下を向いて一気に言った。
顔を恐る恐る上げてみると菜美子は泣いていた。
菜美子「本当にバカなんだから・・・。でも嬉しい・・・、そこまで想ってくれてるなんて。ありがとう、カズ」
そう言うと俺に抱きついてきた。
菜美子「ずっとずっと好きだから・・・。カズに負けないくらいあたしもカズが好きだから・・・」
泣き顔から笑顔に変わった菜美子はとても可愛かった。
その日はエッチはしないで、夜まで菜美子と話をしていた。
エッチはしなかったが、より菜美子との仲が深まった気がした。
その帰り際。
菜美子「今度会う時はエッチしよ!」
菜美子は笑顔で俺の家を後にした。
2日後、昼から菜美子がうちに来た。
学んだ俺はいきなりエッチの話はせず、菜美子の話を聞いたり、中学についての話をしたりして盛り上がった。
俺は菜美子の気持ちの準備ができるまではエッチの話には触れないようにしていた。
時間は過ぎて、ついに菜美子が・・・。
菜美子「・・・今日は静かだね。緊張してる?・・・ねぇ、そろそろ始める・・・?」
俺は菜美子の目を見て静かに頷いた。
部屋の扉の鍵を閉め、カーテンを引き、電気を消した。
服を1枚ずつ脱がしていきながら自分も脱いでいった。
菜美子「なんだろう・・・変だね。初めてじゃないのに緊張する。ねぇ、カズ、キスして・・・」
俺は菜美子のキスをし、軽く胸を揉んだ。
菜美子「んっんん・・・はぁ・・・興奮してきちゃった・・・」
顔を赤くして俺に言い寄ってきた。
俺は唇から徐々に下に唇を滑らせていった。
首、肩、胸やヘソ、そして太股にキスをしながらおまんこに向かう。
おまんこを見てみると、すでにビショビショに濡れていた。
俺「菜美子、もうこんなに濡れてるよ?感じやすいんだね」
菜美子「はぁ・・・あんっ・・・だってカズの唇がとてもいやらしいんだもん・・・。ここも舐めて」
おまんこを広げ、クンニを始めた。
ピチャピチャ、ジュルジュルル。
俺「すげー濡れてる・・・マン汁がすごいよ」
菜美子「はぁはぁ・・・あっ・・・んんっ・・・だって舌が気持ちいいんだもん・・・」
その言葉に興奮し、もう我慢できなくなった。
俺「ゴム付けるな。ちょっと待ってて」
菜美子がマジマジと見つめる中、俺はゴムを装着した。
正直、恥ずかしかった。
根元までしっかりとハメて挿入。
スルッと入った。
菜美子「う・・・はぁっ・・・はっ・・・気持ちいいよ。どう?初のゴムは?」
俺「う~ん・・・やっぱ生の方が気持ちいいな。直でヒダヒダが当たるからさ。でも気持ちいいよ、菜美子!」
俺は腰を振り続けた。
そして・・・。
俺「菜美子、出るよ!・・・あっ、そっか抜かなくていいのか!じゃあ!」
(ドピュッ!)
俺「ふぅ~、気持ち良かったぁ~!」
菜美子「はぁ・・・はぁ・・・あたしも気持ち良かったよ!いっぱい出たね」
チンポを抜くと、ゴムは精液と菜美子のマン汁でベトベト。
その後も2発、ゴムを付けてエッチをした。
それにしても菜美子のおまんこはエロくて気持ち良かった。
中学まではこんな関係が続いていた。
だけど中学に行けば新しい友達も増えるし、もちろん気になる女子も・・・。
1年の時は同じクラスだったので何とか付き合い続けたが、2、3年はクラス替えで別々になってしまった。
辛かったが、2人で話し合って別れることになった。
菜美子と別れた後、席が隣の女子と仲良くなった。
名前は明日香。
喋りやすい子で明るい優しい女子だった。
顔も可愛かったが、胸は菜美子の方が上だったかな。
明日香とは放課後とかも教室で喋ったりする仲だった。
最初はただの女友達としか思ってなかったが、いつしか好きという気持ちに変わってきた。
でも、菜美子と別れたばかりでまた違う子を好きになる自分が馬鹿みたいに思い、自分から告白したりはしなかった。
ある日の放課後、いつもみたいに教室で明日香と話していると・・・。
明日香「あのさ、カズって菜美子ちゃんと別れたの?」
俺は焦ったが、冷静に話した。
俺「うん。2年になってからすぐに別れた」
明日香「え~?1年の時はあんなに仲良かったのに。なんで?」
俺は返事をしなかった。
明日香「あっ、ゴメン・・・。変なこと聞いちゃったね。ちょっと気になっただけだから。例えば好きな人が出来たとかさ」
その言葉にかなりドキッとした。
俺は、「うん、好きな人ができたみたい」と嘘をついた。
本当は付き合っていく自信がなかったからだ。
別に菜美子を嫌いになったわけじゃなかった。
ただ、この先も付き合っていくのに限界があると思ったから。
俺はしばらくは彼女を作らないことにしていた。
明日香のことは好きだったが、菜美子と別れてからまだ数ヶ月しか経っていなかったので、俺から告白するのはまだ早いと思っていた。
もし告白して付き合えたとしても、それでは菜美子に悪い気がした。
そして、時は流れて俺は中3になった。
菜美子のことはもう気にしなくなっていた。
相変わらず明日香とは女友達として仲良く接していた。
すでに菜美子にも新しい彼氏ができていて、俺もそろそろ明日香に思いを伝えようと思っていた。
しかし・・・。
つい最近、明日香と仲の良い男が明日香に告白をしていたのを知った。
俺は驚き、放課後の教室に明日香を呼んだ。
俺「なぁ、明日香って告られたの?返事は?もう付き合ってんの?」
俺は明日香にしつこく聞いた。
明日香「う~ん・・・。アイツとは小学から一緒で、いい奴だけど迷ってるんだ。どうしようかな~?」
それを聞いてマズいと思った俺は、思い切って言ってみた。
俺「お、俺もじつは、あ、あ、明日香が好きなんだ!俺のことも考えてくれないか?」
彼女は驚いた顔をした。
明日香「ほ、本当に!?私もカズは好きだよ!一緒にいると楽しいし。でも・・・アイツも忘れられないの・・・」
答えが矛盾しているので聞いてみると、なんとその男とは昔付き合っていたと言う。
さらに驚く俺。
(まさか明日香に男がいたなんて・・・)
明日香も俺と同じような理由で別れたらしいが、俺とは違い、忘れられないらしい。
彼女は俺とその男の間で揺れていた。
翌日・・・。
明日香「卒業式の日に答えを出すから・・・。式が終わったら裏庭に来てくれる?彼にも言ってあるから」
よく考えてみると、明日香が昔付き合っていたという男を俺は見たことがなかった。
俺は2組で、その男は3組。
隣のクラスだったので見に行ってみた。
その男は顔は俺の数倍はカッコよく、背も高くてスラッとした、いかにもモテそうな奴だった。
男「君もアイツに告白したんだって?じゃあ俺か君かのどっちかが選ばれるってことか。もちろん俺が明日香にフラれたら素直に諦めるよ。君もそれは守ってくれよ」
そんな感じのことを言われた。
別に嫌な感じの奴ではなかったが、一気に自信をなくした。
明日香は可愛いし、この男もかっこいい。
まさにベストカップル。
だけど告白した以上、俺ももう後には退けない。
覚悟は決めていた。
年が明け、卒業式を迎えた。
付き合えれば一緒に高校生活が過ごせる。
フラれれば、また1からやり直し。
俺にとっては天国と地獄の差だ。
卒業式当日。
式も無事に終わり、俺達は玄関前に集められた。
俺達の学校は式が終わると在校生が屋上から卒業生に対して激励の言葉を贈るのが毎年恒例となっていた。
その年も当たり前のようにその行事が行なわれ、俺達卒業生は学校を後にした。
だが俺にとってはここからが本番だ。
俺と明日香と裕貴(男)は裏庭に集まった。
人はいなく、静かだった。
裕貴「それじゃあ、明日香。俺とカズのどちらか決めてくれよ。それで俺の提案なんだが、卒業式らしくどちらかの第二ボタンをもらってくれ。それでいいだろ?」
裕貴の自信に溢れた言葉に俺は不安を隠せなかった。
そして運命の時。
俺と裕貴はボタンを手に乗せ、前に出して目を閉じた。
(どうせ無理だよな・・・。フラれても明日香とは女友達でいられればそれで・・・)
そう思っていると俺の手からボタンの感触がなくなった。
俺「えっ!?」
俺はとっさに顔を上げた。
明日香「へへ~、第二ボタンもらいっ!・・・ごめんね!裕貴!」
唖然とする俺。
しかし隣の裕貴はもっと驚いていた。
裕貴「なっ、なんでだ?どうして俺じゃなくカズが・・・」
怒るのも無理はない。
さっきまで自信満々で言っていたのに、結果がこれじゃあね。
明日香「コラ!素直に諦めるって言ったのは裕貴でしょ?約束は守りなよ!」
裕貴も返す言葉がなかったようで、走ってすぐにその場を去った。
俺は明日香を見て再度確かめた。
俺「明日香・・・間違いないよな?本当に俺なんだよな?でもどうして?」
明日香「間違いないよ!それに理由は1つしかないでしょ?好きってことだけ!」
俺は信じられなかったが、本当に明日香と付き合えることが嬉しかった。
俺「ま、まぁとりあえず帰ろうか!・・・一緒にさ」
手を繋いで引っ張ったが、明日香が歩こうとしない。
俺「明日香?どうしたの?」
明日香「今日でこの学校も最後なんだから、ちょっと回ってこようよ!」
俺と明日香が初めてしゃべった時のことや、学校であったことなどを話しながら回った。
校庭に行き、体育館の裏口から中に入り、色々な教室を見て回った。
校内には先生も生徒もいなかった。
体育館、家庭科室、音楽室を回った。
そして最後に教室へ。
俺「もうこの教室へ来ることもないんだな。あっという間だな、3年なんて」
明日香「そうだね。・・・私、何か思い出が欲しいなぁ・・・」
俺の顔をマジマジと見つめて言った。
明日香「ねぇ、チューしてくれる?」
俺「じゃあ付き合えた記念も含めて・・・」
肩に手を乗せ、チュッと明日香の唇へキスをした。
明日香「ふふふ。ありがとカズ!・・・じゃあ行こうか。先生に見つかると厄介だしね」
手を繋ぎ、一緒に帰った。
<続く>