姉妹とも165センチぐらいの身長にスレンダーなスタイル、手脚が細くて綺麗な体型です。
だけどゴツゴツした痩せた身体ではなく、脱ぐと女性特有の曲線美がたまりません。
バックの時に見る後ろ姿はまさに芸術ものです。
そんな嫁と付き合い結婚した俺は、別にモテるような男ではありませんでした。
むしろモテない部類で、結婚で全ての運を使い切ったと周りに言われています(笑)
でもホントは誰にも言ってませんが、もっと凄い運も使っているんです。
それが嫁の妹の瑞希との関係です。
初めて瑞希と顔を合わせたのは、嫁の両親と会う前でした。
「まずは妹から紹介するね」という具合で、一緒に食事をしたんです。
姉妹なのに顔立ちも性格も違うんだな~と思っていました。
どちらかというと癒し系の嫁は、周りからは気が利く性格だと思われてしまいます。
でも実際はトロいというか、言わないと気が付かないんですよね。
そんな姉を見て育ったせいなのか、妹の方はテキパキと動いてくれる感じ。
気の強そうな見た目とは違って、実は妹の方が癒し系だと、何度か会ううちに分かりました。
嫁と結婚して半年ちょっとが過ぎた頃でした。
ゴルフコンペで知り合いになった社長さんと食事に行くことになったんです。
これも仕事のうちなので、俺は先輩を連れて行きました。
普通の食事なんて初めだけで、2軒目からは当然のように接待。
この社長さんはギラギラ系の人です。
一昔前の社長さんのように、飲んで食べて遊ぶ豪快な人でした。
それに付き合って飲まされた先輩は2軒目のキャバクラで潰れてしまいました。
「ダラしないヤツだなぁー」とタクシーで帰された先輩。
当然、俺はその後の3軒目に突入です。
「いきつけの店があるから」と社長に連れて行かれたのは、高級店の立ち並ぶ街。
「ここは会員制だから」と言われて焦った俺は、「私でも支払いできますかね?」と聞いてしまいました。
ゲラゲラと豪快に笑いながら、「会員制だけど安いんだ」と社長。
ドキドキしながらビルの前まで行きました。
キャバクラなどのスタッフを押し退け、2人でエレベーターに乗って最上階へ。
降りるとそこにはドアボーイのような男が1人いて、社長を笑顔で迎えてくれました。
店内はさほど高級感のある装飾はなく、むしろさっぱりとしたコテージ風の店内です。
1つ1つのボックス席が半個室のように仕切られて、歩いていても誰がいるのか分かりません。
人の気配がかなりあったので、たぶん多くの客がいたと思います。
「本当に大丈夫なんですか?ここ」
社長は笑いながら、「会費が高いから大丈夫なんだよ」と説明してくれました。
年間3桁の会費を払うらしく、そのぶん1回の支払は微々たるものらしい。
呆れるというか場違いな雰囲気に完全に呑まれながら社長の話を聞いていました。
するとすぐに、別に指名もしてないのに女性が2人やってきました。
「あっ・・・どうぞどうぞ・・・」
キャストに焦って腰を上げてしまう俺は、なんとも情ない貧乏人ですw
ろくに顔も見ないまま社長と俺の間にキャストを座らせました。
その時、ふと視線が気になって社長の隣に座るキャストを見て、全身の毛穴が開きました。
固まった表情で俺を見つめるキャストは、なんと嫁の妹だったんです。
開いた口が塞がらないとはこのことです。
瑞希も同じだったらしく、数秒間見つめ合ってしまいました。
「さぁ、水割りを作ってくれ。彼にも同じものを」
社長の言葉で現実に引き戻されましたが、心臓はドキドキしてどうしていいのか・・・。
「初めまして」と隣のキャストに挨拶され、「社長さんのお知り合いですか?」という感じで会話が始まりました。
でも俺の頭はパニクってましたから、なんて答えたのかも記憶にありません。
社長は馴れた手つきで瑞希の肩に手を回し、密着し始めました。
そこからの30分は今までで1番居心地の悪い時間でした。
やっと解放されたのは社長がトイレに立った時です。
瑞希も当然、一緒にトイレへ行きました。
ひと息付けると思った矢先、隣のキャストが、「貴方も行った方がいいわよ」と言ってきました。
気を利かせてくれたらしく、あの社長はそうすると喜ぶからと教えてくれたんです。
そう言われてさっそくトイレへ向かうと、手前の隅に瑞希が立っていました。
社長がまだいないのを見て思わず、「何してんだよ?」と質問してしまいました。
瑞希もパニクってるらしく、手で俺を制御するかのようにしながら、「後で話すから」と言います。
「お姉ちゃんには絶対言わないで」
そう言われた時、ちょうど社長が出てきて会話が終了。
そのクラブでは2時間ほどまったり飲んで帰りました。
下に降りて迎いのタクシーに乗り込んだ社長を見送り、瑞希とキャストが俺から離れようとした瞬間、瑞希に紙切れを渡されました。
数軒隣の店で待っててという内容。
言葉を交わすことも出来ない状況だったので、俺は言われた通りにしました。
そこはカウンターしかない小さなバーだったので、飲みながら待つこと30分。
瑞希が迎えに来て、すぐにタクシーに乗せられました。
六本木に場所を変えて2人でバーに入りました。
「すぐにバレると思うから全部言うね」
瑞希から衝撃的な告白をされました。
なんとあの社長の愛人をやっているというんです。
今働いている会社も社長の口利きで、今の店も社長の紹介らしい。
「愛人なんかしなくても暮らせるだろ?」
そう言うと、今まで誰にも話したことのない過去を話してくれました。
実は大学生の時、やくざと付き合っていたというんです。
やくざといっても下っ端で、チンピラってヤツ。
本性を現し始めた男に、まだ若かった瑞希はせっせと貢いでいたらしい。
学生だったし家も裕福じゃないから、当然のようにカードローン地獄へ。
それを返済するために男が紹介した街金に手を出し、あっという間に借金は数百万に。
返済すべくキャバクラで働き出した瑞希が社長と出会って、今の道を歩き出したと。
まるでドラマかマンガの世界だなと思いながら聞いていました。
社長の口利きで、男と別れて借金の返済を開始。
すぐに返せる金額ではないので、社会人になっても返済を続けていたと言います。
ビックリしたのは社長が瑞希に与えていたお小遣いの額。
「じゃあもう借金はないんだろ?なんでこんな生活してんの?」
「う~ん・・・まぁ~ね・・・」
口を濁す瑞希、どうも社長との付き合いを精算する気はないらしい。
こんな事があるのかと半信半疑でしたが、瑞希が嘘をついている様子もない。
「誰にも言わないからいいけど、早く普通の生活に戻りなよ」
そんな事ぐらいしか言えない俺も情けないけど。
この事実を知ってから、妙に嫁に対して引け目を感じるようになりました。
世間知らずだと思われていた妹が、実は社長の愛人をやってて会員制クラブのホステスだったなんて。
それはそれとして社長からは誘いがあるので、その後、何回も飲みに行きました。
数回目のある晩、また社長に瑞希のいる店に誘われました。
行きたくなかったけど仕方がない。
その日の社長はやたら機嫌が良く、いつも以上に飲んでました。
だからなのか、ポロっと俺に瑞希との関係を暴露しちゃったんです。
「あのユリって子は俺の愛人なんだよ。しかもやらしい女でな。今日は朝までコースなんだ」
タクシーの中で喋り出す社長。
俺が、「凄いですね」とか「やっぱり社長だからじゃないですか」とかおだてまくったんです。
それに気を良くした社長はベラベラと喋りだしました。
「ピルを飲ませてるからいつも中出し」
「天性のド淫乱」
「アナルもすでに開発済み」
「従順なメス豚」
などとニヤニヤしながら喋る社長を見て気分が悪くなりました。
初めて会った頃に聞いた話だと、この社長は周りも認める絶倫男らしい。
もう50代なのに一晩で数回はセックスするらしく、しかも1回1回がねちっこいとか。
いつか腹上死するんじゃないかって言われていました。
(そんな社長にいつも瑞希はヤラれてイキまくっているのか・・・)
瑞希を見る目が変わり始めたのはこの頃からだったと思います。
じつを言うと、嫁にも淫乱の血が流れていて、週末になると狂ったように求めてくるんです。
それが妹にも流れているのかと思ったら、妙に女として意識してしまったんです。
でも別に何もすることはありませんでした。
話が動き出したのは、初めて会員制クラブに行った日から半年ほど経ってから。
土曜日の夜、久しぶりに瑞希が家にやってきたんです。
「社長が出張でいないのよ」
瑞希は俺に小声でそう言ってきました。
だからなのか嫁と2人して酒を飲み始め、気が付けば2人ともベロンベロン。
「今日は泊まることにする!」と言い出した瑞希を歓迎する嫁。
疲れていた俺はチビチビ飲みながら2人に合わせて話してました。
確か1時を少し回った頃だったと思います。
嫁がトイレに行った時、瑞希が小声で喋りかけてきました。
「オネエのエッチって凄いでしょ?」
「は?何言ってんの?」
「アタシ知ってんだぁ~。昔からオネエって凄いんだもん」
「マジで?何それ?」
嫁はモテる女で、高校生の頃から男を取っ替え引っ替えだったらしい。
両親がいない時を見計らっては家に男を連れてきて、瑞希がいるのにヤリまくりだったとか。
声は押し殺していたらしいが、ギシギシ音が1時間以上は続いていたらしい。
両親が旅行に行った時は必ず男を家に連れ込み、朝までギシギシ。
自分もセックスをするようになって、あんなに長時間やってる姉が信じられなかったらしい。
それが高校生の頃の話だから、想像するだけで怖くなりました。
「オネエはいつも年上の彼氏ばかり連れて来てたからね。義兄さんも大変でしょ?」
ニヤニヤしながら瑞希はからかうように言ってきました。
たぶんお酒が入っていたからでしょう。
俺も負けじと社長から聞いた話を思わず言ってしまいました。
「そんなこと言ってるけど、俺だって社長から色々聞いてるぞ」
「えぇーっマジでぇ?もう最悪じゃん」
「瑞希ちゃんもお姉ちゃんに負けず劣らず、とてもお好きなようで」
嫁がトイレに立つたびにそんな会話が続きました。
そして2時過ぎ、「もうダメ・・・先に寝る・・・」と嫁が寝室に入っていきました。
和室にお客用の布団を敷き、そこで瑞希が寝る予定です。
だけど瑞希は嫁がいなくなっても寝ようとせず、俺に喋りかけてきました。
さっきまでとは明らかに態度が異なり、両肘をついて前のめりです。
妙に艶っぽい表情というか目つきになり、まるで誘っているような雰囲気。
酔ってるからと分かっていても、その妖艶な表情に引き込まれてしまいそうでした。
(まずい!)と思った俺は・・・。
「早く瑞希ちゃんも寝なよ、そっちに布団敷いてあるから」
「えぇー!もう寝るの?」
「オジちゃんはもう限界なんですよ」
「社長さんはもっと元気なのになぁー」
「あの人は特別です。なんせ絶倫で有名だからな」
「でも知ってる?社長、ああ見えてちっちゃいんだよ」
「そうなの?デカそうなイメージだけど」
「しかも早打ちなの」
「へぇ~そうなんだ・・・」と曖昧な返事をしつつ、変な空気に負けてトイレへ逃げました。
少し酔っ払ってて疲れもあったので、軽くボーッとしてたんです。
戻ってみると瑞希の姿はなく、和室に行ったのかなって思ってました。
椅子に座って、嫁がいる時には吸わない煙草に火をつけて、フゥーッと一服した時でした。
突然、太ももに手が乗ってきて飛び上がりました。
なんと足元に瑞希がいたんです。
後になって思い出しても、なんで気が付かなかったのか不思議です。
瑞希は「シーッ」とかやりながらニヤニヤしています。
<続く>