「何やってるの?」
弟を問い詰めようとしましたが、呂律が回りません。
すると弟は私にのしかかり、私の口を手で押さえて言ってきたのです。
「姉貴、怪我したくなかったら1回だけやらせて」
弟は私より6歳年下で高2です。
男子バレー部に所属していて、身長も180センチ近くあり、姉の私から見ても顔も可愛い感じで、モテないわけがありません。
ただ6歳も離れていると弟の行動にはまったく興味がなく、家でもほとんど口をきくことはありませんでした。
私は短大を卒業して、地元企業のOLをしています。
高校生の時から続いている同級生の彼氏がいて、彼氏も地元勤めでいつでも会えるので、エッチに関しては充実していました。
会社も実家から近くて、友達も周囲にいるので、会社帰りに飲んで帰ることは珍しいことではなかったのです。
翌日が休日だったので思わず飲みすぎてしまったのです。
でも、弟が私に興味を持っていたなんて考えたこともなかったし、こんなことをするとは夢にも思ってませんでした。
声を出そうにも弟に口は塞がれていたし、馬乗りになられて身動きが取れませんでした。
生まれて初めて弟のことを怖いと思いました。
「抵抗したら本当に切るよ」
そう言った弟の右手にはカッターナイフが握られていました。
私はただ弟の言葉に頷くしかありませんでした。
弟は私が騒がないことを確認すると口から左手を離し、右手に持っているカッターナイフの刃を肌を傷つけないようにブラの繋ぎ目に入れて切断しました。
ブラが開くようにずれて、私の胸が弟の目の前に曝け出されてしまったのです。
弟のことがすごく怖かったです。
「やめて。なんでこんなことするの?」
私は両手で胸を隠そうとしました。
恐怖のあまり涙目になっていましたが、上から見下ろしている弟を睨みつけました。
「姉貴の胸、前から見たかったんだ。ブラジャー切っちゃってごめんね」
弟は左手で私の胸を揉んだり、乳首をイタズラし始めたのです。
弟はカッターナイフを横に置いて、両手を使って懸命に私の胸を愛撫していました。
でも全然気持ちよくはなかったです。
彼氏と比べれば反対に気持ち悪い感じです。
やっぱり弟だから?
私は横を向き、弟のほうを見ないで好きなようにさせていました。
「姉貴、気持ちいいだろ?」
「・・・そんなわけないじゃない」
弟のしている行為がすごく悲しかったです。
無性に情けなく思いました。
明らかにアダルトビデオの見過ぎなんです。
彼氏と一緒に見たことがあるエッチビデオと、行為の順番がまったく同じでした。
「お姉ちゃん、そのくらいじゃ全然感じないよ。あんた童貞でしょ?」
「えっ、そんなこと・・・」
弟の愛撫が一瞬止まりました。
「うるさい!姉貴、自分の立場がわかってないな」
逆ギレした弟を見て、反対に私も覚悟を決めました。
酔っていたせいもあると思います。
弟も私の挑発によほど頭にきたのか、突然乳首を噛みはじめました。
「痛いって」
しかし弟は無言のまま今度は舌で乳首を転がしていました。
パンティは私が寝ている間にすでに下ろされていて、弟の手が少しずつその場所へ伸びてきました。
恥丘って言うのかな、弟の手がそこに触れた途端、もう本当に嫌で嫌で鳥肌が立ってしまったくらいでした。
弟がどんなに頑張って私を感じさせようとしても彼氏のテクニックには絶対に敵わないと思っていたし、もうこれ以上は耐えられませんでした。
「ここでやめないと本当に悲鳴あげるよ。お父さんとお母さん、呼ぶからね。したいだけなら、さっさとやっちゃってよ。お姉ちゃん、あんたのやっていることを見てると吐き気がするの」
立場が一瞬にして逆転したようでした。
弟は私から離れて、ベッドの脇に立ちすくんでしまいました。
「するの?しないの?どっちなの?はっきりして!」
部屋が暗かったので弟の表情ははっきりとはわかりませんでしたが、かなり動揺していました。
私は足の先に引っかかっていたパンティを完全に脱いで、弟の目の前で両足を開き、私の大切な部分を弟に見せつけました。
この時、なぜこんなことができたのか、今考えても不思議でなりません。
「早く脱ぎなさいよ。あんたのおちんちんをここに入れればいいんだから」
「お姉ちゃん・・・」
弟はいつも私を呼ぶとき「姉貴」のはずだったのに、この時ばかりは違っていました。
「私もあんたに大事なところ見せたんだから、あんたも見せなさいよ。早く脱ぎなさい!」
弟は私に命令されてパジャマ代わりのTシャツとハーパンを慌てて脱ぎはじめました。
弟の脱いだその姿を見て、私は驚いてしまったのです。
私が目にした弟の姿・・・。
「嘘でしょ?」
私は驚くことしか出来ませんでした。
弟は胸に青色のブラジャー、その下にはセットのパンティを穿いて立っていたのでした。
しかもそのブラショーツは間違いなく私の物でした。
しかも私が昨日着用していたものだったのです。
洗濯には出したはずなので、母が洗って干してある物を弟は着用していたのです。
ブラはかなり窮屈そうに弟の胸を締め付けていて、パンティは無惨にも弟の巨体に合わせて伸びきっていました。
「・・・変態!」
すっかり酔いも醒めて、私の視線は弟の大きく膨れ上がったパンティのその部分だけに集中してしまいました。
「あんた、なんで私のブラとショーツなんか着けているのよ!?」
そういえば、以前から私の収納ケースの中身が時々荒らされていることがありました。
母は私の洗濯物については化粧台の上にまとめて置いてくれているので、ケースの中身を弄ることはないし、不思議に思っていました。
「お姉ちゃんのこと・・・」
「私のことがどうしたのよ?」
「お姉ちゃんのことをもっと」
「だから私たち血の繋がった実の姉弟なのよ」
「誰にも渡したくないんだ」
私と彼氏の関係のことを言っているんだと思いました。
彼氏も時々私のこの家へ遊びに来ることがあります。
じつは先月、結婚云々は関係なしで父に彼氏を会わせました。
その時に弟のことも彼氏に紹介しようと思ったのですが、部屋に閉じこもって出てこなかったのです。
今、私の目の前で弟は目を赤くして泣いていました。
180センチもある巨体の弟が無性に可愛く思えてしまったのです。
<続く>