俺がバイトをしていた本屋に、加藤さんというイケメンが入った。
俺より3つ上の大学5回生で、就職浪人をしているらしかった。
国体まで行ったらしい水球で鍛えた身体は、男の俺が見ても惚れ惚れするほどに逆三角形、脚は長く身長は180センチ以上、顔は福山をキムタク方面に若干シフトした感じだった。

PCMAX
女のバイトどもや社員さんは、加藤さんが挨拶をした時点でざわついていたが、これだけ素人離れして完璧だと逆に牽制しあうらしく、居酒屋で開かれた歓迎会でも、俺を含む男のバイトや店長の近くに座った加藤さんになかなか女性スタッフも近づかない。
加藤さんもイケメンのくせにいい人で(偏見)、俺や店長といったモサイ面子と楽しそうに話していた。

俺が調子こいて、「なんで本屋でなんかバイトするんすか?」と聞いたら、加藤さんは格好いい顔で俺を見つめて、「タカダくんは本をよく読むの?」と聞いてきた。

「そうですねえ、人並みには」

「俺さ、昔からバカでさ、本も全然読まなくてさ。就職活動してきてわかったんだけどさ、やっぱりバカのままだとダメだと思うんだよね。本屋で働けば自然に読むようになるだろうと思って」

・・・と、バカ、いや素直な回答をしてくれた。

「何を読んでいいのかわからないから教えてくれないかな」

そう言われたので俺は困った。
人に本を薦めるのは難しい。
しかし、加藤さんがあまりにも格好いい顔で俺を見つめるので、俺は彼のごくごく少ない読書経験から必死で分析して、あるSF作家を薦めてみた。
次のシフトで被った時に、加藤さんは凄く嬉しそうに「面白かったよ!!」と言っていた。
それがきっかけになり、加藤さんは俺を可愛がってくれ、1人暮らしのマンションにも遊びに行くようになった。
親戚の持ち物らしい広いマンションには驚いたが。

ある日、加藤さんの家で飲み、そのまま寝てしまった朝、家の電話が1回鳴って切れた。
加藤さんは、「あ、しまった、忘れてた!」と叫ぶと、玄関に向かい、慌てて鍵を開けた。
その直後にドアが開き、女性の声が聞こえてきた。
俺は慌てて起き上がって、寝癖も直さず部屋を出た。
玄関には青のタンクトップにカーディガン、Gパンを穿いた小柄で顔が小さい女性が立っていた。

俺は軽く頭を下げ、「帰ります!」と言うとエレベーターに乗った。
気が利かないなんて思われたら嫌だしねと、俺は独り言を言い、駅まで歩き始めた。

(あの女の人、なんとなく年上っぽかったな。サンダル履いてたけど近所の人かな?綺麗な人だったよな)

などと考えていたが、改札の所で携帯を忘れてきたことに気がついた。
俺は迷ったが、もう一度加藤さんのマンションに引き返した。
オートロックのマンションの入り口でまだ迷っていると、宅配が来たのでとりあえず一緒に入った。
部屋の前まで来たが、お邪魔かなと悩み、試しにドアノブに手をかけると、無用心にも開いていた。
あとから考えると大胆というか犯罪者なのだが、俺は静かにドアを開けて部屋に入った。

サンダルはあるが物音がしない。
いや、リビングのに人の気配がする。

俺は魅入られたように廊下をそろそろ歩き、閉じたドアの真ん中に入っている細いガラスから中を覗いた。

加藤さんは裸でソファに脚を広げて座っていた。
男の俺が見ても惚れ惚れする上半身だ。
その脚の間には、さっきの女の人がカーディガンだけ脱いで座り、加藤さんの筋肉バリバリの太ももに左手を置いて、右手は太いシャフトの根本を握っていた。
口は先っぽを咥えている。
俺はとっさにしゃがみ、こそこそと顔だけ出して、また覗いた。
加藤さんは気持ちよさそうに時折顔を反らせて、栗色のショートカットの女の人の頭を撫でながら何か言っている。
猫みたいな顔をした女の人は少し笑って、舌を根本よりさらに太い先っぽに舌を伸ばして舐め、そのまま深く咥えて顔をゆっくり動かした。

ふと加藤さんがドアを見た。
目が合った。
俺も固まったが、加藤さんもしばらく呆然として俺を見つめた。
しかし、なぜか少し口だけで笑うと、女の人にバンザイをさせてタンクトップを脱がせ、青のブラジャーを取って、形のいい小ぶりな胸を大きな手で揉み始めた。
俺はちょうど真横から加藤さんと女の人を見る形になっていた。
胸はバクバクしていたが、どうしてもそこから立ち去れなかった。

加藤さんはゆっくり立ち上がり、女の人の頭を掴んでゆっくり動かし始めた。
しばらくして口から太くて長くて黒い棒を抜いて、そのまま女の人の顔にかけた。
近くにあったタオルで優しく顔を拭いてあげると、自分のTシャツで女の人に目隠しをした。

「何よ?趣味?」

加藤さんは無言で、いきなりソファを持ち上げ、俺の正面に向けて女の人を座らせた。
これで女の人の顔は俺と向かい合う形になった。
加藤さんはジーパンと青い下着を取り、真っ裸にして脚を大きく開かせた。
俺の正面にあそこが見える。
加藤さんは振り返って俺を見るとまた口だけで笑い、脚の間に身を屈めて舐め始めた。
加藤さんは女の人の細い足首を掴んで高く持ち上げ、結構恥ずかしい格好をさせて舐め回している。
ガラス越しにも女の人の声が聞こえるようになってくると、加藤さんは女の人の左側に座り、顔を掴んでキスをして、胸を揉みながらあそこに指を入れて弄り回した。

「目隠し、とってよ・・・」

加藤さんは笑いながら無視をして、指を掻き回していた。
女の人の足が跳ね上がって、大きな声を上げ始めた。
加藤さんは起用に片手と口でコンドームの袋を開けて付けると、女の人にのしかかった。
女の人はしがみついて声を上げていた。
そのあと女の人が上になり、加藤さんはソファに座って時々俺の顔を見ながら、跨がっている女の人を下から突き上げた。
白くて綺麗な背中を俺に見せながら、女の人は腰を回していた。
ぐったりした女の人を、目隠ししたままシャワーに放り込むと、加藤さんはテーブルの上の俺の携帯を手に取り、裸のままドアを開けて俺に渡した。
俺は無言でニヤニヤして、慌てて部屋を出た。
シャワーの音が聞こえていた。

夕方、加藤さんから電話があった。
軽く俺に謝ったあと・・・。

「正直言うとさ、あの人、同じマンションに住んでる人の奥さんなんだけどさ、結構飽きてきてたんだよね。でも、タカダ君が見てるとなんかすげえ興奮してさ」

俺は、「お役に立てて光栄です」としか言えなかった。
加藤さんは何回か合コンを組んでくれたが、俺のキャパではどうしようもない上玉ばっかり来るので、なかなか上手くいかなかった。

そんなある日、加藤さんから“覗き”の誘いを受けた。

「なんかさ、タカダ君に見られてから、普通に2人でしてもあんまりガッツが出ないんだよ。だめかな?」

俺は断りきれずに承知した。
言われた時間になったので俺は合鍵で部屋に入り、リビングの押入れに隠れた。
ご丁寧にタオルケットまで敷いてある。
ソファは俺の隠れている押入れの、ちょうど正面に陣取っている。
メールが来たので俺はスタンバイOKの返事をした。

しばらくすると加藤さんと女の人が入ってきた。
事前に誰が来るかは聞いていた。
同じテナントに入っている携帯ショップの人だ。
目が大きくて少し大きめのアヒルのような口をしている。
髪はセミロングで、加藤さんがバイトに入ってから、妙に雑誌を買いに来る回数が増えた人だ。
制服の上からでも大きな胸が目立つ、今どきの人だ。
辺見エミリに少し似ている。

(そうか、加藤さん、もうやっちゃってたのか・・・)

ピンクのニットアンサンブルに、グレーのティアードミニを穿いた携帯女は、ソファに座って部屋を見回している。

(網タイツがたまらん・・・)

加藤さんはちらりと押入れを見ると、横にいきなり座った。

「彼氏に悪い?」

「さあね・・・」

(乱れている、日本は乱れているよ、お母さん!)

俺がやり場のない怒りと激しい期待に心を乱していると、加藤さんは素早くキスを始めた。

「いきなり?」と携帯女は言いながら、服の上から胸を揉まれると、何やら甘い声を上げながら加藤さんにしがみついた。
スカートの中に入った加藤さんの手を止めようとしたが、すぐに肩に手を回して足をだらしなく開き始めた。
しばらく加藤さんの手がスカートの中で動くと、口を口で塞がれたまま鼻息が荒くなって、携帯女はつま先だけ立てて、ますます脚を広げ始めた。
携帯女は俺の正面に座っているので、目が合わないだろうかとドキドキしていた。
すると加藤さんはいきなり立つと、携帯女の手を自分のジーパンの上に置き、触らせ始めた。

「この前、すげえ気持ちよかった」

携帯女は目をトロンとさせて、「今日はワガママ?」とか抜かして、笑いながら加藤さんのジーパンを下ろして、ボクサーパンツの上から加藤さんのモノを擦った。
爪が長くて、何やら色々描いてある。

「仕方ないじゃん、飯のときから我慢してたんだよ」

加藤さんが言う。

「格好いいのに、やらしいんだあ」と携帯女は言うと、パンツを下ろした。

加藤さんのでかくて長くて太いモノが飛び出してきた。

「嘘みたーい、またでかくなってんじゃん」

などと言いながら、携帯女は細い指で掴んで擦る。

「して欲しい?」

携帯女が上目遣いで加藤さんを見ると、「欲しい欲しい」と、普段よりおちゃらける加藤さん。
テカテカしたアヒル口から舌を出すと、携帯女は先っぽを軽く舐め始めた。
どこか不自然に呻く加藤さん。
俺へのサービスか?
携帯女は半身になって、座ったままゆっくり先から咥え始めた。
一旦口から吐き出して、「でかいってまじで」と言い、もう一度咥え直し、右手で加藤さんのボールを転がしたりしている。
優しく携帯女の髪を撫でながら舌と口の動きを味わっていた加藤さんは、口からいきなり抜くと、携帯女を座らせたままのしかかっていった。
ニットのカーディガンを脱がして、白い肩を舐め回しながらスカートの中に手を入れた加藤さんは手首を何やらこねている。

「ちょっと、シャワーは?」

「あとで・・・」

あっという間にブラジャーと下着だけになってしまった携帯女。
やっぱり大きかった胸を加藤さんの大きな手で揉まれまくり、口を口で塞がれて呻いている。
少し離れた場所から見ている俺にもはっきり、携帯女の下着がびしょびしょなのが見える。

加藤さんがカーテンを留める布でいきなり目隠しをすると、「え?え?」と携帯女は戸惑っていた。
加藤さんはガラステーブルを脚で上手にずらし、携帯女の顔を俺の方へと向け、カーペットに四つん這いにさせた。

「今日は乱暴だよ、加藤君・・・」

少し抵抗する携帯女を無視して腰を太い腕で掴むと、加藤さんはいきなり突っ込んだ。

「い、いた、きゃ・・・」

「彼氏に会ってるなんて、やきもち焼くよ」などと適当なことを言うと、加藤さんはブラジャーを剥ぎ取り、大きな胸をじっくり揉んで、大きくゆっくり腰を動かし始めた。

カーペットに爪を立て、口を半開きにして、目隠しされた顔を俺に向けて声を上げ始める携帯女。
国体選手のパワーを俺に見せつけるように、加藤さんは携帯女の二の腕を掴んで、少し彼女の上半身を反らし気味にして後ろから責めまくる。
俺は携帯女の大きな褐色の胸が加藤さんの突きに合わせて円運動でグルグル回るのを見ながら、自然に自分のモノを握っていた。
加藤さんは、「プハ」と声を上げると、携帯女の頭を左手で掴んで、ゆっくり抜くと背中に発射した。

「だいぶ乱暴でしたね」

加藤さんから次の日に電話があったので、俺は感想を告げた。

「なんかエキサイトしちゃったね。あのあとベッドではなるべく喜んでもらえるようにしたつもりだから、怒ってないといいなあ」

加藤さんは心底から申し訳なさそうに話した。

<続く>