僕が言うのも何だが、だらしなさそうな茶髪の男、しかも年下だった。
なぜ、地味で大人しい姉と付き合っているのか不思議だったくらいだ。
こいつは日曜日の昼間でも姉の部屋でセックスするとんでもない男だった。
親もなかなか注意できなかったみたいだ。
ご多分に漏れず、僕は姉の下着を失敬してはオナニーのオカズにしていた。
地味とはいえ、異性のふっくらとした体つきにとても興味があった。
年末から姉は元気がなかった。
正月もほとんど家にいて、から元気を見せるだけ。
しつこいほどあった男からの呼び出しもないので、きっと別れたんだと思った。
正月、両親は親戚周りで帰りが遅くなる日があった。
姉は部屋にこもるか居間のコタツで寝るだけ。
僕は居間のコタツで寝ているところを見計らってイタズラしようと思った。
コタツの反対側から潜り込み、パンティに触れた。
(ん?女のアソコってこんなに凹凸があったっけ?)
何度かつついているうちに、イタズラに気づいて姉が起きた。
「さ、触ったの・・・?」
姉はイタズラを怒るよりも、何かを知られたショックの方が大きいみたいで愕然とした顔つきだった。
「どうしたの?姉さんの・・・ここ」
聞くと、姉は突然泣きだした。
そして自らパンティを下ろして僕に見せた。
僕はグロテスクなものを見た。
姉にかける言葉もなかった。
姉のアソコは小陰唇がひどく伸びきっていて、普通に立っていても2センチほどビラビラがはみ出ていた。
色も黒ずんでいた。
「どうして・・・?」
「彼が・・・『毎日引っ張れ』って・・・」
まったく馬鹿げている。
一流大学を出ているというのに、そんな理由ですることか?
親が見たらショック死するかもしれないと思った。
恐らく1年以上は引っ張っていたに違いない。
これ以上話を聞いても無駄だと思った。
本当に馬鹿な男に引っかかったもんだ。
こんな体で結婚できるのか?
ピアスやタトゥーをされなかっただけでもマシか・・・。
無知な姉への怒りと悲しみ、注意できなかった親や自分自身への怒りが交錯して、姉と抱き合って泣いた。
そしてその夜、姉の裸を見た。
綺麗だった。
・・・でも・・・姉の体はあの男に開発し尽くされていた。
アナルも相当扱いがひどかったようで形が崩れている。
僕の感情は、そこまで許した姉への怒り一色になっていた。
姉は、「今までごめんなさい・・・」と言うと、コンドームを枕元に置いてベッドに横になった。
僕はキレた。
「俺が治してやるよ」
姉を乱暴に愛撫して、ペニスを入れて激しく腰を動かした。
そんなセックスでも姉は感じていた。
なぜだかとても悔しかった。
「外に出して・・・」
姉を無視して中に射精してやった。
もし妊娠したらあの男のせいにすればいい。
それから姉は僕の言うことを聞くようになった。
もうすぐ3ヶ月が経つが、あの男と別れて姉は明るくなった。
家族も明るくなった。
この明るさは、少なくとも姉の結婚問題が出るまでは続くことだろう。