占いとか宗教じみた話とかが好きでした。
あとは大の動物好きで、そのせいか肉は一切食べませんでした。
中学3年から付き合いだし、高校の3年間、そして卒業してから半年ほど付き合いましたが、まさかあんな形で終止符が打たれるとは思いませんでした。
僕たちの関係は、自分で言うのもなんですが清い交際だったと思います。
セックスは中学の時に興味本意で1回やっただけでした。
当時は僕も焦りみたいなのがあり、やらなきゃ夏美に嫌われるんじゃないかという思いがありました。
でもセックスしてみると、意外にもあっさりした感じで、こんなものかという感じでした。
夏美も同じことを思ってたみたいです。
そんな感じでしたから、高校生になってからはキスとかはしても、わざわざ服を脱いでセックスするようなことはしませんでした。
高校を卒業するまでは、自分では順風満帆だと思っていました。
高校を卒業すると僕は地元の小さな食品会社に、夏美は介護施設に就職しました。
お互い忙しくしながらも定期的に会うようにしていました。
ところが就職してから1ヶ月ほどした時、夏美が意外なことを言ってきました。
「私、今の所を辞めようと思うんだ」
「え、なんで?」
「詳しくは話せないけど色々あるんだよね」
「それはいいけど、その後どうすんの?」
「じつはね、友達の知り合いがスナックのママをやってるんだけど、誘われてんだよね」
「え~マジか?俺は反対だな、そんなの絶対ダメだよ」
「なんで?そんなの私の勝手じゃないの」
僕はかなり説教じみた言い方になってしまい、結果的に夏美を怒らせる感じに。
「もういいよ!さとるに言えば分かってくれると思ったのに」
この日は結局、喧嘩別れしたみたいになりました。
その後、僕からメールをしても電話をしても返事は返ってきませんでした。
1週間ほど経って夏美から・・・。
『今日、辞めたから。それと当分会うのはやめよう』
そんな素っ気ないメールが届きました。
それからはずっと彼女のことが頭から離れず、仕事でもミスをするようになりました。
メールをしても相変わらず返事は返ってきませんでした。
1ヶ月ほどして、僕は意を決して彼女が勤めると言っていたスナックに行ってみることにしました。
誘う相手もいなかったので、金曜日の夜に1人でスナックに行きました。
そんなに大きなスナックではなかったのですが、ドアを開ける前は心臓がバクつきました。
中に入ると独特な雰囲気がありました。
カウンターにいたママさんらしき人が声をかけてくれました。
「いらっしゃいませ。あれ?お兄さん、おひとり?」
「はい」
「今日は混んでるからカウンターでお願いね」
「はい」
店内を見回すとボックス席が6つあり、5つの席が埋まってました。
「お兄さん、ここ初めてよね?何を飲まれますか?」
「あ、僕、お酒ダメなんでコーラでお願いします」
「なんかそう言うと思ったわ、今、女の子がみんな席についてるから、ちょっとの間、私で勘弁してね」
「わかりました。ところで夏美さんっていう子はいますか?」
「あ~、なっちゃんね、いるわよ、彼女をご指名なの?」
「あっいや、そんなわけじゃ・・・」
次の瞬間ママが、「なっちゃん、ちょっとだけカウンターに来て!」と叫んでいました。
「はーい」と夏美が立ち上がりました。
夏美は一番奥のボックスで30代くらいの男性の相手をしていました。
やがて夏美がカウンターの前にやってきました。
「あれ、さとるじゃないの、どうしたの?」
夏美は怒るのかと思いきや、機嫌が良かったように思いました。
「なっちゃんの友達なの?」
「まあ、そんなとこ、同級生」
「そうかあ、だったらまだ未成年ってことね、どうりでお酒が飲めないわけね」
なんだか夏美の笑顔に救われた感じがしました。
僕に見せたことのない屈託のない笑顔でした。
夏美の格好は、短めのビッチリした白のシャツに真っ黒のローライズ気味のショーパンというラフな格好でした。
後ろを向いた時、背中にはくっきりと黒ブラが透けていました。
なぜだかわかりませんが、そんな彼女の姿に、今までにない興奮を覚えました。
「それじゃさとる、ゆっくりしていってね。じゃママ、私、◯原さんの所に戻るから」
「はいよ。◯原さん、なっちゃんがお気に入りだからね」
「もうやだ~」
そう言うと夏美はボックス席に戻っていきました。
僕はチラッとその◯原さんを見ましたが、オールバックで髪型を決めて、体格がよい感じに見えました。
そこから僕はカウンターでママと色んな話をしましたが、夏美は僕の彼女だということがなぜか言えませんでした。
でもママは見抜いていたのかもしれません。
ママが奥の調理場に行ってる間とかに夏美がいるボックスをチラッと見たりしたのですが、2人は本当に楽しそうでした。
手を握り、手相でも見ているようでした。
かと思えば夏美の腰に手を回して耳元で何か囁いていたりしていました。
メラメラと嫉妬の感情が激しく湧き上がってきました。
たまに◯原さんと目が合ったりしました。
僕はママに思い切って聞きました。
「◯原さんって人、よく来るんですか?」
「よく来るわよ、うちの常連さんだからね。なっちゃんがうちに来てくれてからよく来るようになったの。ほんとありがたいわ」
そうこうしているうちに深夜0時近くになり、店のライトがダウンしてムードのある曲がかかりはじめました。
初めて経験する異様なムードでした。
すると、夏美と男性は席を立ち、身体をくっつけてダンスをはじめました。
男性は身長が180センチはあろうかという大柄で、夏美は男性の胸に顔を埋め、男の両手は夏美の背中に組まれていました。
照明の関係で夏美の白のシャツはほんのり青白く浮かび、黒の透けブラがくっきりと浮かび上がっていました。
2人がすごくエロく見えて、ますます嫉妬が湧き上がってきました。
そんな僕にママが言いました。
「さとるさん、私と踊らない?」
「いえ、結構です」
「あのね、女性に誘われたら断っちゃダメなのよ」
半ば強引にママとダンスをする羽目になりました。
やはり僕のダンスはぎこちない感じでしたが、ママは何も言いませんでした。
僕は家に帰りましたが、今までにない激しい感情が湧き、絶対に夏美を誰にも渡したくないと思いました。
次の日にメールをすると、驚くことに返事が来て、『日曜日だったらデートしてもいいよ』と言われました。
喫茶店で午後からの待ち合わせにしました。
僕はとにかく夏美に嫌われないようにしようと思いました。
僕が着いて先に待ってると、夏美は待ち合わせ時間ピッタリにやって来ました。
そして開口一番、「この前はビックリした?」と。
「そりゃね・・・。ところで◯原さんって人は?」
「あの人はお店の常連さんで、トラックの運転手なんだよね。35歳だったかな」
「夏美より一回り以上も年上なんだ。でもさあ、あんなダンスとかして平気なの?」
一瞬しまったとは思いましたが、時すでに遅し、説教じみた言い方になりました。
でも夏美は冷静でした。
「でもね、◯原さんって、すごくカッコいいと思うよ。人間的にやさしいし、それにあんなに大きな車を操るって男らしくて私は好きなんだ」
表情が険しくなったのが自分でもわかりました。
「さとる、もしかして妬いた?」
「別に・・・」
「そうだよね。もう店には来ない方がいいと思うよ。私、今日はもう帰るね、ほとんど朝帰りだったし、それじゃね」
そう言って夏美は帰りました。
朝帰り・・・。
実に意味深な言い回しでした。
じつはこの日は夏美をラブホに誘おうと思っていましたが、あえなく失敗でした。
それからも僕は彼女が戻ってきてくれるかもしれないという思いで夏美のスナックに通いました。
◯原さんが来ない日は、ずっと夏美が僕についていてくれるのですが、なんか素っ気ない対応でした。
そして◯原さんが来ると、すごく嬉しそうでした。
ママも他の女の子も、僕と夏美が付き合っていたのは知らないようで、「なっちゃんは諦めたほうがいいと思うよ」とさりげなく言われたりしました。
はっきり言って僕の行為は、お店の人から見ればストーカーのように感じられたと思います。
そして僕自身も、あんなに辛いものを見せられるなら早く夏美を諦めておくべきでした。
忘れもしない7月26日。
その日は土曜日で、僕は7時頃からお店にいました。
その日はあまり客がいませんでした。
僕の他に団体客が1組だけでした。
僕の席にはママと夏美とカナという女の子がついてました。
今思えば、夏美と僕を2人きりにしてはいけないという配慮だったかもしれません。
9時近くに◯原さんが来ました。
ママ「あら、◯原さん、いらっしゃい。なっちゃん、いつもの席へご案内して」
夏美は他人行儀に僕にお辞儀をして席を立ちました。
しばらくすると夏美がママに耳打ちをしました。
ママ「さとるさん、なんか◯原さんが一緒に飲まないかって言ってるんだけど、どうします?」
突然のことで驚きでしたが、僕は応じることにしました。
夏美すでに僕のグラスを◯原さんの席に持っていっていました。
◯原さんと夏美が少し離れて座り、僕はその対面という位置でした。
◯原「はじめまして、◯原です。さとる君のことはなっちゃんから色々聞いてるよ」
最初は自己紹介から入りましたが、話してみると◯原さんは恐面とは裏腹にやさしい口調で話す人でした。
僕も緊張がほぐれ、仕事の話とか趣味の話をしました。
◯原さんも占いとか気功が好きだと言っていました。
この時、『気功』の意味がよく分からなかったのですが、後でわかることになります。
あっという間に時間が過ぎて閉店が近づいてました。
すると◯原さんは、「明日は休みだし、3人でラーメンでも食べに行くか?」と言ってました。
夏美「いいね、さとるも行こう」
やさしい口調で言ってきました。
夏美がママに早く上がれるようにお願いすると、ママはあっさりOKしました。
こうして3人でタクシーに乗り込んだのですが・・・。
◯原「あっ、運転手さん、◯◯飯店ってやってましたっけ?」
運転手「あ~、今はやってないな」
◯原「そうですか。じゃあ仕方がないから◯◯町の◯◯アパートまでお願いします」
運転手「はいよ」
◯原「悪いね、さとる君。なんかラーメンやってないようだから俺のアパートに行くよ。そこで何か飲もう、明日は休みだし」
嫌な予感がしました。
タクシーは15分ほど走り、郊外のアパートに着きました。
そこは一軒家でした。
とりあえず3人でタクシーを降り、◯原さんの家に入りました。
◯原「なっちゃんはいつものやつか?」
夏美「うん」
冷蔵庫からトマトジュースを出して、夏美に渡しました。
◯原「さとる君は?って言ってもビールかトマトジュースしかないけど、ビールにする?」
僕「いえ、結構です」
僕は断りましたが、とてつもないことが行なわれようとしていることは明白でした。
3人で茶の間に移動しました。
◯原さんは店にいる時とは違って血走るような目付きで、夏美の目はウルウルでした。
ここからは露骨な描写になりますが勘弁ください。
◯原さんは僕に単刀直入に言ってきました。
◯原「はっきり言って、なっちゃんはさとる君のことは何とも思ってないから。しつこくされて迷惑してるからって相談されてるうちに、今からやることがさとる君への答えだから。辛いだろうけど目に焼き付けておいて!そしてなっちゃんのことはキッパリと諦めて。いいかな?」
僕は頷くことしか出来ませんでした。
夏美が「ねえ、いつもの・・・」
小さな声で言うと◯原さんの前に座りました。
僕は帰りたい衝動に駆られましたが、2人に圧倒されていました。
◯原さんは夏美の頭頂部に両手をかざしました。
何かの儀式かと思いましたが、これが『気功』というものだったらしいです。
少しほっとしていました。
もっと露骨なことが行なわれると思ったからです。
◯原「さとる君、なっちゃんは前の職場ですごいストレスを感じて、ひどい頭痛や肩こり、そして生理不順になってたんだよ。君に相談しても素っ気ないし、病院に行っても原因不明でストレスが原因じゃないかと言われたんだよ。このこと、君は知ってたのかな?」
僕「いいえ・・・」
そう答えることしかできませんでした。
すると◯原さんは夏美にやさしい口調でこう言いました。
◯原「どう、なっちゃん、身体は軽くなった?」
夏美「うん、すごく軽くなったよ」
◯原「そうか、じゃ次に行こうか?」
なぜか夏美の顔は紅潮し、たくさん汗をかいていました。
僕がほっとしたのも束の間、いきなり◯原さんは立ち上がり、シャツとジーンズを脱ぎました。
◯原さんは豹柄のTバックを穿いていました。
すると◯原さんは、そのまま夏美を抱え上げるように立たせました。
そして夏美のノースリーブのシャツとショーパンを脱がせました。
夏美は黒のブラジャーと黒のTバックでした。
僕はパニックになり、「お願いです、やめてください」と泣くような口調で懇願していました。
◯原「いや、ダメだ。よく見るんだ!」
夏美は僕が目の前にいることなど忘れているかのようでした。
小刻みに吐く息だけが聞こえました。
僕はもう覚悟しました。
◯原さんは夏美の背後に立ち、お腹に両手を回して撫で回すような動きをしました。
◯原「どうだ、なっちゃん」
夏美「うん、そろそろいいかも」
◯原さんは夏美をクルッと回して向き合うと、顔を押し付けるようにキスをしてきました。
2人は身体を密着させて、いやらしい動きをしていました。
Tバックの中で大きくなっているペニスが夏美のおへそに押し付けられています。
◯原「大丈夫か?なっちゃん」
夏美「うん、なんかビリビリが全身駆け巡ってるみたいだからもういいかも」
◯原さんは夏美を抱え上げて駅弁スタイルになり、激しいキスをはじめました。
夏美「アハーン、すごい、感電しそうだよ、あーん」
◯原さんのTバックの生地と夏美のTバックの生地が目の前で激しく擦れ合い、生地は2人の愛液が交じり合って激しく濡れ、異様な匂いを放っていました。
◯原さんはTバックを脱ぎ、続いて夏美のTバックを脱がせると、夏美を抱えて隣の寝室に移動しました。
◯原「あっ、さとる君はこっちには来ないで」
今考えると、僕と夏美を引き離すための演出だったのだと思います。
◯原さんが夏美の背後に周り、バックから夏美のまんこに挿入しました。
ブジュ!という卑猥な音がしました。
正直、かなり興奮していました。
中学の時に1回だけ挿入した夏美のまんこに今、◯原さんの赤黒いペニスがもろに入っています。
夏美は涙を流しながら僕を悲しそうに見つめていました。
やがて◯原さんは夏美のバストを揉みながらピストン運動を加えていきました。
下から激しく突かれると夏美の表情が険しくなり・・・。
夏美「あ~気持ちいいよ、もっと激しく突いて~、アハーン、アッ、アッ、アッ、ウー、気持ちいいよ」
◯原さんがピストンするたびに性器の結合部から液体が滴りました。
やがて2人はベッドになだれ込むと、横バック、背面騎乗、そして最後は正常位で激しいセックスをしました。
ベッドが激しい音を立て、夏美はほとんど叫ぶように、「あ~ん、気持ちいいよ~」と言っていました。
最後は濃厚キスをしながら2人で同時に果てて終わりました。
◯原「さとる君、辛い思いをさせて悪かったね。でもこれが俺となっちゃんのすべてだから。だからもうなっちゃんのことは諦めて。もう帰っていいよ」
そう言うと◯原さんは部屋のドアを閉めました。
僕の足元には2人のクチャクチャになった下着がありました。