僕は、妻から聞かされるこの手の話が一番興奮する。
「そいつ、美奈のことをいやらしい目で見て、夜のオナニーのオカズにしているんだぞっ!」
「そうかもね。私の洗濯物も盗まれちゃうかもよ?どうする、あなた?」
「ああ・・・、そいつに美奈のパンティを盗まれたら興奮しちゃうよ」
「あなたの大好きなこのパンティを盗まれたらどうするの?」
「ああ、美奈!そのパンティだけはだめだよ!俺のだから!」
新婚で単身赴任の夜、寂しい身体を妻とのスカイプで慰める日々。
妻の虚実入り混じった話に興奮して射精を迎える擬似セックス。
「あなたのいないときに浮気しちゃおうかな。いいわよね?」
それは妙に実感のこもった言葉だった。
単身赴任から半年、妻はチャットセックスにもなかなか応じてくれなくなった。
「ごめん、今日は体調が悪いの」
「ごめん、今日は生理だから」
「ごめん・・・」
何となく嫌な予感がした。
良心の呵責もあったが、探偵に調査を依頼してみた。
調査結果は予想通りクロ。
大学時代の元彼とセックス三昧だった。
「だってあなただって、このほうが興奮するでしょ?」
現実を突きつけた日、妻は開口一番こう言った。
「毎晩あなたのオナニーに付き合ってあげたんだから、たまには私もいいんじゃない?」
捨て台詞のようにこう言い放った妻。
結局、夫婦生活は2年で破綻した。
風の噂では、元カレの妻に収まったと聞いている。
そして僕は単身赴任から戻ってきも、別れた妻を思ってオナニー三昧だ。
ああ・・・美奈。
美奈と思いっきりセックスがしたい!