夫は自慢の大型ゴムボートに池田さんの奥様を乗せて琵琶湖の北にある竹生島に向かいました。
残された私たちは浜辺でお酒を飲んでいたんです。
池田さんのご主人は京都市内のデパートのコーナ主任をしていて、私の目から見てもかっこいい男性でした。
すぐ近くでおしゃべりをしていると、思わずふっと顔を近づけたくなるくらい素敵な彼でした。
そんな私のときめきが伝わったのか、彼が悪戯心を起こしたんです。
「なんか奥さんのそばにいるとキスしたくなっちゃう」
「えっ、やだ。もう何を言ってるんですか?」
「もちろん冗談です。でも、一度だけ軽くしてみません?」
その時すでに私の心はざわついていたんです。
「一度だけって・・・」
そのときには彼の顔がすぐ前にありました。
でも私は顔を背けず、微笑みを浮かべて軽く目を閉じてしまいました。
彼の息遣いを鼻先に感じ、すぐに彼の唇の感触を感じました。
(あん・・・)
一度唇を離したら、心臓の鼓動が一気に速くなりました。
それでやめておけばイタズラで済んだと思います。
でも彼は再び唇を合わせてきたんです。
夫のゴムボートはもう見えなくなっていました。
2回目のキスは1回目とは比較にならないくらい気持ちのこもった本気のキスでした。
「奥さん」
「だ、だめ」
自分でも恥ずかしくなるくらいの甘い声でした。
いきなり強く抱き締められて、3度目のキスはお互いにどちらからともなく舌を出して絡ませ合いました。
私は半ズボンにタンクトップ、彼も同じような格好で解放感に満ちていました。
彼に抱きかかえられて湖畔のボート小屋の裏側に連れて行かれた時はもう発情してしまっていたんです。
人目を避けるように小屋の壁に手をついて、半ズボンとパンティを下ろされて後ろから貫かれました。
夫のボートが帰ってくるのを気にしながら、約30分間の刺激的なセックスでした。
夫たちが戻ってきてからも楽しいキャンプは続きましたが、胸のときめきは家に帰ってからも続いていました。