中は指をきつく締め上げ、進入に抗っている感じだった。
構わず出し入れしていると、ついに妹が・・・。
妹「お兄、やめて、お湯入っちゃうよ・・・」
声にならないほどの小声で呟いた。
俺「あ・・・ああ」
俺はそこで我に返った。
気が付けば、すでに最後のじいさまが出るところだった。
脱衣所の方に出ていったのを確認すると・・・。
妹「先に出てるから早く来てね・・・」
そう言って足早に女の脱衣所に出ていった。
露天風呂に1人。
興奮はいまだ覚めておらずカチカチのままだったが、妹を待たせては怒られると思い、俺も風呂から出た。
Tシャツで全身を拭き、浴衣に着替え、股間が治まるのを待って外に出た。
すでに妹はベンチで待っていた。
俺「わりい、遅くなった」
妹「うん、遅い」
俺「喉渇いたろ、何か飲むか?」
妹「・・・アイス」
俺「お、おう。じゃあ買いに行くか」
妹「うん」
温泉入る前のアッパーテンションがなくなり、怒っているかと思えばそうでもない様子。
蹴りの一発も食らう覚悟は出来ていたんだけど、拍子抜けだった。
湯当たりか・・・どこかポーーっとした感じ。
俺自身もどこかおかしくなったんだと思う、気が付けば妹の胸を覗き込んだり前を歩く尻を凝視したりしていた。
俺たちはその後、部屋に戻りボーっとテレビを観た。
普段ならコントのごとく話が絶えないのに、一言二言で会話が終わる。
思わず、「怒ってるの?」と聞くと・・・。
妹「なんで?」
俺「いや、元気なさそうだし」
妹「ちょっと疲れただけだよ、大丈夫だよ。・・・ありがと」
で、会話が切れる。
「当たり前だー!」って向かって来られた方がまだ安心なのに・・・。
妹を傷つけてしまったと自己嫌悪した・・・やりすぎた。
それでも夕食には多少元気を取り戻した。
妹「これ何だろ?」
俺「品書きに『牛』ってあるぞ」
妹「これは?」
俺「・・・山菜か?」
夕食が終わり、給仕さんが食器を下げつつ布団を敷いてくれた。
俺「また温泉入るか?フロントに女限定の場所聞いてやるぞ?」
妹「疲れたから良いよ。お兄こそ入ってきたら?」
布団に潜りながら言った。
俺「お前が良いなら俺も寝る。なんか疲れた」
俺も横になった。
妹「ん、お疲れ。じゃあ寝よっか」
妹が立ち上がり電気を消した。
まだ時間は8時前。
疲れているのにも関わらず、いつも寝るはずもない時間だったためか眠りに入ることは出来なかった。
それどころか昼間の露天風呂での出来事を思い出し、悶々としてきていた。
寝付けず、何度か寝返りを打っていると。
妹「お兄、起きてる?」
俺「・・・ああ、どした?トイレか?」
妹「違うよ。・・・背中・・・」
俺「背中?・・・ああ、さっき擦ったところな!バンソーコー貼ってやるよ」
妹「もう痛くないから大丈夫だよ、でもどうなってるか・・・」
俺「見てやるよ」
電気を点けようとすると・・・。
妹「点けなくていいよ。恥ずかしいよ」
俺「暗くて見えねーよ」
妹「触ってみて・・・こっち来て・・・」
暗闇の中、妹の手が俺の腕を掴んで引いてきた。
俺はそのまま妹の布団に潜り込んだ。
真っ暗な中、妹の匂いと体温を感じた。
妹は俺に背を向けて横になった。
妹「触ってみて・・・」
俺「え、・・・ああ」
手のひらで背中を擦るように浴衣の上から触ってみた。
(だから我慢できなくなるって・・・)
努めて平静を装いながら・・・。
俺「ここか?」
妹「違う・・・」
俺「ここか?」
妹「違う・・・」
俺「ここは?」
妹「違う・・・」
背中の至る所、腰や尻を触って「ここか?」と言っても、「違う?」と返ってくる。
俺「浴衣の上からじゃわかんねーよ」
妹「・・・そっか」
妹は浴衣をごそごそと脱ぎ始めた。
(俺、ダメかも知れない・・・)
妹の素肌に触りながら、声になるかならないかの小声で呟いた。
俺「我慢できなくなったら・・・ゴメン」
すると、「・・・うん」って聞こえた。
こっちもかなり小さい声だったが、はっきりと。
俺は我慢を・・・やめた。
俺は触り続けた。
俺「ここは?」
妹「違う・・・」
俺「ここは?」
妹「違う・・・」
俺「暗くてやっぱわかんないな・・・ここは・・・何?」
妹「・・・腰」
俺「ここは?」
妹「・・・背中」
俺「ここは?」
妹「・・・肩」
俺「ここは?」
妹「・・・腕」
俺「ここは?」
妹「っ・・・へそ」
俺「ここは?」
妹「くくっ・・・脇~」
俺「ここは?」
妹「・・・胸」
俺「ぶぶー、鎖骨だよ。胸はこっちだろ」
ブラの上から胸を掴んだ。
ごわごわして触り心地が良くない。
俺「邪魔だから取るぞー」
背中のホックを外した。
妹「うん・・・」
そして何も言わず、妹のパンツに手を掛けた。
すると脱がしやすく腰を浮かしてきた。
パンツを脱がした後、俺もすべて脱いで背後から抱きついた。
すでに勃起状態のモノを押し付けるように。
俺「ここは?」
妹「・・・胸」
俺「違う、おっぱいだろ」
妹「・・・おっぱい」
柔らかい、大きさもちょうど良い。
まさかコイツでこんな感動を味わうとは・・・。
しばらく無言で胸を味わった後、妹の股間に手を伸ばした。
妹の体がびくっとなった。
俺「ここは?」
妹「・・・」
俺「・・・ここは?」
妹「・・・わかんない」
俺「わかんないの?」
妹「・・・うん」
俺は先程のように擦ったり、開いたり、なぞったり・・・。
その度に「ここは?」と聞いても、「わかんない」と答えるのみ。
指を入れ、2本に増やし、掻き回し・・・。
妹は息を乱しながらも、「・・・わかんない」と答え続けた。
どんどん溢れてくる、すごいグチョグチョになった。
俺も妹の反応にどんどん興奮していった。
妹の手を取り、俺のモノを掴ませ、「これは?」と聞くと・・・。
妹「・・・お兄の」
俺「俺の何?」
妹「・・・わかんない」
そうは言いながらも嫌がるようではなく、しっかりと握ってくる。
俺はその刺激に我慢できなくなり、起き上がり妹を仰向けにさせた。
そして妹に俺のモノを擦り合わせた。
俺「こうしたらわかるか?」
妹から返事はなく、その間くちょくちょとモノを擦り合わせた。
しばらく無言が続いたが徐々に切なそうな息遣いになり、「・・・わかるかも」と答えてきた。
俺「そうか・・・」
この時はこれからの行為に躊躇はなく、むしろ(あ、ゴムないや)くらいしか思わなかった。
暗かったため妹の表情はハッキリと見えない。
(妹とやる)というより、(この女とやる!)って感じが強かった。
俺は妹の両足を抱え上げ、ゆっくりと腰を沈めた。
暗かったため何度か逸れたが、手を宛てがいグッと押し込んだ。
一気に付け根まで入っていった。
俺自身かなり久々、生でやるのも初めてだった。
そのためか、かなり気持ちがいい・・・吸い付いてくるのかってくらいジャストサイズ。
ちょうど奥まで届く感覚も初めてだった。
下手に動くと出してしまいそうな感覚だったが、一呼吸置き、何とか動きだせた。
突き上げるたび暗闇に聞こえる交わっている音と、妹の息遣い。
俺はあっという間にイキそうになり、慌てて妹から抜いた。
俺「はあ、はあ、わかったか?」
妹「・・・、わかんないよ」
俺「疲れた・・・お前、上になれよ」
妹「・・・ん」
もぞもぞと身を起こし、俺に跨がった。
俺「・・・重い」
妹「うるさい!」
文句を言いながらも俺のを掴んで自分で入れた。
妹「・・・ん」
俺は下から胸を触り、「ここは?」と聞いた。
妹「・・・おっぱいでしょ」
俺「違う、俺のおっぱいだ」
妹「あほ・・・どう、大きい?」
俺「ちょうど良い。俺のはどうだ?」
そう言って突き上げた。
妹「・・・ちょうど良い」
妹も動き、俺も動いた。
しばしの沈黙、お互いがお互いを貪り合い限界は突然訪れた。
(やば!)と思った頃にはドクドクっと中に放出してしまっていた。
動きを止めた俺に気付いた妹が、「まさか出しちゃった?」と聞いてきた。
俺「お前、激しすぎ・・・」
妹「私のせいなのか!」
頭にチョップされた。
俺「イテッ・・・悪い、大丈夫じゃないよな」
妹「・・・ピルって避妊できるんだよね?」
俺「は?お前飲んでんの?」
妹「今年からね。私、生理重いから・・・」
俺「まさか、遊ぶため・・・イテ!」
またチョップを食らう。
妹「生理の為って言ったでしょ、毎月辛いんだから」
確かに中学入った頃から毎月1日2日は学校を休んでいた。
何で休んでるか教えてもらったことはなかったけど。
俺「でもお前、初めてじゃないよな」
妹「うわ、サイテー。そんなこと考えてたの?」
俺「うるせー、なら手加減無用だな!」
それから力尽きるまで気持ちが高ぶっては交わり、どちらかが果てるたびに兄妹喧嘩のように罵り合った。
何度やったかも覚えていない。
やりまくってスッキリしたためか、翌日は妹を変な目で見ることはなくなった。
妹も全く普段通りに戻り、昨夜の話題は一切しなかった。
昨日は2人揃って変なスイッチが入っただけだろう。
この後、今に至るまで妹とは関係していない。