私は20歳の大学生です。
親元を離れ一人暮らししているのですが、今のご時世、仕送りが少ないので学校にはあまり行かずにバイトばかりしています。
このまま行くと留年もあり得るかもしれなくて・・・。
まあ分かっていたことなんですが、いざ現実を突きつけられると、どうしようと焦るばかりでした。
PCMAX
でも実際は、本当にこのまま大学に行くべきか悩んでいました。
私が本当にやりたいことは何なのか、と。

そんな時でした。
毎日朝から晩までバイトをしていた夏の暑い日、私の目の前に理想の男性が現れたのです。
その男性はお客さんとして店にやって来たのですが、私は仕事が手につかないほど、私の心を掻きむしりました。
まるでその男性は私がずっと探していた王子様そのものでした。
私は普段、お客さんに声をかけないのですが、お会計のときに意を決してその男性に話しかけました。

「なんか顔色が悪いですね。大丈夫ですか?」

すると男性は初めて私の顔をマジマジと見て微笑みました。

「ちょっと具合が悪いんですけど、どうしてもここのコーヒーを飲んでから帰りたかったんで」

それからでした。
私の働くコーヒーショップに男性が来ると、私はお会計のたびに話しかけるようになって、少しずつ男性がどんな人なのか分かるようになりました。
近くに住む俳優の卵だということ、今は舞台に向けて稽古が忙しいことなど。
その頃にはバイトに行くというよりも彼に会いに行くという気分でした。

ある日、バイトが終わって店を出ると、彼が私を待っていました。
私は嬉しさのあまり彼に抱きつきたい衝動に駆られましたが、グッと堪えました。

「これからご飯に行かない、それとも・・・飲みに?」

私は理想の男性から声をかけられて有頂天になっていました。
あまり飲めないのに格好つけて、「じゃあ軽く飲みませんか?」と答えていました。

彼はカウンターのある照明が暗いバーに私を連れて行きました。
カウンターの端っこに通されて、床に足が届かない背の高いストールに座ると、落ち着かない気分になりました。

そこで改めて自己紹介をし合いました。
彼は『ユウヤ』と言いました。
私のバイト先のコーヒーショップから歩いて5分の所に住んでいるのだそうです。
彫りが深く二重の切れ長、すっと鼻筋の通った顔立ち、一見するとハーフかと間違えそうな顔でした。
あまりに見惚れるので彼は笑っていました。

「そんなに俺の顔が好き?」

私はお世辞にもいい女ではありません。
よく言われるのが、「なんか親戚の子に似てる」でした。
ないものねだりなのでしょうか、ユウヤさんの顔を見ているだけで幸せな気持ちになりました。
空きっ腹にカクテルを飲んで、目の前がグルグル回っているのが分かりました。

「大丈夫?」

ユウヤさんは私の顔を覗き込むと、そのままキスしてきました。
そこまでです、記憶にあるのは。

気が付くと、どうやって帰ったのか、私のアパートのベッドで朝になっていました。
しかも私は下着姿、ユウヤさんは裸。
私はユウヤさんに腕枕されていました。

(これは夢なの?現実なの?)

声に出したのか、心の中でつぶやいたのかも分かりません。
ぼやけた視界が悪いんだと眼鏡を探しましたが、近くにはありませんでした。

「やっと目が覚めたんだね、倫子。バーでキスしたら俺に抱きついて離れなくなって、『私の部屋に来てください』って大変だったんだよ」

私はいわゆるブラックアウトしていたようです。
全く覚えていないし、そのままセックスしてしまったなんて・・・。
私は一気に恥ずかしくなりました。
ユウヤさんに腕枕されたまま両手で顔を隠しました。

「ごめん。悪いとは思ったけど、服がしわになると思って脱がせたんだ。俺は意識のない女とやるほど酷い男ではないんでね。そのまま俺も寝てしまったよ」

そう言われて心底ホッとしました。
理想の男性と結ばれたのに、全く分からないまま終わったなんてと思っていましたが、ユウヤさんがいい人で本当に良かった。

「良かった~!ユウヤさん大好き!」

そう言って私はユウヤさんに抱きつきました。
私たちは改めてキスをしました。
ユウヤさんは私と違って、強く抱き締めたら折れてしまいそうに痩せていました。
キスだけでうっとりしてしまい、ずっとこうしていたいと思ってしまいました。
耳たぶを舐められ、首筋を舌が這い、胸に指が触れると体がビクンと反応しました。
ブラジャーを外されると乳首を摘まれ、ユウヤさんは私の乳首を舐めました。
恥ずかしさと嬉しさで頭がおかしくなりそうでした。
乳首を舐められながら下の方に手を伸ばされ、クリトリスを指で刺激されました。
クリトリスを執拗にグリグリとやられていると頭のてっぺんが痺れてきました。

「あ~そこはダメ、そんなことしちゃダメ」

そう言いながら私はイキました。
クリトリスをベチャベチャ舐められながら、あそこに指を入れられ、息が苦しくなります。

「ああん、そんなことしたら、またイッちゃうよ~」

私は無我夢中でユウヤさんにしがみつきました。
ユウヤさんは私にキスしてきて、その時に見た顔もうっとりするほどいい男でした。
こんないい男とセックスできるなんて、嬉しすぎる!

「今度は俺のもいいだろ?」

そう言われて私は首を縦に振りました。
ドキドキしながら下の方に行くと、ユウヤさんの立派なおチンチンが上の方を向いていました。
どうしていいのか分からなくてユウヤさんの顔を覗き込むと・・・。

「好きなようにやってみて。口に入れたり、舌で舐めてみたり」

私は「うん」と言って、先の方を口に入れてみました。
するとユウヤさんは小さな吐息を漏らしました。
どうすれば気持ち良くなってもらえるか分かりませんでしたが、愛しいユウヤさんのおチンチンが気持ち良くなるように一生懸命に丁寧に舐めました。
するとユウヤさんは・・・。

「上手だよ。気持ちいい。ありがとう」

そう言って私の頭を撫でて、またキスをしてくれました。
私は嬉しくて目から涙が溢れました。

「入れてもいいよね?優しくするから」

真っすぐな目で私を見つめるユウヤさんを見て、私は何も言わずに首を縦に振りました。

「行くよ、力を抜いて。大好きだよ、倫子」

両足を広げて、私の中に入ってきました。
苦しくて、でも嬉しくて嬉しくて、私はユウヤさんにしがみつきました。
時々ちょっと目を開けてユウヤさんを見ると気持ちよさそうな顔をしているんです。

「私もユウヤさんが大好き。ずっとこうしていたい」

どうしても言わずにはいられませんでした。
ユウヤさんは俳優の卵で、これから活躍していく人なのに、私のようなどんくさい女がまとわりついてはいけないから、こんなことを言ってはいけないと思っていたのに、でもどうしても言いたかったんです。

「俺も一緒にいたい。気持ち良すぎ、外に出すからイッていい?」

「いいよ。今日は安全だから中に出して」

「いいの?じゃあイクよ」

ユウヤさんの腰の動きが速くなると、私はイクのをこらえて、ユウヤさんの「イク」という声に合わせて一緒にイキました。

私はユウヤさんの腕の中で、もう死んでもいいと思うほど幸せでした。
中出しの後、そのままおチンチンを抜かずにしばらく抱き合いました。
大好きなユウヤさんとずっとこうしていたいと、何度も神様にお願いしました。
こんな私が理想の王子様と一つになれるなんて。
夢なら醒めないで欲しいと思いました。