当時仕送りだけでは心許ない僕にとって、タダで2万円は美味しい話だったのだ。
先に身体検査を受けて、さらに精子を採取されて、精液の量や精子の数、遺伝子の検査など全てをパスして僕は契約することになった。
仕事は至って簡単で、最初に女性と面談して、女性の希望するタイプであるかを決めるのだ。
面談の場所は特に決まっていない。
女性の希望する日時と場所。
不妊夫婦の場合はカップルで面談だが、独身女性の場合は当然1対1である。
そして会社からは精子提供者は女性とのプライベートな関係は固く禁止されていた。
そして僕は自分の身元を明かさないように言われていた。
こうして女性が精子提供者を決めると、女性の妊娠しやすい時期を狙って、僕と女性が同じ日に病院を訪れて、別々の部屋で支度をするのである。
この病院では試験管などは使わないで、精子提供者から精子を採取して、洗浄してからすぐにナマの状態で別室の女性の子宮内部に直接精子を送り込む方法だった。
精子提供者は採取の3日前から精子をできるだけ貯めるためにセックスを禁止される。
僕も3日間の禁欲状態だった。
ベテラン看護婦さんの手でペニスに採取用のコンドームを装着するためにペニスをしごかれると、あっという間に硬くなっていった。
そしてコンドームを装着されて看護さんの手でペニスをしごかれるや否や、1分ももたないでドクンドクンと濃い精液を射精してしまうのだ。
謝礼はその後、現金で支払われていた。
こうして僕のフレッシュな精子を送り込むと、ほとんどの女性は初回か2回目で受精し、妊娠したようだった。
僕はある時、面談である女性とであった。
婚期を逃した30歳代の美人OLであったが、聞くと人口受精のために多額のお金を支払っていた。
さらに妊娠した場合でも追加料金が必要だと知った。
僕は彼女がそれほどお金があるとも思わなかった。
所詮は安月給のOLである。
僕は可哀想に思い、彼女にひとつの提案をした。
最初は驚いていたが、僕の説明に納得した。
それは会社から禁止されていた行為だったが、会社は知りようがない。
僕は彼女の赤ちゃん作りにタダで協力することにしたのだ。
こうして僕と由紀は期間限定のカップルとなった。
僕は無報酬の代わりに由紀に提案をした。
僕の好きな時に好きなだけ抱かせてもらえるということだ。
由紀は妊娠を条件に僕に無条件で抱かれる決心をした。
告白すると、由紀は僕のセックス処理の道具だった。
僕のはち切れんばかりの性欲は由紀の肉体で一気に爆発した。
ほとんど男性経験のない由紀の肉体は毎日のように抱いても飽きなかった。
僕はその日のうちに由紀のアパートに潜り込んだ。
由紀を裸にしながら由紀の肉体を隅から隅まで舐め尽くして、すぐにいきり立っていた熱いペニスの先端を由紀の入り口に宛てがい、一気に奥までずぶりと貫いた。
由紀の口から小さな悲鳴があがったが、僕はケダモノのごとく由紀の熱い内部で暴れまわった。
次第に由紀の頬や首筋が赤く染まり、やがてシーツを掴んで顔をしかめた。
いきなり由紀の背中が反り返り、下半身を痙攣させる由紀。
そんな由紀の乳房を吸いながら、これでもかと硬いペニスの先端を由紀の子宮口にぶち当ててやった。
そして腰を痙攣させながら由紀の子宮口に直接大量の精液をドクンドクンと浴びせてやった。
僕は由紀の部屋に煩雑に通うことになった。
それはまるで新婚カップルのような激しいセックスだった。
僕は由紀の大人の色気に夢中になっていた。
そして赤ちゃんを希望する由紀の希望を叶えるために、せっせと由紀の子宮内部に新鮮な精子を送り込み続けたのだ。
僕は由紀の肉体に満足し、由紀も僕によって女の肉体を開花させていった。
由紀の左右に広がった豊かな腰骨と乳房の大きさから、由紀がもともと受精能力の高い多産系の体であることは分かっていた。
そんな健康でぴちぴちの由紀の肉体をしゃぶりつくす。
そんなセックスの日々はあっと言う間に過ぎ去り、出会いから半年が経った頃、由紀のお腹の中に僕と由紀の愛の結晶が宿り、すでに妊娠5ヶ月に入っていることを告白された。
妊娠するまでの約束だったが、由紀は僕を手放したくなかった。
由紀のふっくらと膨らみはじめたお腹を擦ると、赤ちゃんが胎動しているのが分かった。
「妊娠して良かった。あなたの認知は約束だから必要じゃないけど、これからも時々遊びに来てもいいわよ」
僕は次第に妊婦らしくなっていく由紀の肉体を求め続けた。
妊娠してからは、由紀の方からセックスを誘うようになった。
僕は由紀が妊娠7ヶ月で出産のために里帰りするまでの間、せっせと妊婦とのセックスを楽しんだ。