俺の家族は3人。
母親は離婚して、俺は顔すら覚えていない。
昔、ボロアパートに住んでいた頃の話。

中学を卒業した姉は進学せず、美容師見習いになった。
当時中学2年の俺はいつもは父親に散髪してもらっていたが、その日は姉がやりたいと言うので姉に任せた。
PCMAX
姉が古新聞を部屋中に敷いた時、ヤバイと直感した。
古新聞の中に父親のスポーツ新聞が紛れ込んでいて、何ページかエロ記事が掲載されていた。
しかも俺はブリーフ1枚。
姉は意図的にその記事が見えないように他の新聞で隠したが、小説か何かの劇画風の挿絵が少しだけ見えていた。
それだけでも中学生の俺には十分刺激的だった。

散髪がはじまり、その部分を見ないように、考えないようにしていた。
・・・が、男性なら分かると思うが、意識すればするほど、勃起させまいと抵抗すればするほどムクムクと大きくなってしまう。
最後には抵抗虚しく完全に勃起してしまった。
俺は散髪が終了するまで不自然じゃない程度に手で股間を隠し、苦手な教科のことやブスな女子の顔を思い出して必死で鎮める努力をしていた。
しかし中学生の精力はその程度で収まることはなかった。

そして散髪が終了した。
最も恐れていた瞬間だ。
立ち上がり、全身に付着した毛髪をハケで落としてもらうのだ。
俺は恐る恐る立ち上がり、両手で股間を隠していたが、ブリーフは思いっきりテントを張り、どうやっても不自然。
その時、姉が言った。

「あんた、さっきから何考えてるの?バレバレなんだから」

「だってしょうがないよ・・・変な新聞があったから・・・ごめん」

「・・・別に謝らなくてもいいけどさ。ずっとその状態だし、こっちだって集中できなかったよ」

「ごめん・・・どうにもならなくて・・・」

「いいよ。はい、さっさとシャワー行ってきて」

「うん。散髪ありがと・・・」

「お風呂で変なことしないでよ!次、私が入るんだから!」

もちろん風呂場でしましたよ。
抜かなきゃ収まりそうになかったし。

前にも書いたけど、俺には母親がいない。
父親も仕事で毎日帰りが遅い。
だから3歳上の姉が家事などをしてくれていた。
姉と2人で夕食を食べ、一緒にお風呂に入るのは当たり前だった。
でも姉が中学2年くらいになると、「先に入ってて」とか「私、後で入るから」と言うようになり、いつの間にか俺1人で入るようになっていた。
まぁ今思うと年齢的に意識しはじめていたんだと思う。
俺は特に意識などしていなかったけど。

しばらくしたある日、珍しく父親が早い時間に帰宅した。

「よし、今日はみんなで風呂に入るぞ」と父親が言った。

うちでは父親が早く帰宅した日など、3人で風呂に入ることがあった。
めったに子供との時間が取れない父親にとってのちょっとしたコミュニケーションの時間。
以前はキャッキャと騒いでいたが、姉は少し嫌そうにしていた。
すぐに服を脱ぎ、勢いよく俺と父親は風呂場へ。
少しして姉が全裸で入ってくると、急いで体にお湯を掛けて湯船に肩まで浸かった。
父親は体を洗っていたけど、俺は湯船に入っていたので、姉が湯船に入る瞬間をアングル的に目の前で目撃した。
胸は少し膨らんだ程度だったけど、股間には黒々と陰毛があった。
その時はエロさよりも姉の体の変化にビックリした。
少し見ない間に大人になっていたことが衝撃だった。
結局姉は、俺と父親が風呂から出るまで湯船から出ることはなかった。

その夜、布団に入って寝る前に(父親は居間で寝てる)、姉に聞いた。

「ねぇちゃん、もう毛が生えてたね」

「・・・うるさい、早く寝ろ」

「ねぇ?いつ生えたの?」

「中学生なんだから当たり前でしょっ。子供はそんなこと気にしないの」

この頃からかな、俺が女性に興味を持ちだしたのは。

ある日、風呂から出てテレビのある居間へ。
俺は全裸でバスタオルを肩から掛けた格好。
テレビを見ていた姉はいつもなら「パンツくらい穿けって!」と怒る。
でも、その日は違った。

「◯◯、1回ちんちんの皮剥いてみてよ」

「えーっ?」

驚いた俺だったけど、興味があったからやってみた。
ちょっと痛かったけど、クルッと剥いてみた。
初めて見る自分の亀頭にドキドキしたが、姉は・・・。

「きゃはは、ほんとに剥けるんだぁー!おもしろ~い」

俺はなんとなく怖くなり、すぐに元の状態に戻した。

「もう1回やってみて」

「イヤだよ、怖い・・・」

「大丈夫だって~、どうせ剥けてお父さんみたいになるんだからさ」

「お父さんは大人だもん」

「大丈夫、大丈夫。また元に戻しておけばいいんだから。・・・ちょっとじっとしてて」

姉が俺のチンポを掴もうとしたが俺は抵抗した。
が、結局は捕まってしまい・・・。

「はい、じっとして、じっと・・・」

クルッ。

姉はまたそれを見てキャッキャと騒いでいた。
そしてすぐに皮を戻す俺。
でもなぜか皮を戻した後、無意識に俺は勃起していた。
エロい感情とか全然なかったのに。

「あっ、大きくなってる!!きゃははは」

姉は驚いた表情で見ていた。

「子供でも大きくなるんだ~、すごぉい!」

「うるさい!チン毛ボーボーのクセに!!」

「チン毛なんて生えてませ~ん。チン毛は男です~だ」

「じゃあ女のチン毛は?」

「教えませ~ん」

この頃は本当に憎たらしい姉だった。

俺が小学6年の後半くらいだったかな、朝、目が覚めたら夢精していた。
パンツの中が冷たくて、(おねしょ?)って思ったけど、見てみると白くてドロドロした液体でビックリ。
当時は今のような詳しい性教育はなく、全くの無知だった。
でも本能的に恥ずかしいことと判断してしまい、見つからないように洗濯物入れのカゴの底に押し込み、パンツを穿き替えてから登校した。
でも夕方に帰宅して洗濯しようとした姉にバレた。
居間にいた俺は子供部屋に呼ばれた。

「昨日、パンツ着替えたの?」

「(!!!)」

「いや、カゴに2枚パンツが入ってたから・・・」

「・・・」

俺は何も答えることができなかった。
すると姉は手に持っていた中学校の保健の教科書を開き、夢精の説明文を読んでくれた。

「私もよくわかんないけど、男子なら誰でも経験することみたいだし、別に悩んだり恥ずかしがったりしなくていいみたい。今度またあったら私に言ってよ。他の服に付いたりしたら大変そうだし。お風呂場で流してから洗濯するから。いい?」

でもその後、夢精をすることはなかった。

まぁ憎たらしい姉ではあったけど、俺にとって姉であり母親であり、心底信頼していた。
家が貧乏で片親だからよく馬鹿にされたり、いじめられたりした。
強気なふりをして学校から帰宅しても、家に入ると涙が出た。
そんな時、姉は強く抱き締めてくれた。

「あんな奴ら無視しとけばいいよ。相手にしちゃダメ。私達が幸せだって思ってれば、あいつらの言うことなんて関係ないんだから」

そう言いながら姉も悔しそうに目に涙を浮かべていた。
そしていじめのことは絶対に父親に言わないように念を押された。

俺がオナニー覚えたのは中学に入ってから。
その頃、姉は中学を卒業して美容師見習いをやっていた。
部活でフラフラになりながら帰宅しても、寝る前にはムラムラ。
1発抜かなきゃ寝られない。
それが癖のようになっていた。

姉とは同じ部屋で俺は2段ベッドの上で寝ていた。
姉はその下で寝ている。
姉も仕事で疲れている様子で、俺はいつも姉が寝たのを確認してから布団の中でシコシコはじめる。
バレないように息を殺してシコシコ。
そして射精すると心地よい疲労感でそのまま眠りに。
って時に、下から姉が話しかけてきた!

「◯◯、起きてる?」

「(!!!)」

「起きてるんでしょ?」

「・・・」(寝てるふり)

「最近さぁ・・・毎日だよね?・・・別にやるなとは言わないけどさ。・・・大丈夫?お願いだから変態にはならないでよね」

「・・・」(寝てるふり)

「・・・おやすみ」

微妙な振動でバレてたのか?
ショックで朝方まで寝られなかったけど、次の日、姉はいつも通りの姉だった。

その日は初めて姉が酔っ払って帰ってきた。
女友達に玄関まで抱えられて帰宅。
自立すらできない状態の姉を、玄関からやっとこさ部屋まで運んだ。
姉の友達が帰ってからパニック。
もうすぐ父親が帰宅する時間帯だ。
こんな事がバレたらタダじゃ済まないだろう。
とにかくパジャマに着替えて寝てれば風邪だと言い訳できる。
俺は姉にそう説明したが、「・・・う~ん」と頼りない返事。

「早くパジャマに着替えて!」

俺が言うと眠ったまま着替えだした。
でも、もたついているのでボタンを外してあげた。
ジーパンを脱ぎ、次にパンストを脱ぐ時にパンツまで下がり、白いお尻が剥き出しに!!
でも姉は直そうともしない・・・。
仕方ないから俺がパンツを戻してあげた。
座った状態でうなだれたまま上着を脱ぐ姉は、そのまま何の躊躇いもなくブラを外した。

(え?)

そう思った瞬間には乳が完全に露出していた。
でも俺は冷静を装い、姉にパジャマを渡して着替えさせた。
ベッドに入るとすぐに姉は眠りに就いた。
それから急に心臓がドキドキしはじめて、見てはいけない物を見てしまったような変な気分になった。
でもすぐに・・・。

(もう1度見たい、今ならバレない)

そんな考えが頭を支配した。

俺は部屋を暗くして居間に移動した。
まだ父親は帰ってこない。
ソワソワしてどうも落ち着かない。
結局、俺は懐中電灯を手にし、子供部屋に戻った。

「おねぇちゃん?大丈夫?おねぇちゃん?」

肩を揺すって何度も確認。
姉は完全に熟睡していた。
心臓は破裂するくらいドッキンドッキンしていた。
俺はそっと姉の胸に手を当てた。

(柔らかい・・・)

姉の胸はすごく柔らかかった。
ボタンを外し、上着の中に手を入れて、今度は直に触ってみた。
乳首を指に挟んで少しだけ軽く揉んでみた。
もう1度、姉に声をかけてみる。

「おねぇちゃん?大丈夫?」

何の反応もない、微かに寝息が聞こえるだけ。
俺はもう止められなかった。
腹部辺りの布団の中に頭を突っ込み、パジャマのズボンのゴムの部分とパンツのゴムの部分を摘み引っ張り上げ、懐中電灯でパンツの中を照らして見た。
ぷっくりとした丘の奥に黒い陰毛があった。
俺はすぐに布団から頭を出したが、またもう1度見てみた。
今度は両手だけ布団に突っ込み、右手をパンツの中にゆっくりと入れた。
柔らかい陰毛が指に触れた。
もう少し指を奥に入れ、ワレメ部分を軽くなぞってみた。
俺は指の匂いを嗅ぐとおしっこの匂いがした。
その時、玄関から音が聞こえた。
父親が帰宅したのだ。
俺は慌てて部屋を飛び出し、父親には姉は風邪で寝ていると報告した。

次の日の朝、姉に「風邪って言っておいたから・・・」と忠告。

「うん、ごめんね。全然覚えてなくってさぁ・・・気が付いたら部屋で寝てた。しかもちゃんと着替えてるし・・・で、なぜか布団の中に懐中電灯あるし、意味わかんないよ~。もう絶対にお酒は飲まないから」

毎日、夜遅くまで働いている父親。
そんな父親が少しずつ変化していき、たまに帰宅しない日や朝帰りするようになった。
姉から、「お父さんに彼女ができたみたい」と聞かされた時はショックだった。
もしかしたら俺の母親になるかもしれない。
もし新しい母親が来たとしても、うまく接する自信がなかったし、俺は今まで通りの生活を望んでいた。

数日後、俺はもっとショックを受けた。
父親の彼女はフィリピン人だったのだ。
親戚の大人たちを交えて家族会議も開いた。
俺と姉は自然と父親を避けるようになり、会話もほとんどなくなった。
そして俺が中学を卒業する頃には、父親は家に帰ってこなくなった。
俺たちは父親が振り込んでくれるわずかな生活費と姉の給料で生活していた。

中学を卒業して俺も働き出したが、ろくな仕事がなく、続かなかった。
姉の美容師のように特にやりたいものがなく、俺は何をするにも自信が持てず、面接に行くのも怖くて体が動かない。
自然と部屋に引き篭もるようになってしまった。
そのまま約2年近くも引き篭もり、テレビ鑑賞とゲームだけの毎日。
姉の日記には本当に俺を心配している文章が毎日書いてあり、その“心配”がその時の俺には逆にプレッシャーになって毎日がすごく苦しかった。

姉の彼氏とのデートに無理やり連れて行かれたことも何度もあった。
世間の楽しさを教える意味だったんだろうけど、お洒落な美容師の彼氏を俺はどうも好きになれなかったし、ただ苦痛な時間にすぎなかった。
そんな時、この馬鹿彼氏が冗談で姉に言った。

「そんなに心配することないって。彼女作って、さっさと筆おろしちゃえば男は世界が変わるよ。今度、俺が誰か紹介してあげるよ」

「何言ってんのよ、バカ!」と姉。

俺は怒りを通り越し、黙って下を向いているしかなかった。

それから数ヶ月後。
夜、いつものようにボ~っとテレビを見ていると姉が、「◯◯、起きてる~?」と襖を開けた。
俺が引き篭もってから子供部屋が俺の部屋になり、姉は居間を自分の部屋として使っていた。
暗い部屋にテレビだけの明かり、部屋の入り口に姉が立っている。
シルエットでだけで姉の表情はわからない。

「ん?何?」

「・・・お風呂から出たら筆おろしするから・・・」

「・・・え?はぁ?!」

姉はそのまま襖を閉めると風呂に行った。

(え?何?どういう意味?何考えてるんだ?冗談だろ?)

でもそんな冗談を言う姉ではない。

(意味がわかって言ってるのか?)

俺はパニックになった。
どうしていいかわからず、俺はテレビを消して寝たふりをした。
しばらくすると姉が風呂から出た音が聞こえ、隣の部屋からはドライヤーで髪を乾かす音が聞こえる。
ドライヤーの音が聞こえなくなると俺の緊張は高まった。
スーッと襖が開き、「もう寝ちゃった?」と姉が部屋に入ってきた。
寝たふりしてると姉はそのまま布団の中に入ってきて、俺の隣に横になった。

「・・・ど、どういうつもり?」

「フフフッ、びっくりした?」

(な、なんだ冗談か・・・)

そのまま2人で色んな話をした。
思い出話や父親や母親のことなど色々話した。
自然に涙が出てた。
たぶん姉も泣いていただろう。
俺はあの彼氏が気に入らないことも言った。
たった1人の俺の家族を奪われる気がして怖かったことも話した。
話も一段落し、しばらく沈黙が続いたその時。

「じゃあ始める?服、脱ぐね?」

「え?!ちょっ・・・ちょっと待ってよ」

姉はそのまま布団の中でモゾモゾとパジャマを脱ぎ始めた。

「・・・全部、脱いだよ。◯◯も全部脱いで・・・」

もうここまで来たら断れる状態じゃなく、俺も布団の中で全裸になった。
そのまま姉は俺を強く抱き締めてくれた。
つるつるの肌、暖かいぬくもり、髪の香り。
俺は生まれて初めて心の底から落ち着いた。

「大丈夫、お姉ちゃんに任せて・・・」

「・・・え?でも・・・」

「大丈夫、そのまま私の上になって」

俺は姉に覆いかぶさった。
熱くギンギンに勃起したチンポが姉のお腹に当たっている。
もうそれだけでイッてしまいそうだった。
それに気付いた姉。

「フフ、元気だね」

姉はM字に足を開くとチンポを持ち、入り口に導いてくれた。
そして亀頭が入り口に触れた瞬間、快感が押し寄せた。

「あっ!あっ、出るっ!!」

「えっ?」

どぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅ。

俺は挿入する前に射精してしまった。
薄暗い部屋の中、精液の掃除をした後、もう1度チャレンジ。
もう恥ずかしさも薄れていて、暗さにも慣れて、姉の裸もなんとなく見ることができた。
そのまま勃起状態が続いていたので、姉がまた入り口まで導いてくれた。

「うん、そこ・・・そのまま入れてみて」

俺はグッと押し込むと、にゅるんと簡単にチンポが飲み込まれていった。

「あっ・・・入ったよ」

「・・・うん」

「・・・おめでとう」

「え?・・・あ、ありがとう・・・」

「うん、初体験がんばろ。そのまま好きに腰を動かしていいから。でも、出そうになったら抜いてね」

俺はカクカクと慣れない腰の動きで姉を突いた。
その動きに合わせて姉も声を出した。

「ん、んっ・・・ぅん、んんっ・・・ぁん、あん・・・」

俺なんかでも女を感じさせることができるんだと嬉しかった。
でもすぐにまた快感が押し寄せた。

「あ~・・・イキそう、もう出るっ!出るよ」

「いいよ、出して、外に出して・・・」

ぴゅっ、どぴゅっ、どぴゅっ。

俺は姉の陰毛の上に射精した。

「ありがとう・・・お姉ちゃん・・・」

「・・・うん、いいよ」

しばらく抱き合ったまま俺は余韻に浸っていた。
俺にとって今までで最高の瞬間だった。
その時、姉が重い口を開いた。

「・・・私、結婚しようと思うの。彼と・・・」

「!!!」

それは俺が最も恐れていた言葉だった。
その後、姉は結婚し、アパートに彼氏が転がり込んできた。
耐えられなくなった俺は派遣社員として工場で勤務し、今は会社の寮に住んでいる。
現在、姉は馬鹿男と離婚するとかしないとか。
あまり上手くいってないみたい。

「もし離婚したらまた一緒に暮らそう」と姉が言ってくれた。

不幸な家庭環境だったけど、姉への感謝の気持ちは絶対に忘れない。