中2のときだった。
ある日の放課後、部活をサボって保健室で昼寝をしていた。
保健のうるさいおばちゃん先生の留守を見計らって入り(鍵の壊れた窓があった)、保健室の奥のベッドに潜り込んでカーテンみたいな仕切りを引いちまうと、静かで気持ちよく寝れるのだ。
で、部活が終わる頃に目を覚まして、窓から出てってみんなと一緒に帰る。
時々、そういうことをやっていた。

ところがその日、くーくー寝てるとなんか様子がおかしい。
室内に人の気配がする。
誰かが怪我でもして保健室に来てるんだろうと思ったが、違うみたいだ。
そーっとカーテンの隙間から覗いてみると3人いた。
校医のじじいと、俺の担任の先生、それにクラスメートの秀美だ。

様子を見ていると、だんだん事情が飲み込めてきた。
秀美は数日前の内科検診の日に欠席してて、わざわざ彼女1人のために校医のじじい(年は60歳くらい、ハゲ)が検診にやってきたらしい。

(そんなのアリなのか!?)

俺は興奮してきた。
が、なんでその検診に担任の先生(男、35歳くらい、バレー部の顧問)が同席せねばならないのか、よく判らなかった。

校医のじじいは俺に斜めに背を向けて座り、秀美はその向かいの丸椅子に座っていた。
担任はその後ろに立ってて、俺は秀美を斜め前から眺める形になっていた。
出るに出れなくなってしまった俺は、音を立てるわけにもいかないから、カーテンの隙間から薄目を開けた状態でフリーズ。

秀美はいわゆる美人タイプじゃなかったけど、色白で丸顔でプリプリして可愛くて、おまけにおっぱいがデカかった。

しきりに後ろの担任を気にしながら、ジャージ姿で秀美は診察を受け始めた。
口を開けさせられたり、喉のところを手で押さえられてりしてたと思う。
そしてついに校医のじじいが言ったのだ。

「じゃあ上を脱いで」

もうドキドキして罪悪感に襲われたが、今さら出るわけにもいかないし、目を瞑ってるのも勿体ない。
秀美は「えー」とか言いながら、しきりに恥ずかしそうに笑ってた。
後ろの担任は、「ほら、早くしなさい」とか言い出すし。
結局、秀美は観念してジャージの上を脱ぎ、校医と担任を交互に見ながらTシャツも脱いだ。

「ゴメンね。悪いけどそれも脱いでね」

やけに優しく校医に言われ、またきょろきょろした挙句、ブラもとった。
色白でふっくらして柔らかそうで、思ってた以上に大きな乳房が露わになった。
秀美は俯いて両手で胸を隠した。
すると担任が後ろから両肩を持って姿勢を正させた。

「ゴメンね、手をどけて胸を張ってくれるかな」

校医がそう言うと、秀美は赤い顔で俯いたまま素直に言う通りにした。
俺はもうドキドキで心臓が爆発しそうだった。

校医のじじいは聴診器を当てるかと思いきや、まず指先でトントンと秀美の胸を触れるというか、突っつきはじめた。
秀美はもう首まで赤くなっていた。
数ヶ所つついたあと、鎖骨の下あたりから両手の指で軽く叩き始めた。
乳房の膨らみがはじまるあたりまで叩いていって、乳房の周りを丹念に叩いた。
乳房そのものは叩かなかった。
それから左乳房の下にすうっと手のひらを入れて、押さえるようにした。
心臓を調べていたのかもしれない。
なんにしても、俺らの何十倍も時間と手間をかけてやがるのは明白だった。

しばらくそうしたあと、「後ろを向いてね」と校医は言って、今度は染み一つないすべすべの背中を叩いたり触ったりし始めた。
なにしろ自分の担任と上半身裸で向かい合ってるわけだ。
こっちからは秀美の表情はもちろん見えなかったけど、一生懸命両に腕で胸を隠していたのはわかった。

次に校医は聴診器を出して背中に当て始めた。
何ヶ所にも当ててたと思う。
それから、「体の左側をこっちに向けてね」と指示すると、左腕を上げさせ、左の脇からあばらのあたりに何回か聴診器を当てた。
それから改めて前を向かせると、「ゴメンね、もう1回胸を張ってね」と言い、胸に聴診器を当て始めた。
何ヶ所も何ヶ所も当てる。
それも胸にくっきりと丸い跡が付くくらい強く当てる。
今にも泣き出しそうな顔で、それでも胸を張ってる秀美の姿はたまらなかった。
担任の野郎はその間ずっと、上から覗き込むようにしながら秀美の両肩を押さえてやがった。

突然、校医は手を伸ばして秀美の左乳房を持ち上げ、乳房の下に聴診器を食い込ませた。
秀美は、「あっ」と小さな声を出した。
俺はそのとき時間が止まったような気がした。
でも本当にすごいのはここからだった。
なんと校医は一度手と聴診器を離すと、今度は右のおっぱいそのものにグイッと聴診器を押し当てたのだ。
青く血管が浮いてるのまで見える秀美の白くて大きな右乳房は、聴診器を押し当てられて大きく変形した。
そのくらい校医は力を込めていた。
痛いのか秀美は顔を歪め、体をすぼめて両手で胸を庇おうとした。
しかし担任の野郎が後ろからその両手首を掴んで、無理やり胸を張らせた。
校医は少し位置を変えて、もう一度右乳房に聴診器を押し当てた。
おっぱいがまた変形した。
聴診器を当てた跡は、くっきり丸く赤くなっていた。
校医は秀美の両乳房に、上から、下から、横から、正面から乳首ごと潰すように位置を変えながら何度も聴診器を強く押し当てた。
そのたびに乳房が変形し、痛さと恥ずかしさでぶるぶる震えながら必死に耐えている秀美の姿は、まるで乳房を拷問されてるようだった。

(どう考えてもこれは診察じゃない)

俺はショートした頭で思った。

ひとしきり当て終わると、校医は聴診器を耳から外し、「ゴメンね、痛かったね」と秀美に言った。
秀美は、もう顔を上げることもできずに微かに頷いた。
ところが校医は、「ちょっと気になることがあるので調べてみますね」と担任に言うと、「ゴメンね、もう少し我慢してね」と秀美に言い、今度は今さんざん痛めつけたばかりの秀美の乳房を、指先や手のひらで触り始めた。
しばらく触ったり揉んだりしてから校医は、秀美にこう指示をした。

「そこの長椅子に仰向けになってくれるかな」

秀美はもう逆らおうともせず、黒い長椅子の上に仰向けに寝た。
校医は白いお腹を何回か押したあと、また乳房にとりかかった。
両手で包むように揉んで、乳首もぎゅっと摘んだ。
その時、秀美の頭は俺のすぐ下にあった。
秀美は泣いていた。

担任がニヤニヤ笑いながら、「胸に異常はありますか?」と校医に聞いた。
校医はこれも笑いながら、「いや~、この子はいいお母さんになりますよ」みたいなことを言い、テーブルの上からシャーペンを取って、「ほら、こういうラインで乳腺が発達してくるんですよ」みたいなことを言って、担任に示すようにシャーペンの尖った先で秀美の乳房のあちこちをチクチクと突っついた。
そのたびに秀美はかすかな悲鳴を上げてぴくりと震えたが、もう抵抗する気力もないらしくされるがままだった。

検診はそれで終わりだった。
校医は秀美の両胸をぱんぱんと叩き、「はい、よく頑張ったね」と言った。
秀美はしばらく立ち上れなかったが、立ち上がると呆然といった感じで服を着て部屋から出ていった。
それから校医と担任も保健室を出ていった。

秀美は大人しくてやさしい子だった。
家庭的に複雑で、ほとんど弟と2人暮しみたいな状態だったという話も後で聞いた。
その後もちゃんと学校には来て、目立たないなりに普通に過ごしているようだった。
俺は保健室で昼寝するのをやめた。
あの日見たことは誰にも言えなかった。
南関東のさるど田舎での話だ。