今、自宅に戻りました。
体が火照っています。
体中の色んなところが熱いです。
そして下半身に重い痛みが残っています。
でもそれは、とても心地よい痛みです。
PCMAX

私、さっきまでラブホテルで親友のご主人とセックスしてました。
そう、不倫です。

話は遡ります。
高校時代からの親友がいます。
咲子です。
当時2人は華道部にいました。
気が合うし話も合うので、すぐに友達になりました。
勉強は咲子のほうができましたが、運動は私のほうが得意でした。
お互い支え合い、補い合って高校時代を楽しみました。

大学も同じ学校を選びました。
2人とも心理学が好きだったので、某私大の心理学科を一緒に受験し、現役で合格しました。
学生生活も一緒でした。
サークルはまた華道部。
女子大生になった2人が活ける花は、ちょっと背伸びした大人の花でした。

私に好きな人ができました。
同じ心理学科の2年上の先輩です。
背が高く、やさしい男性でした。
でも困ったことに、咲子も先輩のことが好きみたいなのです。

「梅沢さん・・・きっと彼女がいると思う」

「そうなの?ほんとなの?」

「勘だけど・・・私の勘って当たるんだ」

「そんなの初耳なんだけど」

初めて抱く咲子への敵愾心でした。
先輩を諦めさせようと必死でした。
でもそれから3週間後、梅沢先輩と腕を組んで歩く咲子を見ました。
私、失恋したんです。
でも親友関係は続きました。

咲子と梅沢さんは大学を卒業して5年後に結婚しました。
私も祝福しました。
ちょっぴり悔しかったけど、いつまでも後ろばかり向いてはいられません。

「愛ちゃん(私)が祝ってくれて嬉しいよ、俺」

社会人になってすっかり素敵な男性になっていました。
咲子夫婦との交際は続きました。
私はまだ独身でしたけど、逆に独身だから会いやすかったのかもしれません。
3人で食事をしたり、花見に行ったり、ディズニーシーに行ったり。

梅沢さんから誘われたのは2日前の金曜日のことです。

「愛ちゃんに話がある。会いたい」と電話が来たんです。

「咲子は一緒ですか?」

「う~ん。来るかな?来れたら来ると思う」

いつものノリで3月15日の日曜日に会うことにしました。
さいたま市の川口駅付近のカフェです。
14時の待ち合わせでした。

「咲子は来ないんですか?」

「来ないと思う。ちょっと風邪気味だから」

話は私への告白でした。

「ずっと前から好きだった」って言うのです。

咲子が来るかもしれないなんて嘘で、最初から私にそれを告げるために来たんです。
言ってみれば密会です。

「困ります。咲子がいるのに・・・」

「好きだ。本当に好きだ・・・学生時代の頃から好きだった」

時間が戻りました。
先輩のことが好きで好きで仕方がなかった頃の自分が蘇ったのです。
友人に好きな人を譲った屈辱も蘇りました。
そして舞い上がり、自制心もなくし、「私も先輩が大好きでした」と言ってしまったんです。

気が付くと店を出ていました。
いつしか肩を抱かれてタクシー乗り場に。
車は隣の西川口駅近辺のホテル街へ。

私は昔の私でした。
失われた青春時代の恋愛を取り戻したい。
私だって梅沢さんから愛されたい。
私にだってその権利があるはず。

「初めてなんです・・・私」

ベッドインした時、処女であることを告げました。
28歳まで処女を守っていたわけではないです。
相手が見つからなかっただけです。
先輩を超える素敵な人に巡り合わなかっただけです。

「僕も童貞だよ」

「え?」

「あの頃に戻れば童貞だ」

乳首を摘まれ、吸われました。
喉から頭の芯の方に電気が走ったのを覚えています。
すごい快感でした。

「ああ、ああっ・・・いい・・・」

おっぱいを揉みしだかれ、クリを舐められました。
オナニーとは比較にならない快感です。
そして、優しく挿入されました。

「いや・・・あぁあーっ!・・・やぁん!!」

痛かったです。
下腹部に太い鉄の棒を突っ込まれたような痛みです。
でも嬉しかったです。
好きな人に処女を捧げた歓び。
学生時代の愛の夢が叶ったのですから。

「ときどきこうやって会って欲しい。愛ちゃんがいなかったら俺、生きていけない」

どうしようか悩みました。
奥さんは他でもない親友の咲子。
裏切りたくないです。
でも、私だって先輩が好き。
先輩に愛されたい。

ショーツのクロッチの辺りがムズムズします。
トイレで確認したらまだ出血が続いていました。
生きた女の血です。
悩みは吹っ切れました。
私、女になります。