俺「勝手に早退して酒盛りすんな」
高田「今日のは出席が足りてるから大丈夫」
(そういう問題ではなくてだな・・・)
女の子達に目をやると、高田が用意したと思わしき軽めのカクテルで今日も酔っ払っている。
高田「飲むだろ?」
俺「車だっつーの」
場に加わりながらも出してもらったお茶をチビチビ飲んでいると、まずはアリスが潰れた。
高田は「しょうがないなぁ」とか言いながら肩を貸してロフトに上がっていったが、帰ってくるつもりがないのは明白。
俺は喘ぎ声が響かなないように、コンポを起動しておく。
ミカ「俺さん、飲まないんですかぁ?」
頭が弱めのミカがしなだれかかってくる。
俺「ごめんね、今日は車なのよ」
ミカ「えーじゃあ今度、星を見に連れてってくださいよ。いい所あるんです」
俺「じゃあ今度みんなで行こうか」
ミカ「やったぁ!」
酔ったミカが俺にキスをしてくる。
まだここ1週間の付き合いだが、ミカには何度もキスをされた。
ただミカは俺のことが好きなわけではない。
単純にキス魔なのだ。
さすがにアリスの彼氏である高田にはしなかったが、エリナやアリスにも何度もキスをしていたし、キスを拒むと「チューしてよー」と甘えてくるので、この頃には好きにさせるようにしていた。
俺「ミカちゃん、夕方から酔いすぎじゃない?」
ミカ「ちょっと寝て酔いを醒ましてから帰るから大丈夫でーす」
そう言うとミカはふにゃふにゃと寝転がって寝る準備に入ってしまった。
ミカ「隣に来て一緒に寝てくださいよー」
俺「ムラムラしちゃうからダメー」
ミカ「ムラムラしたらいいじゃないですかー(笑)」
俺「ムラムラしちゃったら責任取ってくれんの?」
ミカ「取りませーん(笑)」
ミカは笑っているが、男の前で無防備に酔っ払って寝転がるミカを見て、(そりゃあ襲われるわな)と思った。
ミカが、「早く早くー」とせがむので、根負けした俺はミカの横に寝てやる。
ミカ「聞いてください。昨日、例の友達に、『謝りたいから』って呼ばれて行ったんですよ」
俺「また会ったの?」
ミカ「はい、そんで謝ってくるから許してあげたのに、お酒を飲まされてまた無理やりしてくるんですよ!酷くないですか!」
俺「そりゃあ、そいつの前でお酒なんか飲んだらそうなるでしょ?」
ミカ「えー、でも俺さんとか高田さんはそんな事しないじゃないですかー」
やっぱりミカは頭が弱めである。
俺「じゃー例えばさ」
俺はそう言うと、ミカにかなりディープキスなキスをした。
ミカは拒否することなく俺の舌を受け入れてトロンとした表情になった。
俺「なんでキスされて怒らないの?」
ミカ「だってチュー好きだし」
俺「そいつともチューした?」
ミカ「いっぱい」
俺「そりゃ相手もエッチできるって思うし、ミカがエッチは嫌だって言ったらビックリするよ」
ミカ「だって、チューとエッチは違うし」
ダメだ、こいつ・・・。
俺「横に寝ててチューできるなら、俺だってしたくなるよ?」
俺はミカのスカートに手を入れて、クリの辺りをツンツンした。
ミカ「んっ・・・ダメ・・・」
ミカが初めて拒否した。
俺「簡単にスカートに手を入れられたらダメでしょ(笑)」
ミカ「じゃあ次からスカートは穿かないようにします(笑)」
ミカは俺がつついた辺りを撫でながら笑った。
ミカ「昨日ね、無理やりされた時に少し中に出されたかも」
ミカが少しだけ真面目な顔になった。
俺「ゴムは無かったの?」
ミカ「たぶん。顔にもアレが飛んできたし」
俺は何も言えなかった。
男の前で無防備になるミカ。
無理やり初体験を奪われても笑うミカ。
中に出されたことにだけは少しだけ真面目になるミカ。
彼女をどう扱っていいのか、俺には分からなかった。
それからまた数日後。
俺はミカに誘われて、星空が見える山奥に来ていた。
アリスは高田とデート。
リサも彼氏とデート(実は彼氏がいたらしい)。
本当は下着を脱がした時から少し気になっていたエリナも誘いたかったが、あいにくバイトで時間が取れなかった。
なので、この日は俺とミカの2人きりだった。
俺「急に誘いがあったからビックリしたよ」
ミカ「今まで車を持ってる人と遊んだことなかったから連れてって欲しかったんだ」
ミカは助手席ではしゃいでいる。
時刻は既に夜の9時を回っていたが、ミカの親はかなりの放任で、何日も外泊するとかでなければ何も言わないらしかった。
俺は山間の路肩に車を停めてヘッドライトを消した。
そこは空が開けており、星空を見ることができた。
ミカ「みんなで来たかったですねー」
俺「そだね」
その日のミカは胸元が大きく開いたデザインの服を着ており、ミカの横にいると、小さな谷間を覗き込むことができた。
ミカ「車の中からじゃ少し見辛いですね」
俺「サンルーフとか無いからねぇ」
俺はエンジンをかけたまま車外へ出た。
ミカは少し経ってから、やけにゆっくりした動作で車外へ出てきた。
俺「どうしたの?」
ミカ「んーと・・・」
俺「???」
ミカ「実はまたヤラれちゃって・・・アソコがヒリヒリしてるんです」
俺「また会いに行ったの!?」
ミカ「今度は違う人なんですけど・・・。ほら、『中に出されたかも』って言ったじゃないですか。それを男友達に相談したら、『妊娠したら大変だから見てあげる』って言われて」
俺「ほう」
ミカ「それでアソコを見せたら、いきなり入れられちゃいまして(笑)」
俺「その人は医者なの?」
ミカ「違います、同級生です」
俺「医者でも見ただけじゃ妊娠してるかなんて分からないのに、そいつは見ただけで分かるの?」
ミカ「今思えばそうなんですけど・・・でも『処女膜が残ってるか見てあげる』って言われて、つい・・・」
底抜けのアホである。
自分でも書いてて、こんなアホいるわけねぇって思うが、ミカは本気でアホだった。
俺「それでヤラれちゃったと」
ミカ「あ、ゴムはしてくれました。でも何回もされたからゴムの摩擦で痛くなっちゃって・・・」
ミカが股間を押さえながらモジモジしている。
俺は流石に呆れてしまった。
俺「男と2人きりで遊んだらダメだな」
ミカ「でも俺さんはそんな事しないじゃないですか?」
俺「俺だって男だからミカを襲うかもよ?」
ミカ「俺さんはしませんよー」
そうやって「襲う」「しません」を繰り返すうちに、俺はミカに怖い思いをさせて少し脅かすことにした。
俺「ミカ」
ミカ「はい?」
俺はミカをボンネットに押し倒してキスをした。
両手を頭の上で押さえつけたままジュルジュルとミカの舌を吸い上げる。
ミカ「んっんっんっ」
ミカは怖がるどころか積極的に舌を突き出してくる。
俺はそのままミカのジーンズを半分脱がして下着に手をかけた。
俺「な?男と2人だとこうなるだろ?」
俺は手を止めてミカに声をかけたが、ミカはボンネットの上で半脱ぎのまま横たわっている。
ミカ「あの、生だけはダメかなーって・・・」
俺「・・・」
嘘をつくなと言われるかもだけど、それまでミカとはキスくらい何度もしてたし、あくまでも男の怖さを教えるつもりだったから、ホントにエッチする気はなかった。
だけど、瞳を潤ませてジーンズを半脱ぎになったまま車のボンネットに横たわるミカを見たら理性が飛んでしまった。
俺「いいの?」
ミカ「俺さんは無理やりじゃないから・・・優しくしてくれるなら・・・」
ミカの「無理やり」の定義はよく分からなかったが、これは無理やりにはならないらしい。
俺達はそのまま車内に戻り、ダッシュボードからコンドームを取り出すとミカに覆いかぶさった。
真夜中の山道で車内に2人。
車も通らないだろうと俺たちは全て服を脱ぎ捨てて抱き合った。
王様ゲームの時のように俺はミカのクリにペニスを擦り付ける。
そのまま入れてしまいたかったが、ゴムだけは付けることに。
俺「ミカ、俺にゴムを付けてごらん」
ミカ「裏表が分からなくて難しいですね・・・」
ミカは暗がりの中でモタモタしながらも何とかゴムを付けてくれた。
俺「お尻をこっちに向けて」
ミカ「うん」
ミカは狭い車の中でも上手に身体を入れ替えてお尻を突き出した。
女特有の匂いが車内に広がる。
俺はミカの腰に手を当ててペニスの先端をミカのマンコにあてがった。
俺「いんだね?」
ミカ「うん・・・」
ゆっくりと腰を突き出す
処女を失って間もないミカの膣壁はまだ硬く、十分に濡れているにも関わらず、かなり力を入れなければ亀頭も入らなかった。
ミカ「気持ちいい・・・ゆっくり入れてもらったらこんなに気持ちいいんだ・・・」
まだ亀頭しか入っていないが、処女を失って以来初めてエッチで気持ちよさを感じたようだ。
ミカ「エリナがね、俺さんのこといいなって言ってたんです」
突然のミカの告白。
俺「今、それ言っちゃうのかよ?」
俺はゆっくりとペニスをミカから引き抜いた。
ミカは「はぁっ」と溜息のような喘ぎ声を漏らした。
ミカ「やめちゃうんですか?」
俺「そんな話を聞いたらねー」
ミカ「ごめんなさい、そんなつもりじゃなくて・・・世間話のつもりで・・・」
俺「ミカだって友達の好きな人とエッチはできないでしょ?」
ミカ「俺さんが誘ったからいいかなって思って」
悪気はないらしい・・・。
ただミカは人間関係が致命的にアレなだけ。
そして性欲に流された俺も悪い。
しばし気まずい雰囲気が流れ、ミカは「内緒にします」と呟いた。
そこから俺たちは秘密で1晩限りのエッチに没頭した。
ミカは快感とも苦痛とも取れる喘ぎ声を車内に響かせ、3回分の俺の精液を受け止めた。
ミカは「今までのエッチって痛いばっかだったけど、ホントはこんなに気持ちいいんですね」
ミカは自分のお腹を撫でながら呟いた。
それからミカは約束を守って、この夜の一件を内緒にしていた。
ただしエリナにだけ。
アリスとリサには筒抜けになり、あっさりとアリスからエリナにもこの夜の話が伝わった。
こうして高田以上に手が早い男として女の子たちは俺から離れ、高田にはいつもの倍くらい「女癖が悪い」と笑われた。
女の子のネットワークは甘く見てはいけないという教訓を俺の中に強く残して終わった。