ある日、担任から受験を終えている連中は席を後ろにして、受験を控えている生徒の席を前にしようという席替え案が出され、俺は後ろの席になった。
隣の席になったのが、同じく推薦で進学をすでに決めていた、まみだった。
まみとは、それまで特に親しかったということもなく、印象としてはショートカットの可愛い子で、性格はさっぱりしててハキハキしてる子という感じだった。
噂話として、複数の男子生徒がまみに告ったらしいと聞いたことはあったが、たいして気にもしてなかったのでその結果も知らなかったし、たぶん彼氏がいるんだろうなっていう感じだった。
ただもう受験勉強はしなくてよくなったという同じ境遇なのと、進学する大学の場所が結構近かったりしたので、そういう話で盛り上がり、まみとは友達として急激に仲良くなっていった。
そんなある日。
まみ「友人も受験を控えて全然遊んでくれないし、暇だ~」
俺「俺も同じだよ。友達は全然遊んでくれないし、彼女もデートしてくれないし・・・。あ、俺で良かったら遊ぼうか?」
まみ「じゃあうちに来ない?親は夜まで仕事だし」
俺は少しワクワクしながら、「行く~!」と言った。
まみの自宅に着くと、まみはすぐに私服に着替えた。
彼女の私服を見たのは初めてだったので、まみのまた違う姿を見たような気がした。
しかも、結構足の露出があるスカートだったので、目線がそっちに行ってしまい、出されたお菓子や紅茶の味などを楽しむ余裕などなかった。
しかし努めて平常心を装って会話をした。
まみ「とおるくんは彼女とはどうなの?」
俺「まー、仲は悪くはないよ。ただ最近はあまり逢ってないし、電話も少なくなったな~」
まみ「倦怠期?じゃあ私が彼女になっちゃおーかな~」
俺は妙に期待しながら会話を続けた。
俺「またまた冗談を・・・。まみは彼氏いるんだろ?」
まみ「◯◯君や△△君に告白されたけど断っちゃった」
俺「なんで?」
まみ「他に好きな人いるから・・・」
俺「誰?俺も知ってる人?」
まみ「言えない・・・」
俺「隠すことはないだろう、誰にも言わないから(笑)」
まみ「・・・目の前の人・・・」
俺「・・・」
(ちょっと臭いかもしれないが、こんな感じだった)
ここで男なら、キスでもしてエッチまで行くのかも知れないが、当時の俺は一応彼女もいたし、高3という若さにして“浮気はいけないこと”という純真無垢な気持ちがあった。
その場は、「俺も彼女いるしな~」「そうだよね~」みたいな感じでその場を取りつくろい、まみの小学生時代から高校までのアルバムを見せてもらうことにした。
写真を見せてもらうと、中学時代のまみも目が大きくとても可愛かった。
高校のアルバムには、仲良く女友達と写ってる写真や、元彼かあるいは男友達と思われる男とツーショットで写っているような写真もあり、その写真の男に嫉妬したりもした。
また、小さなアルバムを2人で眺めているので、お互いの肩や足が擦れ合い、その密着感が興奮を倍増させた。
そして接近しているぶん、お互いの息がとても近かった・・・。
写真を見終わり、まみに「どうだった?」と感想を求められた時に、お互いの顔と顔がその日一番の至近距離になった。
俺は心の中で決めた。
(出撃!)
腕をまみの肩に回して唇を近づけた・・・。
まみは特に抵抗する様子もなかった。
(やっぱ男友達も結構いるし、モテそうだから慣れてるのかな?)
そんなことを思いつつ、エッチモードに突入した。
張りのあるオッパイにすでに濡れているアソコ。
(これが普段は机を隣にして勉強しているまみなのか?)
そう思うと余計に萌えた。
もうその時は付き合ってる彼女のことなどまったく忘れてて、まみにフェラをしてもらった。
普段学校で横に座っているまみがフェラ。
いつも以上に勃起した。
しかし、思ったほどテクはない。
まあ高校生でフェラ上手というのも怖いから、当たり前と言えば当たり前だが、少なくとも自分の彼女よりは下手だった。
(はて?あまりフェラは得意じゃないかな?それともフェラは嫌いなのかな?)
後は挿入を残すのみとなるほどに俺のアソコとまみのアソコは準備OKだった。
もはや、彼女にバレたらどうしようとか考えることはなく、心の中は『突撃!』のみだった。
ペニスをまみのアソコまでもっていき、クリと摩擦させた。
まみは感じている。
俺は挿入を開始した。
すると・・・。
「痛~・・・イタ・・・」
要するに、非処女だと思ったらまだ処女だったわけ。
ペニス挿入しようとするたび、まみは痛さで上にずり上がってしまい、最後は肩固め風にまみの上半身を押さえてなんとか挿入を果たした。
セックス終えた後、余韻に浸る間もなく、まみの親が帰ってきそうな時間だったので、2人で急いで服を着た。
「じゃ、また明日・・・」
「うん・・・」
次の日からは冷や汗の連続だった。
どこかよそよそしい態度になってしまう俺とは裏腹に、まみはこれまで以上に俺に接近してきて、授業中も休み時間も話しかけてきた。
俺は怖かった・・・彼女にバレることが。
しかし、俺の下半身は言うことを聞かなかった。
以来、俺は学校からの帰宅途中に何度もまみの家に遊びに行った。
それはまみとのセックスを意味していた。
回数を重ねるごとに、処女だったまみもセックスを楽しむようになっていった・・・。
卒業まであと少しって頃になると、彼女も進路が決まって時間の余裕ができたらしくデートの誘いがあった。
しかしまみの家に行きたかった俺は、「ごめん、今日は無理。部活の後輩の家にみんなで行くから」と言って断った。
すると彼女が言った。
「まみって後輩なの?」
彼女は全部お見通しだった。
俺がまみと仲良くなっていること、何度も家に遊びに行っていること、当然、セックスもしているのだろうと。
俺が彼女に別れようと言うと拒否された。
それから彼女はまみの前で、『私が彼女よ』と言わんばかりの態度を取りはじめ、不穏な空気が流れるように・・・。
それ以来、毎日のように彼女の家でセックスをし、帰り際にもフェラで抜かれ、性欲が湧かない状態にされてやっと帰宅の許可が出るようになった。
(俺、そんな絶倫じゃないのに・・・)
一方でまみは、「今は仕方ないけど、卒業したら彼女と別れて私と付き合うのは当然」みたいな考えになっており、かなりツラい状態になってきた。
自業自得だが、まあ卒業すればなんとかなるだろうと、二股の関係を卒業まで続けた。
歪んだ恋愛をやってしまったことを今更ながら後悔している。