があって・・・」
「そうなんだ。でも途中から気持ちよくなったんだよな?」
「バックはちょっと気持ちよかったw」
もともとレイカはバックが好きだったからそういう意味かなと思った。
「バックはなんか違った?」
「顔、見えないから。あと激しかった」
「激しいのが好きだもんなw」
「最初は気持ちいいわけじゃなくて激しくて声出ちゃったのね。そしたら相手が『もっと声出せ』って言ってきて、声出してたらなんか気持ちよくなってきたw」
「んで、それで終わり?」
「最後は正常位だったよ」
一応気になって、「そいつ、どこに出した?ゴムつけたまま中で?」と聞いた。
そしたら、「うーんと・・・」と口ごもるレイカ。
「何?もう全部言っていいから」
「・・・顔射」
「え?」
「顔に出された」
「マジかよ」
顔射も俺がしたことがない行為だった。
口内射精してごっくんが多かった。
「相手が出そうになって、『口に出したい』って言われたのね。でもなんかそれは嫌で、そう言ったの」
「そうなんだ」
「そしたら、『じゃあ顔にかけるけどいいの?』って言われて、もうどっちかしか無理みたいな感じで」
「『かけて』って言ったの?」
「ううん、黙ってたらいきなりかけてきた」
「嫌だった?」
「化粧を落とさなきゃならなくなったのが嫌だったかなwでも、もう会う気がないからいいかとは思った」
おしまい。