これは僕が今でもトラウマとして覚えている話です。

僕は小学3年生でした。
当時職人だった父は転職して、ある町工場に勤めることになりました。
その工場の社長というのが、よく従業員の家族を自分の家に招待し、食事会のようなものを開いていました。
父、母、そして僕の3人家族も例外ではなく、大体週1くらいでその社長宅に招かれ、社長の家族と一緒に食事をしていました。
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しかし当時の僕はその食事会が大嫌いでした。
なぜなら嫌な奴がいたからです。
そいつは、僕よりも1年上、当時小学4年生の社長の息子でした。
名前を仮名で『タケシ』とします。

食事会の時、僕とタケシは年が近いこともあり、僕はタケシの遊び相手をさせられていました。
タケシは親の前でこそ良い子ぶっていますが、いざ自分の部屋で僕と2人きりになると、「オレの父ちゃんは社長だぞ!いわばお前はオレの召使いということだ。だからお前はオレの言うことを何でも聞くんだ!」と偉そうに言い、僕を蹴ったり、ほっぺたをつねったりしてきました。
僕が「やめてよ~!!!」と嫌がるのを楽しんでいるようでした。
タケシはいわゆるガキ大将的な奴で、当時僕はそいつにいじめられていました。

ここまでなら、まあ子供の頃に気弱だった性格のある者ならよくある話でしょう。
しかし、何よりも僕がタケシのことを嫌いだったのが、僕の母に対して子供とは思えないような邪な気持ちを持っていることでした。

「へへへ、お前ん家の母ちゃん、若くて顔もめちゃくちゃ美人だよなぁ。オレん家の母ちゃんとは大違いだ。おまけにオッパイもお尻も大きくて、脚もめっちゃ綺麗でセクシーだし。へへへ、オレ、凄~く気に入っているんだぁ」

そんなことをよく僕に向かって堂々と言っていました。
確かに僕の母は10代で父と結婚したのでまだ27歳で、同級生の母親と比べると若いほうでした。
ここでは仮名で『ゆかり』とします。
また当時の写真を見るとスタイルもスラッと長身のモデル体型で、顔も今の芸能人で言えばモデルの香里奈似でしょうか。
息子の僕が言うのもおかしいですが、かなりの美人でした。
事実、僕の友達たちからも、「お前ん家のママ、綺麗だよなぁ」とか、近所の人達からも、「あんたんとこのお母さん、別嬪さんだからねぇ」と母のことが話題になるたびによく言われていました。
一緒に買い物などで町を歩いていると、僕の知らない若い男からよく声を掛けられていました。
子連れにも関わらずナンパされていたようです。
とにかく子供の僕にとっても自慢の美人の母親でした。

そんな母に対してタケシは、「おばさ~ん!!!」と言いながら堂々と抱きついたり、息子の僕を押しのけて母にくっついたり。
食事の間にも母の隣を陣取ったり、とにかく食事会の間、ほぼやりたい放題に母にまとわりついていました。

「あらあら、本当にタケシはゆかりさんのことが好きね」

「俺に似て美人に弱いからなぁ。すまないねぇ、ゆかりさん」

社長夫妻は母に対して申し訳なさそうにそう言っていました。
今から思うとその社長夫妻は1人息子であるタケシをかなり甘やかして育てていたようでした。

「いえいえ。いいんですよ」

所詮、まだ子供のやることということに加え、夫が勤める会社の社長の息子という遠慮もあったと思います。
母はそう言って、自分にまとわりついてくるタケシの頭を撫でてあげたりしました。

「えへへへへ」

タケシは母に抱きついて頭を撫でられながら満足気に笑みを浮かべていました。
僕は(何やっているんだよぉ。僕のママから離れろよぉ!!!)と苦々しくその光景を見て、いつも心の中で思っていました。

食事会のたびに母に対するタケシの行動はエスカレートしていきました。
母に抱きついたときにお尻を撫で上げてたり、胸に顔をうずめてスリスリしたり。
さらには・・・。

「ねえ、おばさん。オレおばさんのことが大好きだよ!だからさぁオレとキスしようよぉ!」

と堂々とキスをせがんだり・・・。
子供とはいえ、ほぼセクハラ親父のようなエッチな行為をし始めました。

「もうだめよ、タケシ君、本当におませさんなんだから」

あからさまなタケシのセクハラ行為に、さすがの母も少し苦笑いをしているようでした。
しかしそこは大人といった感じで、その場を上手くはぐらかしているようでした。

「こらタケシ!もう、ごめんなさいねぇ、ゆかりさん」

「はははは。まったく俺に似てエロくてすまんなぁ。ゆかりさん!だいすけ君(父)!堪忍してくれ」

社長夫妻も相変わらずタケシの行動に対して叱ることもなく、ただ笑っていました。
母に対してタケシがどんな感情を持っているのか。
子供ながらに知っている僕は、大好きな母にエッチな行為をしているタケシを叱ることもしない社長夫妻、そして自分の父に対しても、(なんで叱らないんだよ!)といつも思っていました。
さらに嫌なのが、そのような行為をした後、タケシは僕をわざわざ部屋に連れて行き・・・。

「今日、お前の母ちゃんのおっぱいを揉んでやったぜ、えへへへへ。想像通りすげえ柔らかかった!!!ああ・・・あのおっぱいを思う存分揉みまくりたいなあ。お前の母ちゃんの尻、マシュマロのようにプニプニだったぜ!!!へへへへ、いつかお前の母ちゃんの生尻を触りまくってやるからな!!!」

などと、母にしたエッチなことをいちいち僕に報告してくることでした。
タケシはよく父親が持っていた成人雑誌など盗み読みしていたようで、小学4年にしてはかなり性知識があるマセガキでした。

ある食事会の日、僕は例によってタケシの部屋でイヤイヤ遊び相手をさせられていた時です。
そのときタケシは僕に命令してきました。

「おい!命令だ!次の食事会の時までにお前の母ちゃんのパンティを盗んで来い!」

「い、いやだよぉ~!そんなことできるわけないだろぉ!」

僕がそう拒否するとタケシはおもちゃのバットを振りかざして、「なんだよ、オレの言うことが聞けないってのか?」と僕を脅してきました。
僕は泣く泣くタケシの言う通り、母が出かけている時を見計らって寝室に忍び込み、タンスの中から母のパンティーを1枚盗みました。
その時、子供ながらにどうしようもないほどの罪悪感を感じたことを今でも覚えています。
そして次の食事会の日、社長宅に着くや否や僕はタケシの部屋に連れて行かれました。

「おい、持ってきたか?!」

タケシは期待に満ちたギラギラした目で僕に詰め寄りました。
僕が盗んできた母のパンティーを取り出すと、「うほ~!!!」と叫んで僕からパンティを奪うと、「うわ~。すげえ。パンティだ。えへへへ、おばさんの生パンティだぁ」と真っ赤な顔で鼻息を荒くしながらパンティを隅々まで見ていました。

「へへへ、さすが美人でセクシーな女は違うなぁ。すげえエッチなパンティだ。オレの母ちゃんのだせえおばさんパンツとは大違いだぁ。はぁはぁはぁ、たまんねぇ、すごくいい匂いがする~」

タケシはそう言いながらパンティの匂いを嗅いだり頭に被ったり、「はぁはぁ、おばさん、へへへ、おばさん」とぶつぶつ言いながら、さらには裏返してペロペロとパンティを舐め始めました。

「何やってるんだよぉ、やっ、やめろよぉ、返してよぉ」

性についてほとんど何の知識もない僕でも、タケシがとんでもなくエッチなことをしているのが分かりました。
また大好きな母がタケシに汚されている感じがして、僕はタケシにやめるように言いましたが、タケシのほうはまったく意を返さず、「えへへ、えへへへへ」と真っ赤に興奮しながらパンティを舐めていました。

食事会が始まると、例によってタケシは母の隣に座りました。
食事会ではいつもタケシが母の隣を強引に陣取るのです。

(くそ~、何でだよ。そこは僕の席なのに!)

僕はいつもそう思っていました。
タケシは先程のパンティのことでも思い出しているのでしょうか・・・まだ興奮しているようで、顔を赤くしていました。
また食事の合間に隣の母を見てはニヤニヤ笑いながら、いやらしい視線を送っていました。
母のほうは特に気にした様子もなく社長婦人と会話をしていましたが、僕はタケシが母に何かしないか内心ハラハラしていました。

食事会が進むと、母の様子がおかしくなってきました。
社長婦人と会話しながらも時々ちらちらとタケシのほうを気にしているようでした。
タケシのほうも食事の間、時々視線を下に向け、何やら机の下でごそごそと手を動かし、相変わらず赤い顔で隣の母をニヤニヤしながら見上げたりしました。

(なんだ?何をしているんだ?)

僕は机の下を覗き込み、「あ」と小さく声を出しました。
母の膝まであったスカートがいつの間にか上までたくし上げられており、露わになっている太ももをタケシの手がいやらしく撫で回していました。
母はその太ももを撫で回してる手を掴んで、少し困った顔をしながらも周りに悟られないように、時々タケシに小声で何か言っていました。
おそらく「だめでしょ」みたいなことを言っていたのだと思います。
しかしタケシはまったくやめる様子もなく、先程以上に顔を赤くして、相変わらすニヤニヤ笑いながら母の太ももを撫で回し続けました。

(何やってるんだよ!やめろ!お母さんの脚に触るな!)

僕は悔しい思いで、そう心の中で叫んでいました。
母のほうはもう諦めたみたいでした。
まあ子供のやることだからと、なるべく気にしないように社長婦人と会話しているようでした。
僕もここで何か言ったら後でタケシにひどいことをされるため、苦々しい思いをしながら黙っていました。

しかし、この行動がタケシをエスカレートさせたようです。
食事会が進むと母の様子にまた変化が出てきました。
明らかに顔が先程より赤くなっており、時々何やらもじもじして、俯いたり、髪をかきあげたり、落ち着かない様子でした。
また、ちらちらとタケシのほうを見るのですが、その目が潤んでいました。
タケシは先程よりも母にくっつく感じで椅子を寄せており、ごそごそと机の下で手を動かしていました。
そして赤い顔でニヤニヤ笑いながら母の様子を見て楽しんでいるようでした。

僕は視線を下にして机の下を覗き込みました。
見ると先程母の太ももを撫で回していたタケシの手は、今は太ももの間に差し込まれていました。
スカートの奥でよく見えませんでしたが、明らかにパンティの上から母の股間を触っているようでした。
そして股間に差し込まれたその手は小刻みに動いていました。
母はその手を掴み、脚を内股にしたりしてクネクネ動かし、明らかに嫌がっているようでした。
しかしタケシはやめようとせず・・・逆に徐々にその手の動きを速めていっているようでした。
母の様子を見ると先程よりもさらに顔が真っ赤になっており、時々ピクピクと微妙に体が震えているようでした。
そしてタケシを潤んだ瞳で見つめ、小声で何やら言っていました。
口の動きから、『やめて』と言っていたのだと思います。
そんな母の様子を見てタケシのほうも相当興奮しているようで、鼻の穴を大きくした真っ赤な顔でニヤニヤしながら母を見上げ、小声で「どう?おばさん」みたいなことを言っていたようです。
“愛撫”のことなど知らなかった当時の僕でも、母がタケシにとんでもなくエッチなイタズラをされていることが分かりました。
もう居ても立ってもいられなくなり、「お母さん、大丈夫?」と母に言いました。
父や社長夫妻も母の様子がおかしいことに気づいたようで、タケシは慌てた感じで母から離れました。

「あら、ゆかりさん、顔が赤いわよ。どうしたの?気分でも悪いの?」

社長婦人が母に問いかけました。

「あ、いえ。少しお酒に酔ってしまったようで、すみません」

母は赤い顔で吐息を吐きながら答えました。

食事会が終わり、タケシの部屋に行くと僕は、「お母さんに何してたんだよ!」と詰め寄りました。
タケシは意も返さない様子で、「何だ、覗いてたのか?へへへ、お前の母ちゃん、オレの愛撫で感じちゃってたぜぇ!あの表情、たまんないないなぁ」と、先程の行為にまだ興奮しているようで、真っ赤な顔でニヤニヤ笑いながらをそう言いました。

(あいぶ?感じてる?何言ってるんだよ?)

当時の僕にはタケシの言ってることがさっぱり分かりませんでした。
タケシはおもむろに母のパンティを取り出すと頭から被り、先程母を触っていた手を見て舌舐めずりしたかと思うと、チュパチャパと指を舐め始めました。
そして目を閉じて・・・。

「はぁはぁ、おばさんもオレの愛撫で感じてたねぇ。感じちゃってたねぇ。すげえエッチな顔してたよぉ」

と、上言のようにぶつぶつ言いながら片方の手で自分の股間を擦っていました。
僕はタケシのその異常な様子に怖くなり、「何だよ・・・何やってるんだよ?やめろよ!」と言いましたが、タケシはまったく意に返しません。
そしておもむろに目を開けたと思うと、僕に向かって叫ぶように言いました。

「はぁはぁ、もう駄目だ・・・へへへ、もう我慢できないや・・・セックスだ。えへへへ、オレ、おばさんにセックスしてやるんだ!」

「せっくす?何だよそれ?お母さんに何する気なんだよ?」

小学3年生の僕にとって、また聞きなれない言葉が出てきて、僕は当惑しながらタケシに聞きました。

「えへへへ、知らないのか・・・まあ言っちゃえば、お前の母ちゃんとセックスして、オレのものにするってことだ!」

タケシは僕に向かってニヤニヤしながらそう言い放ちました。
当時の僕にその言葉の意味は理解不能でした。
ただ、こいつが母に今まで以上にエッチなことをして僕から奪おうとしているのは明白に分かりました。

「そんなのできるわけないよ。お母さんがお前のものになんかなるわけないだろ!」

僕はそう言いましたが・・・。

「い~やっ、してやる。お前の母ちゃんとセックスしてオレのものにしてやる。たっぷりとエロいことしてやる。えへへへ、今からたまんないぜぇ!!!」

タケシは高笑いしながら激しく自分の股間を擦りました。
僕はそんなタケシの様子を見て・・・。

(大人である母がお前みたいな子供のものになんてなるわけないだろ、そんなこと絶対に)

不安な気持ちを抑えるように何度もそう自分に言い聞かせていました。

「えへへへ、とりあえずお前ん家の場所を父ちゃんに聞かないとな」

タケシはそう小さくつぶやきました。

それからしばらくして・・・その時が来ました。
僕が小学校から帰ると玄関に見慣れない子供靴がありました。
直感的に、(あいつの靴だ!)と分かりました。

(なんであいつが僕の家にいるんだ?そんな・・・まさか・・・!)

母を自分のものにすると宣言したタケシの言葉が頭によぎり、どうしようもなく不安にさせました。
そのとき僕は、家に入るべきか迷っていたのを今でも覚えています。
子供ながらに、入ったらとても嫌な光景を見てしまいそうな気がして、(そんなことあるわけがない!)という思いがぶつかっていました。
しかし同時に何かドキドキした感情のようなものもありました。
ある種の興味に近いものです。

そんな複雑な感情を抱きながら、僕は「ただいま」も言わず家に入りました。
居間に人の気配がしました。
僕は生唾を飲みながらゆっくり近づいていきました。
別に特に何もない様子でしたら、普通に「ただいま」と言うつもりでした。
僕は居間をゆっくりと覗きました。
そして僕はその様子を見て凍りつきました。

<続く>